9月21日(土) 『恩師の一人』 


地域の病院で働く看護師のIさんが、看護学生のころの話です。
重い病気を患う女性の患者さんを担当することになり、ほぼ寝たきりの女性に、どう声を掛けたらいいのかわからず、悩んでいたことがありました。ある日、その人がこんな話をしてくれたのです。
「私は病気になつて家族や多くの人に迷惑を掛けて、申し訳ないと思っていました。でも、私が役に立てることがあると気づいたんです。学生さん、私の病気から多くのことを学んで、立派な看護師さんになってくださいね。この経験が、あなたの未来に生かされるなら、とてもうれしいです」
その女性は自分が苦しいのにもかかわらず、いつも笑顔で優しい言葉を掛けてくれました。Iさんがその人に教えてもらったことは数え切れません。
試験に合格して看護師になった今も、大切な恩師の一人として、彼女に心から感謝しています。
Iさんは彼女から、「誰かの役に立ちたい」という気持ちが、生きる勇気をもたらすことを学びました。自分もまた、病気やけがで苦しむ人のために、働こうと決意しています。

【今日の言葉】役立つ喜びが勇気を与えてくれます

《一言コメント》
寝たきりの老人でも、役に立てることがある
障がい者福祉の仕事をしていて、どんな障がい者でも、誰かの役に立てると感じています。

皆さんの感想も聞かせてください。
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/