抜刀隊 | 時代の片隅で...

時代の片隅で...

70年代や80年代のレトロなものが好きです。
日々思うことを書いていきたいと思います。



時は明治

ザンギリ頭を叩いてみれば
文明開化の音がする。

文明開化の裏側で
廃れし武士と日本刀

四民平等くすぶる旧武士の不満は
ついについにと爆発し
西郷隆盛を担ぎ上げ
南から新政府へと反乱を起こす

新政府、反乱鎮圧すべく闘うも
ことごとく押され武士の力
いまだここにありと
日本刀が煌めきを放つ

しかして新政府
もとよりの武士を一同に集め
反乱の徒討つべしと
新たなる組織を編成




その名も




抜刀隊




薩摩を主とする反乱軍
その古今無双の必殺示現流も
気勢を挫かれ後退せしむる...





敵の滅ぶるそれまでは
進めや進めもろともに
玉散る剣抜きつれて
死する覚悟で進むべし

敵がいなくなるまでは
進め進め仲間たち
光輝く剣(つるぎ)を抜きながら
決死を覚悟で進んでいくんだ

現代語訳~『おつち』 



外山正一『抜刀隊』
(1885)

ちょっと嗜好を変えてご紹介しました。
今回紹介させてもらうのは
明治の軍歌でございます。

現在この曲は
『分列行進曲』と名前を変えて
警察での観閲式儀礼曲として
残っています。

この抜刀隊の歌詞で
古今無双の英雄と出てきますが
これは西郷隆盛を
指しております。

敵である大将を
誉めあげるというところに
明治の奥ゆかしさが感じられる
のではないでしょうか。


さて、私も時々もうダメだよぅと
くじけることがありましてねぇ。
そんな時
これを聴いて勇気を高めています。



最後まで御覧いただきまして
ありがとうございます。
よければ『いいね 』『コメント』
お願いいたします。
ヽ(•̀ω•́ )ゝ✧