書家 清水恵エッセイ『 ときどき書心 』 vol.17 | インテリア書道の専門店 & ギャラリー キャレモジ

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日本酒って、ふだんほとんど飲まない私。

ビールかワインがほとんどで、日本酒は料理

に使うぐらいですけど、私のお教室に利き酒

師さんがいて。利き酒師・ERIさん。

去年の年末に日本酒のレクチャーと冬の贈り

物としての日本酒ラッピングのワークショッ

プを開催されたので私も参加。

純粋に「日本」を堪能した1時間でした。

日本酒を手ぬぐいでラッピングして、和紙の

タグに筆と墨で好きな文字を書いての贈答品。

誰かに贈ろうとして相手の顔を思い浮かべた

り、自分に贈るのもまた楽しく。人それぞれ

さまざまな文字が書かれていきました。

とりわけある男性が書かれた「俺」にはみん

なキャアキャア言って大騒ぎ。

「すごいアイデア!」

そう言えば「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」

なんて言うレストランが人気だったことがあ

りましたけど、「自分にご褒美をあげたい」と

か「私のお気に入り」という前向きな気持ち

は、日々のアクセントになって、精神的にと

ってもいい影響があると思いますよ。

 

「 冬の贈り物 」