AIR JORDAN XXX2 PF "Bred" | Sneaker is my soul

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マイコレ紹介539回目、クツは412足目です。

NBAに禁止された、記念日に。

 

AIR JORDAN XXX2 PF "Bred"

 

超有名シリーズの最新作、このカラーで登場です。

NBA207-18シーズン、本日開幕しました。

スター選手の移籍が相次ぎ勢力図が激変した今シーズンは、さらなるドラマが待ち受けていることでしょう。

 

そのNBA開幕に合わせるように。

あの伝説のシリーズの最新作が、話題のカラーで登場しました。

シリーズ2作目のAIR JORDAN 2 のデザインを取り込みつつ現代の技術を融合させた、シリーズ第32作目、XXX2。

そのニューカラー、通称 "BANNED" です。

実のところこの一足が今日発売されたのは、NBA開幕に合わせた、という訳ではありません。

10月18日というのは、AIR JORDAN にとってある種の記念日なのでして。

 

1984年にNBAデビューしたマイケル・ジョーダンは、黒と赤の AIR JORDAN 1 を履いてプロのコートでプレーしようとしたところ、そのカラーリングが当時のNBA規程に抵触したとのことで、着用を禁止されました。

しかし、『禁止された』事実を逆手にとってプロモーションすることを選んだジョーダンとNIKEは、禁止されてもなおそのカラーを履き続けた……というのは有名なエピソードですが。

そのNBAからの禁止令が下りたのが、10月18日だったのです。

今回紹介の一足は、NBAから禁止された黒赤のAIR JORDAN 1をイメージしたカラーリングであり、ゆえに発売日が今日に設定されたのでした。

 

そんないわくつき(笑)なこちら、各所を見ていきます。

アッパー前部は、厚手に生成されたフライニット素材。

それを繋ぐように広範囲にワイヤーを編み込み、柔軟性を保ちつつも充分な剛性を確保。

アッパー後部はレザー素材で覆い、くるぶしから踵までを保護。

重厚さを醸し出すシルエットの中で、ミッドソールに配されたメタリックな赤いジャンプマンが存在感を示しています。

こちらは、インサイド側のアウトソールですが。

【ENGINEERED FOR FLIGHT】 と記されています。

これはJORDANブランドでよく見られるフレーズなのですが、意味合い的には 【飛ぶためにこれはある】 という感じですね。

正面から。

このアングルだと、フライニットのパターンがよくわかりますね。

また、赤いワイヤーが一面に走っていることも見てとれます。

シュータントップには、インパクト抜群のウィングロゴ。

黒光りしてかっこいいです。

 

なお、モデル名にあります 【PF】 とは、【パフォーマンスフィット】の略。

NIKEバスケットボールでいうところのEPのことであり、アジア圏向けとも言える幅広のレイアウトを採用したモデルを指します。

JORDANブランドではEPという表現は使わずPFという表現になりますので、JORDANブランドでPFと表記されているものは、インターナショナル規格のものよりも若干幅広の作りだと思っていただければよいでしょう。

後方から。

AIR JORDAN 2 のデザインを取り込んでいることは前述した通りですが、それがわかりやすい箇所としては、シュータントップに続きこのヒールパーツも挙げられますね。

アコーディオンを思い起こす形状は、AIR JORDAN 2 でも用いられていた要素です。

見下ろしたアングルと、見上げたアングル。

こうして見ても、面白い作りですよね。

なおアコーディオンのようだと書きましたが、このパーツ自体の柔軟性は低く、硬度は高めです。

かかとの保護を念頭に置いた作りになっています。

シュータン裏。

【BANNED】……禁止された。

言葉通り、NBAから着用を禁止されたエピソードを端的に表現するロゴです。

インソール。

32作目であることを示す、XXXII とのローマ数字がプリント。

アウトソール。

透明なソールを通して、10月18日の日付とジャンプマンが見えます。

ソールパターンそのものには奇抜さはありません、全方向にグリップしてくれそうに思えます。

今作に搭載されたツーリングシステムは、前作のXXX1同様フライトスピードテクノジーですね。

フライトスピードは完成されたシステムですから、ここの性能についても期待できます。

あと気になるのは、今後のラッセル・ウェストブルックの足元ですね。

JORDANブランドの顔である彼、エアジョーダンシリーズの着用をどうしていくのか、注目しています。

 

それでは、今作の専用BOXを。

意外にもシンプルな外観でした。

シルエットのみのウィングロゴがワンポイント。

そして蓋を開ければ、

現れた中紙が、外観とは真逆に主張しまくりでした(笑

中紙をめくると姿を見せる AIR JORDAN XXX2 。

やはり専用BOXはいいですね、ロマンですね。

AIR JORDANシリーズはこれですよ、これ!

 

では、いくつかのアングルから。

率直に言うと、ルックス、85点♪

この一見してごつい感じ、実に好み。

カラーリングも間違いナシな黒赤ですから、数十分は眺めていられます(微笑

 

それから、試着もしてみました。

PFですが、想像よりも広すぎてはいませんでした、ただしそれは若干低い甲部分の圧迫感からくるトレードオフなのかもしれません。

特に前足部が私にはちょっと低い作りですね、でも困るほどではありませんから、バスケでも問題なく使わせてもらえそうです(微笑

足馴染みとか収まりの良さという面では、フライウィーブで成型された前作のアッパーと比べると、前作の方が好みな感触でした。

ただ今作はまだ試着のみでバスケでは履いていないので、何度か履いたら印象は変わるかもしれません。

それについては、後日着用レビューをアップした際に書かせていただきます。

 

古さを新しさを融合し、デザインもパフォーマンスも次の領域へと踏み込んだ、AIR JORDAN XXX2。

名作と呼ばれるモデルとなるのか、これからに注目です。

ただ少なくとも、カラーリングといい、10月18日のNBAからの禁止令にちなんだというバックボーンといい、この一足についてはスニーカーファンの記憶に残るだろうと思います。

皆さん、是非ともこれは実物を手に取ってみてください、かっこいいですよ本当に!

以上、エアジョーダン32 ブレッド の紹介でした。

 

前述の通り、NBAは今日開幕となりました。

既にご存知の方も多いだろうと思われますが、今シーズンからボストン・セルティックスでプレーするオールスター選手、ゴードン・ヘイワードに悲劇が。

ゴール下での着地時、脚を負傷しました。

重症であり、今シーズン中の復帰は難しいのでは、とも言われています。

確かに全治まで時間を要すでしょうし、コートに戻るまでのリハビリは想像の及ばない厳しさでしょう。

 

でも。

ポール・ジョージもひどい脚の怪我をしましたが、長期間の治療ののちコートに復帰し再びNBAのトップレベルで闘っています。

コービー・ブライアントはアキレス腱断裂でやはり長期間の欠場を余儀なくされましたが、見事に復帰しまだまだ世界のバスケ界における至宝であることを証明してみせました。

そして、AIR JORDANシリーズの主であるマイケル・ジョーダンも、シーズンの大半を欠場する足の骨折をしながら復帰し、その年のプレーオフでプレーオフ記録となる63得点を記録したのです。

 

ですからきっと、不屈の精神を持つヘイワードならば、彼らのようにまたコートで輝きを放ってくれるはずです。

一NBAファンとしてただただそれを信じ、ゴードン・ヘイワードの一日も早い回復を祈り、待とうと思います。

 

ということで、本日はこれで。

また次回に~!