零戦を見に行くツーリング | かーぶのブログ

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ツーリングとバイクいじりのブログです。

東京は、あまり行かない。特に用事が無いし、あっても公共交通で行く所。バイクでなんか一番行きたくない所、行っちゃいけない場所と思っていた。クルマ多い人も多い、信号だらけで道もごちゃごちゃ。走るより混雑に飛び込むようなもの。

 
が、ちょいと都内行きたい事案が場所が発生(?)し、5月の陽気、もしかしてバイクで行くのも有り?
行きたいとこにバイクで行かずバイク乗りと言えるか!(と、死んだ爺ちゃんの声が聞こえたような気がしたw)日曜ならば都内の混雑もさほどでも無かろう、てな感じで・・・



バイク乗りならバイクで行くべしwとなった。
 
 

東京に行くとなったのは、遊就館、つまり零戦が公開されている事を知ってしまったから。
 
私の行きたい場所リストの一つに「知覧特攻平和会館」があるのだけど鹿児島県。なかなか行けないなあ、と思っていた所に靖国神社の遊就館と言う所で準じた公開、零戦が公開がされていると知り、「ぜひ行きたい、行かねばなるまい。」
 
 
今はバイクに乗って遊んでいられる日常があるけど80年遡った時代はそうでは無かった。平和な時代に生まれた事を感謝せねばならない、もっと史実を知りたいと思うようになったのは去年の北海道ツーリングがきっかけだった。

(歴史は中高の頃の授業で習ったかもだが、全く記憶にないのですよね・・・悲しい事に。)
 
 


 
「零戦を見に行くツーリング行かんー?」

と募ったら3人3台喰いついた。バイク乗りたくて仕方がないオヤジ三匹。w

わくわく早起き5時前には目が覚め(遠足の小学生かよ)、しかし出馬のGS1000クーリーレプリカ(以下M君:双子のオヤジ)は早起き失敗、「現地(靖国神社)で会おう」となる。
 

行程はオール高速道路。 
 


往路
200キロ先の関越道三芳パーキングに8時集合としたのは、BMWのS1000R(以下E氏:40年来の同級生)。


E17関越トンネル
 
 
三芳にて無事合流のち、S1000R車載カメラより。(thx@E氏)


E17→C3@大泉JCT
前日までは良い予報だったのだが
 

C3→5号線@美女木JCT。
当日早朝の予報は悪化した。
 

熊野JCTをC1方面へ
 

ステージは日曜朝のガラガラC1都心環状線。ビル群の中の首都高を走るなんて「サーキットの狼」1巻みたいだ、ガキの頃の願いが叶う!爆笑
 

東京タワー眺めながらのコーナーリングなんて、エモ!w
 

C1の走り楽しさに目覚めたかw
 

C1周回15キロを楽しんだのち5号線に戻る。


5号線下り西神田outしたら目的地はすぐそこ。
 

9:00靖国神社駐車場
ここは一昨年の浜田省吾コンサートで来た武道館と徒歩圏内の至近距離!あの時はコロナ第六波の中、新幹線でトンボ帰りだったなあ。



大鳥居でE氏と記念撮影したり、お賽銭をあげ、宿ってる二四六万六千の御霊にささやかながらの祈りを捧げたり。御朱印集めしてるE氏の影響で御朱印帳なるものを私もやってみる、何ヤラこれもバイク乗る口実となり得る模様で残り1ページで御朱印帳がいっぱいとなると言うE氏は「俺はこれで極楽浄土へ行けるぜ、へ、へ、へ」と言うが本当なんだろうか?E氏の行いを少し知る私としてはヤツはそうはならないと思うのだが。(かと言って打ち首までは行かないけどネ)


で、遊就館。拝観料1000円のところJAF割で800円。JAFが役立った。二輪車レスキューも始めたJAFに、抜けようかと思った所を思い止まり、それでも世話になる機会も無く、久々にでもJAFが役立った(200円×2名)。



80年前、これが空を飛んでいた。





機首から放つ7ミリ機銃の弾はプロペラに当たらないように同調装置が備えられていたらしい。高速回転してるのに当たらないなんて信じられない!

星形栄エンジンの排気管と、主脚柱


タミヤ模型からこの零戦のプラモデルがラインナップされてて、プラモはバイクとクルマ専門の私なんですが(と言うクセに何年もプラモやってないw)この零戦模型も作らねば、作りたいと強く思った。



タミヤHPからの星形エンジンと操縦席。
F1やバイクプラモと同様、そそります。




当時、多くの若者は国に命を捧げたと聞く。その必要なくのほほんと生きて居られる俺は当たり前と思わずもっと平和に感謝すべきだな。零戦の他にも多くの資料、兵器、遺書遺品などが展示されていて想定した2時間では足りなかった。特に屠龍(戦闘機)エンジン部品の残骸、過給機やバルブ、空冷フィン、ピストンなんかはバイク好き(イコールエンジン好きw)としてしげしげと見学した。ドイツ製戦闘機エンジンの国内コピーしたエンジンや、当時世界基準をはるかに超えていたと言う酸素魚雷の展示もあった。





遅れてきたM君が到着し、3台合体。
 
 
 
知覧から飛び立つ際に当時振る舞われたと言う玉子丼を味わい、パイロットを偲んだ。

 



 
 
帰路
首都高6号→C2

 


6号向島in
この先200キロ一気走り。
 

高架を走る首都高は眺望がなかなか良い。M君満面の笑みで小菅JCTの工事渋滞もまた楽しw
(工事知ってたら別ルート選んだのに)


S1→E4
怪しい雨粒。濡れるほどは降らない。
 
 
E50→E17で帰宅。
 



周回OKの「ETCツーリング割引」使ったので無駄にE4→E50と繋ぐのはツーリストの定めでしょw
(S1→E4は未走ルート。この機会に半ば無理やり回った。)




おかげで「ただいま」は日没後となってしまった。
 


零戦をはじめとした展示物には強く刺激を受け、走りの方も首都高ってこんな楽しいものなのかとなり、(渋滞だと地獄)、オール高速500キロの少々弾丸なツーリングでしたが多くの初めての道初めての景色もあって日帰りの中では私の三指にはいる印象深いツーリングとなりました。また見に走りに行きたいとなったのは予想以上です。首都高絡めたツーリングは結構楽しいぞ🤣
 

ツーリングの記録
行動時間:5:00~19:30
走行距離:503キロ
出馬:BMW S1000R@E氏
   スズキ GS1000クーリーレプリカ@M君
   ヤマハ MT-07 @おれ
お食事:靖国八千代食堂の卵丼 
初めて:C1周回、6号向島線、E4東北道の岩舟JCT以南


ルート図