蝉の声が弱々しくなってきています。
トンボもたくさん飛んでいて、もうすぐ秋ですね。
今回、思い切って宗教の話をしようかと思います。アメリカのホームステイ先のママからは「どんなに親しくなった人とでも、宗教と政治の話はタブー」と釘を刺されていましたが、ブログなので、今までの体験談と何を信仰することに辿り着いたのかという話を何話かに分けて書きます。
私のホームステイ先のファミリーはユダヤ人でした。当然宗教はユダヤ教で、ユダヤ教のテンプルにも行きましたし、ヘブライ語の歌をうたったり、様々なイベントにも参加しました。でも断食の時、ママは私にサンドイッチを作ってくれました。理由は私はユダヤ教徒ではないから、でした。ママは私に宗教の話をしたり、勧誘することはありませんでした。
ある日、友人のローラからバイブルクラブというサークルのようなものに誘われました。お誘いの手紙をママに見せると、ママは首をかしげながら「あなたが行きたいなら、行ってもいいわよ。」と言いました。
私は次の週から毎週木曜日の夜2時間をバイブルクラブで過ごしました。そこは指導者の大人が数人、聖書を読み聞かせ、質疑応答する場でした。夏にはキャンプが催され、キャンプファイヤーの後、ある男の子が湖に飛び込んで驚きました。イエス・キリストへの愛が溢れ出した、と興奮気味に言い訳していました。
大きな青い瞳のキムは「ねぇ、どうしてあなたはブッダを信じているの?イエスはあなたを愛しているのに。」と潤んだ瞳で私を見つめました。私は居心地が悪くなりました。自分がブッダを信じているのかもわからないし、イエスが私を愛していると言われても、全く理解できませんでした。
ホストファミリーの妹が私と同じようにバイブルクラブへ行きたいと言った時、ママはすぐに「No. あなたは行けません。」と言いました。従姉妹のニコール(5歳)が母親と遊びに来た時に「イエスは私を愛してるの。知っているわ。」という歌をうたって、母親から「No!その歌はうたってはダメ。」と怒られて泣き出しました。「イエスは私を愛していないの?」と泣くニコールを母親は何も言わず抱きしめていました。
そこで、遅ればせながら私は気づいたのです。私がバイブルクラブへ通うことは、私にとっては友人と過ごしたい時間が目的だったのですが、その行為そのものはホストファミリーを傷つけている行為なのだ、と。
次の日、私はローラに「もうバイブルクラブへは行かない。」と告げました。すると、バイブルクラブで仲良くしていた友人が全員私を無視し始めました。バイブルクラブをやめた私はイエスを拒否した、とでも思ったのかもしれません。親しかった友人をたくさん失った私は悲しかったです。
その悲しみはイエスが夢に出てくるほどで、夢の中のイエスに向かって「どうしてあなたは私の人生の邪魔をするの?」と泣き叫んだことを覚えています。
それ以降、私は美術のクラスで仲が良かったローリーと過ごす時間が増えました。彼女は教会にも行かない子だったので、宗教的な束縛はなく、何でも話ができました。
人気者のセリーもバイブルクラブには行っていなかったので、よく家に招待してくれました。彼女はカトリックなので、プロテスタントのバイブルクラブには行けないのだ、と話してくれました。
この話は次回に続きます。
さて、今日のお客様はリピーターのお客様で、今回はお母様とご一緒にご宿泊されます。
今年度から新しい小屋を建てたので、コテージはお母様、小屋はリピーターのお客様が使われます。写真は新しい小屋の外観とお部屋です。
今夜は星がとても綺麗です。
ゆっくりお休みください。

