ロバート・デ・ニーロを観る。 | 時代の片隅で...

時代の片隅で...

70年代や80年代のレトロなものが好きです。
日々思うことを書いていきたいと思います。

休みだったのでひさしぶりに映画を借りてきて観ていました。

ロバート・デ・ニーロの作品です。


『キング・オブ・コメディ』(1982)




あらすじとしては人気番組に強い影響を受け、現実と妄想の狭間で芸能界へと執着していく人々の話。

当時、松田優作が『デ・ニーロには勝てねぇ』と言った作品。

社会病理的な人々、サイコパスについてよく表現されているんじゃないかと思います。監督のマーティン・スコセッシとデ・ニーロといえば『タクシードライバー』も有名ですがこの作品は興行的に、あまり成功と言えなかったようです。

私は昔、ADをやっていたことがあります。

TV局の裏側で仕事をしていたんですが、スタッフも追っかけも病んでいる人たちがたくさんいました。有名になりたいとか、TVに出たいとか、出演者と仲良くしたいとか...

それ自体になんの意味があるのか?私はその頃わからなかったんですが、今ならわかります。

『キング・オブ・コメディ』は事実の裏側がわかるようにならないと、つまらない作品かもしれませんね。