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ありがとうございます
人材育成コンサルタントの木山美佳です^^
注目ワード
ワーケーション
もともと米国で使われていたそうですが
数日前に菅官房長官の会見で使われて
注目されました
リゾート地などでバケーションしながら
リモートワークを行うこと
ワーク+バケーションです
それで
昨日、時代の動く方向について触れたのですが
リモートワークの浸透は
どう見ても、さらに加速化するでしょう
そうなると、メンバーの
物理的距離がある分
コミュニケーション力がとても必要になってきます
けれど
オンライン面談などは
コミュニケーションの情報が少なくなる傾向があるんですよ
パーソル総研が行った調査では
1週間のうちテレワークの日数が多くなるごとに
孤独感は増していくことがわかっています
また、対面と非対面のコミュニケーション手段の比較も
興味深い結果が出ています
リアルな場で顔を合わせる「対面」
リアルな場で顔を合わせない「非対面」
メール・チャット・電話
そして「非対面」で顔を合わせる「Web会議、テレビ会議」
5つの手段のうち
「報告」「連絡」「相談」「雑談」の実施を比較しています
もちろん対面が一番、やりとりが多いのですが
低いのは何かというと
「報告」「連絡」「相談」「雑談」すべてにおいて
「Web会議、テレビ会議」が低いという結果が出ています
所:パーソル総合研究所「テレワークにおける不安感・孤独感に関する定量調査」2020.3)
ここからは私の考察ですが
調査した母数のばらつきは多少あるものの
「Web会議、テレビ会議」がメールや電話より低いというのは
ちょっと意外なように感じるけれど・・・
実は、表面上のやり取りになりがちなのではないかと考えられるわけです
メール・チャット・電話は視覚・聴覚で
ある程度、確認しながら行うのですが
「Web会議、テレビ会議」は
なんとなく、流れに任せて
やりとりする情報が少なくなるように思います
加えて
今のところ、ほとんどの人が一番慣れない手段だから
段取りも戸惑うのではないかと・・・
本来は
「Web会議、テレビ会議」は
内容
時間配分
上司の方は、部下の話す時間を
意識的に確保する必要もあります
意見を出せる場づくりも意識的に行う必要があります
会議全体のデザインですね
つまり、すべてのコミュニケーション手段の中で
もっとも準備が必要なのです
ご紹介したパーソル総研の調査では、
「報告」「連絡」「相談」「雑談」という項目で調査していますが
とくに「雑談」の項目は
「Web会議、テレビ会議」はダントツ低いのです
(対面47% メール21% チャット24.2% 電話21.8% Web会議、テレビ会議13.7%)
つまり
孤独感を感じやすいリモートワークで
雑談が減ると
さらに孤独感を感じるのではないでしょうか
でも・・・
オンラインという特殊な環境で
雑談をするのは、とても難しいのです
そもそも、オンラインは
言語・非言語(表情や態度など)ともに
対面以上の
コミュニケーションのスキルが求められます
そして「雑談」にもレベルがあって
たとえば場当たり的に目に入った部下の部屋について
「へぇ~そんな部屋に住んでるんだ~
その写真、誰?」など話題にしたりすると
それは、部下に不快感を与えてしまう可能性もあり
オンラインハラスメントになりかねません
質の高い雑談とは、
例えば上司であれば
部下の「気持ち」や「言葉」に
ポジティブな関心を向けることです
ちょっと疲れてるなと思ったら
「テレワークが続いているけど、よく眠れている?」
「何か困ったことはない?」
何日か前に部下が話していたことに触れ
「前にジョギングしてたって言ってたね
続けてるの?」など
では、今日はこのあたりで^^
良い一日をお過ごしください
株式会社キャリ・ソフィア 代表 木山美佳




