ペルネッティア 引退 (ペルレンケッテの15) | キャロヤージの”馬視耽々”一口馬主日記

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所帯持ちかつ住宅ローン持ち、
可処分所得少かつ小遣い制のキャロヤージが、
それでも一口馬主(キャロット&ノルマンディー)で、
悪あがきする日記です。
目指すはポジーの回収率1727%!(笑)

前走5着以内、もしくは5戦以内という条件を満たした3歳未勝利馬が1度だけ出走できる「スーパー未勝利」 。その中でも開催1鞍しかない、中山芝1600m戦にペルネッティアが挑みました。口取り希望者は17名。これには驚きました。 …私もその中の1人でしたが(笑)

 

前走の新潟では4着に入り、自らこの権利をもぎ取ってきたペルネッティアは初の中1週。中間は370kgまで体重を減らしたようで、陣営も体調管理で手一杯だったようです。

 

その甲斐あってか、392kg(+2kg)という生涯最高体重^^; で臨めました。パドックはとても暑かったですが、それでも元気な歩様で体調は良さそうに見えました。馬場入場や返し馬も前走と同様に1番後ろにつけ、テンションが上がり過ぎないよう、じっくりとやっていましたね。

 

残念だったのはスタート直後、無理に後ろに下げてしまったこと。後から分かったのですが、12番のヨツバヒメ(江田、13番人気)が大きく外に寄れています( ˘•ω•˘ )

…しかし、残念ながらこれも競馬。ヨツバヒメよりスタートが速ければよかったわけで。

 

さすがに唯一の野芝オンリー開催を大外から差し切ることはできず、不完全燃焼の13着でした。始めにリズムを崩したこともありますが、初の中1週ローテもきつかったかもしれません。メンバーも強力でした。

 

ペルネッティアはこの1戦をもって現役引退となります。

 

素質の片鱗は見せましたが、如何せん、体の成長がままならず、連戦できませんでした。これは今後の出資馬選択の参考にしたいと思います。しかし、そんな中でもなんとか勝たせようとしてくれた尾形厩舎のスタッフの努力には感謝しかありません。

 

未勝利戦で13番人気ながら、既走馬相手に5着に突っ込んできたデビュー戦、今をときめく藤田菜七子騎手との初コンビとなった2戦目、ダートに可能性を求めるもはじき返された3戦目、藤田騎手との再コンビでスーパー未勝利に夢をつないだ4戦目…思い出は尽きません。小さい体で一生懸命に走る姿が印象的でした。また、初の命名馬となった1頭でした。

 

Lagunas 3S×4D, Surumu 4S×4D, Literat 5S×5S×5D という恐ろしいほどのドイツ馬多重クロス(笑)。血統表の3/4がドイツで、1/4がディープインパクト。それはドイツからの輸入牝馬のようであり、母として花開くと思っています。 もし、売りに出されたら全力で買いに行きたいくらい。無理ですが^^; 願わくば、ノーザンファームの繁殖牝馬としてドイツのPラインを継承して血統表に名前を残し、その仔がキャロットで募集され、この挑戦的な配合がいつか評価される日が来ることを願ってやみません。

 

育成時代は430kg台まで体重が増えていたわけですから、のんびりと過ごして、元気な仔を産んで欲しいですね。

ありがとうペルネッティア。いつかあなたの仔に逢えますように。またPの名前考えるから(笑)。

 

18/9/8  尾形厩舎

8日の中山競馬ではスタートで内から寄られてリズムを大きく崩してしまう。道中は何とか態勢を立て直して直線へ向くも、最後まで目立った脚を使えず13着。「馬格以上にパワーがあって前向きになりすぎるため、返し馬では一番最後にまわりに馬がいなくなってからジックリとおろしました。調教師からは馬の気持ちを大事にしてリズムを整えてほしいと言われていて、ゲートの中の雰囲気は悪くありませんでした。それでもゲートを出てから内の馬が急激に外にヨレて来て、大きくブレーキをかける格好になってしまいました。正直、そこで馬が気分を損ねたのかその後の走りのリズムが悪く、最後まで脚を使えませんでした。スムーズさを欠く走りになり、本当に申し訳ありませんでした」(横山武騎手)前走から間隔が詰まるため体調を整えるような調整に終始して、僅かながら体を増やして競馬に臨むことができました。後はいかにリズム良く運んで終いに頑張りを見せられるかにかかっていたものの、ゲートを出たタイミングで大きく不利を受けてしまい、最後まで流れに乗ることができないままでした。今後についてはこれまでのレース内容や結果を踏まえて方針を決めていきます。

 

18/9/9  引退

「新潟で走ってから中1週でしたし、この中間は370キロ台まで馬体を減らしてしまっていたので、追い切りで動かして状態を上げると言うより、いかに馬体を戻して体調を整えられるか考えていました。その甲斐もあって何とかプラス体重で送り出せて、テンション面も悪くない感じで臨めたのですが、ゲートを出ていきなり前をカットされてしまいましたね…。それによって後方からになっただけでなく、枠もあって外を回らされました。序盤にリズムを崩してしまったことにつきますが、直線入り口では若干内にササってもいましたから、結果的にはローテーションも厳しかったのかもしれません。ここまで会員の皆様にあたたかいご声援をいただいていましたし、馬はすごく真面目で常に一生懸命走ってくれていただけに、厩舎としてそれに応えてあげられず本当に申し訳ありませんでした」(尾形師)デビュー戦で掲示板を確保してくれた条件で最後のチャンスにかけましたが、スタート直後の不利も響き勝利を収めることはできませんでした。カイバ食いに波があって馬体の維持が難しく、調整に苦労しながらここまで進めて来ましたが、入着はしてくれるものの、勝ち負け争いに加わることはできませんでした。今回の競走で未勝利戦が終了することだけでなく、これまでの競走結果や内容を踏まえて尾形和幸調教師と協議をした結果ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。

 

(キャロットクラブに許可を得て転載しています)