作品展が終わり、ブログで作品のご報告をしなくちゃ!
と気になりつつ、レッスン準備や、お待たせしているオーダーを順番にこなしながら・・・お待たせしました。
(もっと早くに計画的にやればいいのに)
搬出した作品も手元に戻ってきたので、写真も撮り直したので、紹介致します。
細々とある付属品や販売作品、共通作品のワンコとか、
材料のこととか…
数回に分けて書きますので、どうぞお付き合い下さいませ。
出展作品
『メイクアップビューロー
~美濃焼タイルを貼った三面鏡台~』
作品の特徴は
●メイク用品で汚れることが前提の素材選び
●タイルを使ったこと
●三面鏡が着脱式 です。
正面からは
ちょっと斜めから…
メイク用品で汚れることが前提なので、水拭きや軽く家庭用洗剤でも拭き取ることができます。
汚れに強いという利点がありますが、カルトナージュに使いにくい点もあります。
壁紙は表面はコーティングされているので、
通常のボンドだけでは接着できません。
壁紙同士が接する部分は多用途用のボンドを使い、
制作中は2種類のボンドを用意し、刷毛とへらで使い分けていました。
また、壁紙は幅が生地よりもとても狭いので、1mを購入してもあっという間に無くなってしまいます・・・。
今回の制作途中で、3回も買い足すという・・・。
今回の壁紙はドイツ製。
中間色の色合いがとてもよかったです。
全体の色合いは、このビューローの持ち主となる娘の希望と、
そして、作品展の会場の明日館に馴染むことから考えました。
三面鏡は正面にぴたっとはまりますが、
使用する際は棚の上に固定できるようになっています。
また、携帯用スタンドミラーボックスと共に持ち運びできます。
今回の作品は、12月に二十歳を迎える娘への贈り物。
通常は洗面台でメイクをしていますが、
自分の部屋にもメイクコーナーがあるといいなあ、
と言っていたので、自室の棚の幅に合わせ奥行を決め、
娘の身長に合わせて三面鏡の高さを出し、製図しました。
そして、持ち運びできるミラー類は、バレエの発表会時に楽屋に持参できるといいなあ、と思ったからです。
タイルを取り入れることです。
作品展の出展作品を考える際に、先ず頭に思い浮かんだのが、
『タイル』でした。
小さくて、キッチンや洗面台に使われていいるような、
主役級ではなくて、
普通だけど、なんだか可愛い、
そんなタイルを使ってみたかったのです。
カルトナージュに簡単に取り入れられるタイルであることも大切な要素。
こちらは国産美濃焼きの小さなタイルがシート状になっているものを使いました。
目地も最初からセットされているので、必要な大きさにカットし組み合わせて使用しました。
タイルとカートンの面を完全にフラットにすることに気をつかいましたが、ぴっちりと埋め込むことができて気持ち良かったです。
これからもレッスンで作れるようなタイルの作品も考えてみようかな、
と思っています。
いつになるかわからないけれど・・・
きっと来年になると思うけれど、気長に待っていて下さいね。
次回に続く・・・。