上海でやっと本格的なコーヒーの焙煎ができる。その2 | handa pandaの珈琲探訪

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日本人が作ったブラジル珈琲カルモシモサカを輸入、上海初の店頭焙煎珈琲店、珈露夢を立ち上げ、上海繁田珈琲焙煎倶楽部をつくり
さらに日本独自の文化ネルドリップ珈琲普及のために社団法人日本ネルドリップ珈琲普及協会を2016年8月に設立しました

素材がそろい。コーヒー焙煎機があり、お客様がいる。これで本格的なコーヒーの焙煎ができる。3年前航空機の手荷物で持ち込んだ直火型コーヒー焙煎機、自分たちで作ったコーヒー焙煎機でこの焙煎機を使ってでお店をしている私の仲間は20人近くいます。でも日本みたいなコーヒー自家焙煎店にとっていい環境であればこの焙煎機でも十分だった。しかし上海ではもっといろいろなコーヒーを提案したいと考え無謀なことを考えることになります。それは全自動コーヒー焙煎機を中国にいれること。
これは開発にも携わったので約5年かかって最近日本国内にひろまりつつありますがこれは中国の人にコーヒーの焼けるところを見てもらいたいと考えたからです。目の前で緑豆がぐるぐるまわって茶色になる。これをみたらおどろくだろうなと考え昨年より計画をたてついに上海に上陸。これはすごく大変でした。日本なら一人でワゴン車に積み込み一時間もあれば設置できるのでありますが上海ではトラック進入時間の決まりや積み下ろし作業は別業者を頼むなど4時間ぐらい費やしさらにトラック運転手や積み下ろし作業の業者は駐車禁止で捕まり、電機配線の人や人数だけで10名以上さらにと見下ろしのクレーンはとても焙煎機の重さに耐え切れるようなものでなくもしここで落としたらと考えると最悪!びくびくものでした。しかし無事設置し中国初の電気式高速焙煎機は上海でついにコーヒーを焙煎しました。この驚きと感動を最初に味わったのは配線した電気技師たちでした。みんなはじめてみるコーヒーの焙煎には興味深々でした。でもとてもうれしそうでもありました。