第二話「4コマ漫画のはじまり」
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私は小さい頃から、よく絵は描いてました。
新聞の折り込み広告の裏に。
なんかね、まっさらな白い紙の上には
描く気がしないんです。
食指…ならぬ画指が動かない。
なにか文字の横とか、余白とかに描きたい!
今でも 挿絵 や 広告 とかが好きなのは、おそらくその延長でしょう。
さて、小学校に上がって
心配した母は、担任の先生に尋ねました。
「あの、うちのかるめろなんですけど、
クラスでは元気にやってますでしょうか…?」
「え?かるめろちゃんですか?
面白い子です!皆をよく笑わせてますね。」
「・・・!?」
まあ俗に言う、外弁慶というやつで。
家では、お兄ちゃんやお姉ちゃんの会話を
だまって聞いてて、
学校でそれを面白おかしく話すという、
よく弟妹にありがちな
あざといキャラでした
母もそれを聞いて安心したようです。
さて、かるめろが4年生の頃
面白い先生が担任になりました。
K村先生といって、熱血教師。
子供たちのやる気を伸ばすのが得意で、
新学期に生徒たちにこう言いました。
「なんでもいいから、毎日
自分で課題を作って
毎朝 先生の机に提出しなさい。」
・漢字の書き取りをするのでもいいし、
・算数ドリルをするのでもいい、
・ことわざを調べてくるのでもいいし、
・日記でもいい。。。
「ほ~~う
なんでもいいんだ?」
そう思って かるめろは毎日、
4コマ漫画を描いて提出することにしました。
いや~ 宿題にマンガを描いてく方も 描いてく方ですが、
それを認めてくれた先生も 先生だと思います
それどころかK先生は、
保護者会で かるめろのマンガを紹介してくれました。
「4コマ漫画を課題にしてくる生徒だっているんです。
こんなのでもいいんです!
こんなのでも、毎日コツコツ続けてやり遂げることに意味があるんです!」
・・・必ずしも全面的に褒めてるわけではなかったみたいですが
それでも当時は、先生にお墨付きをもらったと思って
嬉しかったですね。
4コマ漫画を描くことが、勉強と同等の価値があるんだと
思えました。
いい先生だったなぁ・・・。
のちにK村先生は、区の教育委員になられたそうで。
うん、やっぱり教育熱心な方だったんですね。
ここまでお読みくださりありがとうございます<(_ _)>
第二話は、ここまで。
かるめろの 順風満帆な 4コマ漫画生活が始まるのでしょうか?
(答えは Noなんですけど)
次回またお話しします~。
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◆◆作者かるめろ、身の上話◆◆
はじめ「こんな日には、身の上話を。」
第1話 「最初の逆境」
第2話 「4コマ漫画のはじまり」 ←今ココ
第3話 「隠れマンガ人生」
第4話 「冬の大学時代」
第5話 「リハビリの上海時代」
第6話 「香港での就職」
第7話 「香港人スタッフに教えられた事」
第8話 「香港でのリハビリを終えて、日本へ」
第9話 「30代半ばの婚活」
第10話 「30代後半の妊活」
第11話 「駐妻・子育ての孤独」
第12話「ブログとの出会い」
◆◆◆