大変ご無沙汰のスペック内覧会です。
過去の5つはこちら。
構造スペック、昨年末に書いておいて良かったです。
年明けの地震の後に書くとまた調べ物が増えて大変なことに
今日の書いたら、電設の内覧会に行けます。
いや、大変なんですよ、維持管理。
早速詰まらせてますしね?
維持管理スペック
長期優良住宅関係
劣化対策等級3
維持管理等級3
劣化対策等級3
等級3 通常想定される自然条件及び維持管理の条件の下で3世代(おおむね75~90年)まで、大規模な改修工事を必要とするまでの期間を伸長するため必要な対策が講じられている
木造住宅では、水分や湿気による木材の腐朽やシロアリの被害を軽減するための対策として、通気・換気をはじめとする構法上の工夫や、高耐久の木材の使用といった材料の選択などを評価します。
外壁の軸組における防腐・防蟻措置
土台の防腐・防蟻措置
浴室と脱衣室の防水措置
地盤の防蟻措置
基礎の高さの確保
床下の防湿・換気措置
小屋裏の換気措置
構造部材等の基準法施行令規定への適合
使用木材→105x105 桧集成材
防腐防蟻処理→エコボロン
ホウ酸塩タイプ、揮発&蒸発がなく、体に害もなく、半永久的に効く
保証期間は10年なので、保証延長のために再塗布する事例あり
5年後に有償定期検査、保証書に記入
基礎の高さ→道路面+70cm
床下の換気→第1種換気の範囲内、キッチン下では温湿度監視中
小屋裏の換気→計画外なので窓を定期的に開ける必要あり
ホームインスペクションでは床下構造材の含水率が最大18%、屋根裏は最大4%。
20%を大きく超える状態が続くと要注意とのこと。
維持管理等級3
以下3つを全て満たしていること。
a.共同住宅等で他の住戸に入らずに専用配管の維持管理を行うための対策
例)他の住戸の専用部分に当該住戸の配管をしないこと
b.躯体を傷めないで点検及び補修を行うための対策
例)配管が、貫通部を除き、コンクリートに埋め込まれていないこと
c.躯体も仕上げ材も傷めないで点検、清掃を行うための対策
例)点検等のための開口や掃除口が設けられていること
配管全て確認済み
施工図面の保存を義務化すべきでは?
定期的に床下潜りたいところ(ただの趣味)
外壁保守
屋根 → 稲垣商事 スタンビーTL455
ガルバリウム鋼板(アルミ55、亜鉛43.4、シリコン1.6)
板厚0.4mm (耐負圧7000Pa)
一般的に耐用年数は40年程度で塗り替えの目安は10-15年(複数webサイト調べ)
メーカー独自の保証はないので雨漏りなどはハウスメーカーの保証の範囲内=20年。
美観は個人の感覚でと言いたいところだが、美観を損ねている=保護膜の劣化だろうから要補修。
南面は太陽光パネルが載ってるので劣化は抑えられるかもしれないがパネルの際や外側は要注意。
北面も陽が当たりにくいので劣化は抑えられるかもしれない。
外壁 → ニチハ窯業系サイディング
モエンエクセラード16 ニューグランドールシリーズI ニュースプリットストーン調(プラチナコート、マイクロガード)
プラチナシール
Wプラチナで15年保証
https://www.nichiha.co.jp/info/hosho.pdf
5年おきの点検を推奨。
プラチナシールは15-20年で打ち替え推奨。
サイディングは35年頃に塗り替えまたは張り替えの見込み。
マイクロガードが通常の塗料を弾くので塗り替えの際は塗料選択(特にクリア塗装の場合)に要注意。
ハウスメーカー保証
無償定期点検
6ヶ月、2年、5年、10年、20年
(5年点検にシロアリ点検含まれるか要確認)
短期保証
2年
長期保証
構造と防水は20年保証
20年目に有償メンテナンスを実施すれば30年保証
住設は10年保証
雑感
今回もハードなまとめ作業でした。
設計段階では気にしつつもハウスメーカーのレスポンスが遅く詰めきれなかった部分でもあります。
長期優良住宅で義務付けられてる定期的な設備維持確認ですが、どうするかまだ決めてません。
10年おきくらいホームインスペクションして良い気も、やり過ぎな気もしてます。
お値段確認するの忘れてた
外観チェックと水回りチェック、床下と屋根裏の確認は5年おきくらいにはやりたいですね。
屋根の上確認するのに、こういうの欲しいです。
https://www.reform-online.jp/news/manufacturer/9299.php
物干し竿で作る、、、?
住設の維持管理もいつかまとめたいです