居眠り運転のトラックがセンターラインを越えてチャコの父親が運転するアウディに突っ込んできた。
チャコが意識を取り戻した時、彼女は家族を、愛していた家族を失っていた。
その現実を知るや否や彼女は心を閉ざした。
青春の大切な2年間を彼女は病院のベットの上で過ごした。
チャコが見た地獄。
決して救われない心。
1年と半年は完全に言葉すら失っていたそうだ。
1年半ぶりに発した言葉は看護師がいけた、蘭の花を見て、
「キレイ」
と、呟いたそうだ。
突然の孤独。
彼女は一生、苦しみ生きていく運命。
僕だったら生きてる事ができないだろう。
それでもチャコは生きようと、すぐそばにある絶望とともに過ごしていた。