よく聞く言葉に、「そのままでいいんだよ」「ありのままでいいんだよ」というのがありますよね
「そのままでいいんだよ」「ありのままでいいんだよ」という言葉を、文字通り受け止めると、「変わらなくていいんだよ」ていうことになります。じゃあ、「変わらなくていいの?成長しなくていいの?」て思ってしまいますよね。
やっぱりそんなことはなく、難しく思えることも、あまりにも早い段階で、「ま、いっか」と諦めてしまうのはもったいないです。
素敵でかっこいい人に憧れて、あんな風になりたいなて思うことはいいことだし、難しいことにトライして、一歩を進めるだけでも、絶対に小さな成長はしています。
人間には必ず「伸びしろ」があるんです。知識や包容力みたいに、年齢とともに深まっていくものもありますしね。
だからといって、あまりに無理をするのもどうかな、と思います。
おとなしいキャラを無理に変えて、とがって突っ張ってみると、それはそれで怖がられたり、お互いが本当に落ち着く相手と、友人になれなかったりします。自分の良さまで失ってしまうんですね。
また、今はまだやれないことに目を向けすぎたり、がんばりすぎてしまうと、疲れて、ほころびが増え、はじけてしまいます。
やっぱり、余裕が追いつかないことは、どうやっても上手にさばくことはできません。
本来の自分の、ありのままの良さはきっとあって。
それは、本当に、あなただけが持っている色、あなたにしか出せない味・・・。
あなたにしか出来ないことだっていっぱいあるのに、自分では気づいてなかったり、過小評価していたりします。
いろいろ考え尽くしたりやってみたけど、壁にぶつかって、もうどうしたらいいのかわからないのなら、とりあえずごちゃごちゃその場をごまかしたり、パワー不足なまま、無理やり気合いで乗り越えていくんじゃなくて、もう、開き直っちゃっていいんじゃないかな。
「こうありたい自分!」ていう理想を急に掲げて、それに自分をあてはめていく、んじゃなくて、自分らしくしていたら、いつの間にか、いい方向に進んでいた、ということがあります。
たとえば、「ソーイングが得意な人が、楽しみながら作っていたら、知り合いやご近所さんから依頼が増えて来て、仕事になった、さらにやりたかったことに繋がった」、というような話は、実際によくあります。
やっぱり、無心になったり、リラックスしないと、何も始められないし、続かないんですよね。
あせらず、長〜い目で。
どうしても身動き取れないような時だって、実際にあります。
地球上には、冬や雨の日、嵐の日もあるけれど、また、春や晴れの日を待てば、自然に、ふっと動き出すタイミングがやって来るんです。
一人で完璧になる必要もなくて。
地球、社会、はパズルのピースの集合体だから・・・。
ちょっとどこか欠けてる、でも自分だけの良さをもっている。そんなあなたのことを、そこがいいな、おもしろいな、そんな人だからサポートしたいな、という人もいたりして、反対にあなたもそうやって誰かをサポートして、世の中は回っています。そこに、ほっこりな笑顔が生まれます
<<そのままでいいんだよ②へ続く>>