ブログにお越しいただき
ありがとうございます♪
人材育成コンサルタントの木山美佳です
おかげ様で、拙書をお買い上げいただきました方々から
嬉しい言葉をいただき
「ああ・・・書いてよかったな・・・」としみじみ感じております
さて、
今年も残すところ、あとわずかですね
今年はコロナ禍で
自分の仕事について考えた方も
多いと思います
「いつか、仕事がAIに移行されなくなる」
「えー私の仕事、大丈夫?」などと
笑いながら話していましたが
「働く」環境の激変の様子を見て
真剣に考える機会になりました
書店でキャリアの本を
手に取る人も多いように思います
これから
どのようなキャリア形成を意識していくと
良いのかという話を書きたいと思うのですが
『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』
(リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット)に掲載され
注目を浴びた数字
「2007年に日本で生まれた子どもの半分は
107年以上生きることが予想される」
過去の
学校で学び、社会に出て、定年退職して、余生を過ごすという
ライフコースは通用しない時代になり
まさに、人生マルチステージになります
当然、キャリア形成もかわってきます
過去の前例のない時代
私はその時代を生き抜くキャリアのキーワードとして
『LIFE SHIFT』にも書かれている
「無形資産」だと思っています
ここからは、私の解釈と説明なのですが
中国に『授人以魚 不如授人以漁』という言葉があって
魚を与えるとすぐに食べてなくなるけれど
魚の釣り方を教えると
生涯食べていくことができる
そういう意味で
「教える」ということに、よく使われているのですが
これは、キャリア形成にも言えることではないかと思うのです
「無形資産」の反対語として
「有形資産」がありますが、たとえば金銭的資産といった
さきほどの話でいうと「魚」
もちろん、
ないとすぐに飢えに直結して困る・・・
だから、必要なのです
でも、 どれだけ用意したらいいかなんて
誰も予想がつかない時代になってきました
魚を釣る力をつけておく必要もあります
それが
「無形資産」
『LIFE SHIFT』では
無形資産の例として
知識・健康・友人関係などを「資産」と考えるという
説明がされています
「生産性資産」「活力資産」「変身資産」と
表現されています
これらは
売買できない資産
「今いるから買う!」ことができないので
少しづつ積み重ねて形成していくことが必要
そうなると
一昨日書いた、
年をとればとるほど
積み重ねるのではなく
積み減らすという岡本太郎氏の言葉の引用と
矛盾しそうに思えるのですが
そうではなくて
「積み重ね」にしばられるというのは
これまでに釣った魚の数にしばられたりして
身動きが取れないことで
積み減らす思考は
培った無形資産を
ゼロにするのではなく
それをベースに
過去にこだわらずに
自由に創っていく思考なのだと思います
これからのキャリア形成は
「無形資産」も意識して身に付けておき
(「有形資産も必要だけど」)
いかようにも
自分が変化できるようにしておくこと
とくに
お金で急に調達できない
「無形資産」は
仕事の中で培われたり
学びや、
人とのつながりであったりで
形成されるということなのではないかと
思うのです
株式会社キャリ・ソフィア
代表 木山美佳





