NIKE ZOOM LEBRON 2 PE Beast | Sneaker is my soul

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マイコレ紹介565回目、クツは437足目です。

世界に一足だけ、と言われた究極の存在。

 

NIKE ZOOM LEBRON 2 PE "Beast"

 

非常に希少なサンプルモデルです。

2017-18シーズンのNBAは、ファイナル進出チームが決定しました。

西は、ゴールデンステイト・ウォリアーズ。

そして東は、クリーブランド・キャバリアーズ。

四年連続でこの2チームの顔合わせとなる訳ですが、しかしてその道程は、非常に困難なものでした。

特にクリーブランドは、第4シードからの実に苦しい戦い。

それを乗り越えてのファイナル進出は、やはり彼あればこそ。

レブロン・ジェームズは、やはり超越者でした。

 

特にカンファレンスファイナルでの彼は、バスケットボール選手としての究極を出し尽くした感があります。

シリーズ7試合の平均は、

41.5分 33.6得点 9.0リバウンド 8.4アシスト 1.14スティール 1.14ブロック FG52.4%

上にあるスタッツが示したものだけならず、実際ゲームを見ても。

適当な表現が見つかりませんが……率直に言えば、「異常すぎる」プレーぶり。

NBAファイナルの結果がどうなるかはわかりませんが、現時点まででも、レブロン・ジェームズのプレーオフの中で今年が最高なのではないかと私は感じています。

 

あらゆる形容詞で飾っても足らない、レブロンの凄まじさ。

その彼を称える想いを私なりに表すべく、今日はこの一足を紹介することにしました。

通称、【ビースト】です。

この一足は、LEBRONシリーズ第2弾をベースにしたスペシャルモデル。

存在が世に知られたのは、四年半前。

レブロンが自身のインスタグラムで『世界で一足だけの LEBRON 2 だぜ』と写真を投稿した時でした。

その時は、あまりに特徴的すぎるルックスと世界で一足しか存在していないという事実に、スニーカー界はかなりざわつきました。

当該の投稿に23万件ものいいねがついているあたりに、その衝撃度がわかります。

 

元来LEBRONシリーズではいわゆるPE、非売品の "Player Exclusive" が多く作られてきましたが、この【ビースト】は中でも特筆すべき存在であったと思います。

『キメラ』とも表現されるほどに奇抜なデザイン、そしてワンオフであるという究極の希少性は、異質にすぎました。

それから二年ほどたって、ZOOM LEBRON 2 のレトロ(復刻)のサンプルとして、【ビースト】が何足か新たに製造されていたことがわかり、そのうち一足がスニーカー市場に流通しました。

それが売り払われた際の価格、6500ドル。

製造数の極端に少ないサンプルアイテムとはいえ、え!? と思える価格ですよね。

なお、復刻化のサンプルだというものの、今日まで一般販売されるとの報はありません。

こういった流れは、サンプルが作られただけでお蔵入りする可能性が高いパターンですから……今再び市場に流通すれば、さらなる高値になるだろうと予想します(滝汗

 

今回紹介するのは、サンプルで製造されたうちの一足。

実際に何足製造されたのかは、実のところ私も知らされていません。

非売品のPEモデルであっても、製造数がどれくらいなのかは結構話が伝わってくるのですけど、この一足についてはそうした大まかな話でさえ聞こえてきません。

さすがに、一桁しかない、なんてことはないと思いますが。。。

 

前置きはこれくらいにして。

各所を見ていきます。

ZOOM LEBRON 2 と言えば、鎧のようなパーツ構成にアンクルストラップと、フットギアに関するレブロンの好みをそのまま具現化させたシューズであることは、当ブログでも以前から言及しています。

それをこの【ビースト】では、ゼブラ柄とレオポルド柄のポニーヘア素材で作り上げました。

ところどころでレザー素材を用いていますが、基本は二種類のポニーヘア素材を組み合わせています。

王冠ロゴ、サイン等の刺繍、シューレースは朱にして実によいアクセントに。

ZOOM AIR が内蔵されたミッドソールは、黒く塗りつぶしてあるかと思いきや半透明のクリア仕様。

インサイド側。

ポニーヘア素材のボリューム感がすごい。

スウッシュは刺繍。

ミッドソールのヒール付近には、ZOOM AIR が搭載されていることを示す"ZOOM"の文字が示されています。

正面から。

ふさふさした素材感でこうした柄となればかなりしつこいルックスになりそうなのですが、意外にもうまくマッチした印象。

シューレースホールにも使われている金のメタリックパーツもいい味出してます。

そして、トップ部のアンクルストラップ。

マジックテープで留める作りですので、足入れの際は一旦外します。

ヒョウ側のストラップの下から現れるシュータン、やっぱりヒョウ柄。

 

なお、アンクルストラップの裏側には、

この通り、@kingjames というレブロンのSNSアカウント名が刺繍されています。

初のお披露目がインスタグラムでしたから、この辺りにはなるほどと思うしかない(笑

後方から。

ZOOM LEBRON 2 らしいどっしりした佇まいはこの【ビースト】でも変わらず。

縦に走るプレートはメタリック仕様で、LEBRONの名が造型されています。

インソール。

ZOOM LERBON 2 ではお馴染み、タグを縫い付け。

シューレース先端。

艶消しのプラスティックパーツに、"KING" "JAMES" と刻印。

アウトソール。

白ではなく、クリーム色。

この微妙な色味が、完全に塗りつぶさず半透明にしたミッドソールと合わさって、重たくなりがちのアッパーの印象を中和しています。

またこちらにも "KING" "JAMES" と刻印されていますね。

 

それでは、他いくつかのアングルから。

実に素晴らしい。

この存在感は、レブロンのインスタグラムで初めて目にした時からいささかも色褪せていません。

いや、当然ながら、実物のインパクトはよりすさまじい。

なお、その初お披露目時の画像はこちらです。

(via kingjames

 

これが手元にあるのですから、スニーカー界は広いようで狭いなぁ、と思います。

(実のところ、私はかなり安価と言っていい金額でこれを譲られたので、そういう意味では若干怖さもあります苦笑)

 

この一足が持つ【ビースト】という名は、もう人間を超越しているレブロンにぴったりなネーミングだな……とは、つい数か月前まで思っていました。

が、私は今季のプレーオフをここまで見てきて、もはやビーストという表現でさえ彼には全く足りていないと思い直しました。

 

バスケットボール界では並ぶもののない圧倒的な存在となった、レブロン・ジェームズ。

プレーヤーとしての33歳は、決して若くはありません。

しかしそれでもなお、過去最高とも言えるパフォーマンスを見せてくれるのですから、ただただ感嘆するほかない。

では改めて、NBAファイナル進出を決めたイースタン決勝第7戦のハイライトを。

ハイクオリティすぎるプレーぶりですが、さらに彼はこのゲームで1秒たりとも休まず、48分フル出場しています。

本当にもう、人間ではない何かに……究極たる存在に昇華してしまいました。

 

無論。

このゲームに限らずチームの全てを背負って闘い続けてきた彼の体は、もう悲鳴を上げかけているでしょうし、疲労困憊でしょう。

でも、NBAファイナルの第一戦のコートではそんなところをおくびにも出さず、また究極たる姿を見せてくれるに違いありません。

皆さんもどうぞ、彼の集大成たるシリーズを見届けてください。

今私たちは、後世に語り継ぐべき瞬間を目撃しているのですから。

以上、ズーム レブロン2 ビースト PE の紹介でした。

 

NBAファイナルは、日本時間の今週金曜日に開幕します。

クリーブランドの劣勢との予想が伝えられていますが、勝負はやってみなければわからないっ。

究極たる男が、きっとまたやってくれるはずですよ!

 

ということで、本日はこれで。

また次回に~!