お盆を中心とした夏の休暇もそろそろ終盤を迎えました。
本日チェックアウトされたお客様は2連泊で乗馬を楽しまれていました。冷房なしで眠れて、お体が十分に休まったそうです。お客様の嬉しそうな笑顔を拝見すると本当に嬉しくなります。
夏の期間は暑さと夕立とで、ガーデンが茂り放題になってしまっています。
直射日光が強いので草取りするだけで着替えが必要なほど汗だくになりますが、木陰に入ると涼しい風に癒されます。8月の草取りは咲き終わった花々を切り取った後に、やけに大きい雑草も目立つので、取っては休みの戦いです。
ニュースを見てみると、今日も31都府県に熱中症警戒アラートが出ているので、日本の多くの場所ではまだまだ猛暑が続いているのですね。残暑お見舞い申し上げます。
さて、小淵沢と言えば馬の牧場や山梨県馬術競技場もあり、大会が催される時は全国から人や馬が集まります。お客様で大会に参加される方々もいらっしゃいます。
そしてもう一つ年間の行事では身曽岐神社で行われる「ゆず」のファンクラブ限定ライブです。他にも女神の森セントラルガーデンでは音楽祭が催されます。
更に小淵沢は、編笠山や権現岳への登山口、観音平もあります。
私は2022年に西岳経由で青年小屋に一泊して、権現岳に登りました。(観音平からではありません。)
登り始めた時は曇り空で、西岳の頂上からは何も見えず、青年小屋に到着してすぐに大雨となりました。
そのうち夜空には幾つもの稲妻が走り、大太鼓のような雷の音が響き渡り、標高2,380mの青年小屋は雷神祭りのような騒ぎとなりました。不思議なことに、その爆音に恐怖感を抱くことは全くなく、薄いカーテンから部屋に入ってくる雷光と大太鼓の音に包まれて、龍神様に守られているような感覚になり、いつの間にか寝落ちしていました。
次の日の朝日は本当に美しかったです。
昨夜の大騒ぎが嘘のように、朝の静けさと景色の美しさ、空気の透明感に息を呑みました。
権現岳に向かう途は雲一つ見当たらない青一色の空の下、龍の鱗のような岩肌に囲まれた登山でした。
頂上には剣と八ヶ岳の祭神、磐長姫命と八(やくさの)雷神(いかづちのかみ)が鎮座されていました。八ヶ岳南麓という限られた大地の息吹から誕生した神々で、死と誕生(再生)の儀礼を司る神々だということです。
手を合わせて、無事に登頂して参拝できることの有り難さに感謝しました。
山は「自然と共に生きる意味」を教えてくれます。
現代を生きる人間は利便性を追求し、自然から離れた生活になってしまいましたが、自然の中で深呼吸すると細胞が蘇るように活き活きしてきます。それは八ヶ岳南麓に移住して10年経った私が確実にお伝えできることでもあります。本来人間誰しもに備わっている五感が蘇るような感覚です。
幸せとは、自然に包まれて心から呼吸ができること、のように思います。

