少数民族のコーヒー | handa pandaの珈琲探訪

handa pandaの珈琲探訪

日本人が作ったブラジル珈琲カルモシモサカを輸入、上海初の店頭焙煎珈琲店、珈露夢を立ち上げ、上海繁田珈琲焙煎倶楽部をつくり
さらに日本独自の文化ネルドリップ珈琲普及のために社団法人日本ネルドリップ珈琲普及協会を2016年8月に設立しました

fa794006.JPG昨日と違って今日は北に怒江をあがる。朝10時に出発した車は途中バナナの積み出しや市にあいなかなかヌージャンパーの地域をでることができない。交互通行がスムーズにいかないためである。今日は途中、道端で手を上げている人を乗せる。この車は昨日と同じ運転手だが今日はいつもの自分のテリトリーなので人を乗せる商売をしているようだ。道のところどところで手を上げる人を乗せ、希望の場所で下ろす。2元(15円)を運転手に支払う、合法か白タクかわからない。そのような人を4人ぐらい乗り降りさせたが一人のおばさんだけがずっといる。そのおばさんも一緒に昼食、おばさんは地元の人らしく注文をする。この辺は料理の注文の仕方はとしてキッチンに入って魚、肉、野菜などを自分でチェックし料理方法をオーダーする。こちらはぜんぜんわからないので出てきたものを食べられるものだけ食べる。全体的、辛い、またよくお米を食べる。だいたい辛い肉料理、野菜の炒め物、鶏肉(ほとんど地鶏)の煮込みスープ、で人数によって肉料理がふえたり、野菜料理が一品おおくなる。昨日のなまず料理はくせがなく、あんこうのような食感がありおいしかった。怒江でとれたものだが値段が上海なみだったのにはおどろいた。一緒にいった同僚の中国人もびっくりしていた。(3人で4500円)安宿代が一泊1000円、今日の昼食は3人で1000円ぐらいである。今回きにいったのがトウモロコシである。粒は小さいが日本のようなあまいコーンでこちらではフルーツコーンとよんでいた。食事を終えいよいよ目的地まであとわずか、昨日は左に怒江があったが今日は右に怒江がある、途中橋はあるが車が通れるようなものはない。食事をしてから30分ぐらいして左に入る、目印も標識もない,よくわかるなあと思った、検品は一昨日終わってあちは出荷を待つだけにしたのだがじつは今回掘り出し物があった標高1400メートルでとれた少数民族の珈琲である。やや水分が多いがせっかくだからこの珈琲もすべてもらうことにした。この珈琲は毎年コンスタントに入荷されるものではなく気難しい民族なのですごく安くうるときもあればいくら高く買うといっても売ってくれないときもあるというたまたま庭先にあったのだが妙に惹かれるものがあったのですべて買うことにした。(1トンぐらい)でもどうしてもその農場にいって見たいとお願いして片道2時間の道のりで本日農場に出かけることなったです。通常なら他のもの混ぜられてそのこの珈琲が日本に紹介されることもなかったのだがこのコーヒーにであったのはラッキーだ。じつは朝から一緒にいるおばさんはこの農民に会うために我々に同行してもらった案内人だったのである。雲南省にはいろいろ少数民族がかず多くいる。今回の農民はリー族という少数民族で山の上の方に暮らしている、少数民族と中国人の多数をしめる漢族とはあまり仲がよくないようである。車は途中までしか入れず40分ぐらい歩く、雨量が多く手入れが行き届いているせいかコーヒーの木の枝ぶりはいい、急斜面を登っていくが道案内のおばさんはあまりここにきたことはない様子、よくわからないままコーヒーの木の間をのぼる、上のほうからなれた足取りでおりてきた人は農民兼農場主の陳さんだった。陳さんは住んでいる小屋に案内されコーヒー栽培の話を聞く、陳さんはコーヒーを飲んだことはないといういことだった。こんなことなら焙煎したコーヒーを持参して飲ませてあげればよかった。