どうもです。いつもならカースタントメインですが、今回は私自身の趣味話。前回から丁度1ヶ月半、またモデルガン雑談になります。恐らく、個別でモデルガンを紹介するのは3丁目ですね。


さて、そんな本日を飾るモデルガンはこちら↓

コクサイ ハイウェイパトロールマンM28(3.5インチ)。
この度、某オクから程度の良い個体をゲットしてきました。実は以前にも1丁は持っていたのですが、状態の酷いジャンクでしたので、内部パーツだけ確保して、ほぼ所有してない状況でした。

現在では廃業しましたが、国際産業さんが1975年?頃に発売したモデルガンで、同社にとっては樹脂製モデルガンの先駆け的存在でもありました。
もう見た目で分かると思いますが、かのヒット作「MGC ハイウェイパトロールマン41マグナム」のデッドコピーです(笑)。当時のコクサイは、他社のメーカーのコピー品を出す'パチモンメーカー'で、まだオリジナルを築き上げてはおりませんでした。
唯一MGCと違う点は、実銃の表記であるM28を使用してる事。そして、MGCでは発売無かった6インチモデルが存在していた事です(実はMGCでもカスタムモデルとしては存在してましたが…)。
発売当初は、バレル内に撃針が付いており、シリンダーは貫通式と、金属モデルガン時代によく見られたタイプを採用してました。所がバレルによる負担が大きくクラックが発生しやすかった為、後期型ではMGCと変わらないシリンダー内発火式に変更されました。
この後期型になると、グリップは黒に統一され、一気にチープ感が増々に。因みにMGCみたいに、グリップアダプターは存在しません。
スイングアウト時には分かりにくかったですが、インサートはきちんと入っております(何故か曲がってますが😅)。前期型を改良した為、そのまま長いプレートを1本入れた状態です。おまけにシリンダーも、後から亜鉛合金の撃針を入れたのでちょい重め。シリンダー本体の肉厚が薄めですので、発火強度には耐えられず、割れやすい印象を受けます。
自分の個体は、何故かサイドプレートが磨かれ?てます。デッドコピーでも表記は若干違っており、バレルにHIGHWAY PATROLMAN M28と刻印があります。
左側は口径の刻印。因みに本来ですと、この後期型は白マーカが入ってるそうです。既に薄くなってるので、経年劣化によるものでしょう。
カートリッジは勿論専用で用意されておりました。元のジャンクから確保した物なので、錆と汚れが酷いです。MGCハイパト同様、弾頭にキャップ付けて発火させるタイプで、コクサイの場合ですと、現行商品では5ミリキャップに装着可能です。
さて、そんな酷な事ばっかり言っておりますが、実は私が最初に手にしたハイパトは、コクサイ製だったんですよね(前述したジャンク品)。その為、こちらも何かと思い入れが大きかったです(^^)。
因みにMGCのハイパトが生産終了した後も、コクサイのは継続販売されまして、ニューハイパト発売後も、在庫処分セールとして特価で売られていたとか。ある意味、ハイパト41の代用が身近にあった訳ですね。
MGCハイパト(上)と比べました。刻印は違えど、見た目はほぼ同じ。そりゃ、コピー品ですからね(笑)。
さて、そんなコクサイのハイパトも、MGCハイパトと並び、比較的TVドラマや映画等でプロップガンとして活躍していた過去がありました。MGCと同様にスポンサー提供も行っていたので、その影響もあったのでしょう。プロップとしての耐久性は……分かりません(笑)。

他ですと大都会 闘いの日々と大都会PARTⅡ、太陽にほえろ!でも使用されてたらしく、探せばまだありそうです。


因みにジャンク品から確保した、当時物の化粧箱はこんな感じ。何と当時は1丁で4800円!!現在ですと原価高騰と需要の関係で、8倍の値段はします。これも昭和という時代なのでしょうな~😭
同じくコクサイローマン4インチに付属していた、1980年のカタログから。この1年後に同社オリジナルのニューハイパトが発売されますが、この時はまだラインナップされており、特価価格で売られておりました。少しだけ値上げしておりますが、6インチとは500円差なんですね。今ですと、クラウンのエアコキガンぐらいの値段でしょうか?

そんなこんなで、ここ半年で揃ってきましたハイパト。今回ご紹介しましたコクサイ製も、近年はプレミアム価格並に高騰しており、狙えるなら迷わず行ったほうがいいのかもしれませんね。残すは前期型と6インチ… 果報は寝て待て理論で、チャンスを伺おうと思います(笑)。
それでは、また次の時お会いしましょう!