目先の就社ではなく、定年後も人や社会と価値交換できるキャリア支援が本質 | Career Doctor野津卓也の「賢者のキャリア」

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《自分らしさ》を活かして、社会に価値を提供し続けられる「ライフキャリア構築」のヒントを紹介しています

こんにちは、  
Career Doctorの野津卓也です。  

ようやく10月になり、日中はまだ暑いですが、

朝晩は秋らしくなってきました。


大学やハロワなどの公的機関、人材会社がやっている

転職支援などは、「会社に入ることが目的となっている

目先の就社支援」で、「キャリア支援の本質は何か?」と

いうことをもっと考える必要があるのでは、と思います。

 

私が考える「キャリア構築の支援」とは、定年後や会社を

辞めても人や社会と継続的に価値交換(役に立ち、収入を得る)できるキャリアを構築し、支援することです。

これには、定年後も人や社会と価値交換するための必要な

専門知識・スキル(資格)・経験を、どのようにして習得して

いくかという「キャリアビジョン」が必要になります。  

今年、約25年ぶりに自治会の役員になりました。  
最初の役員会には奥さんに参加してもらって任せて

ましたが、

 

「会長が頼りなくて、1つの課題を3~4時間かけて  
議論しても何も決まらない」とこぼしていたので、  
確認のために私が役員会に出席してみました。  

確かに、私からしても難易度の低い課題をだらだらと議論して

います。最初は様子を伺っていましたが時間がもったいないの

で、

会長のメンツを意識しながらも(ここが極めて日本的)、 

 役職を超えて予め用意していた資料をもとに「超絶

ファシリテーション」で多くの課題を解決(方向性や

段取りの決定)しました。  

私からすると、自治会としてのビジョンがないので、  
本質的な課題の設定や議論ができておらず、

  
過去から引き継いだ目先の課題に、無駄な時間をかけて

議論するという悪しきパターンになってました。  

これを会社や個人に置き換えると、とても分かりやすい

と思います。  

ビジョンがない会社は、ひたすら数字(前年度比  
をベースに)を追い求めています。  

これは、「何のために(目的)」、「その先に何が  
あるのか(ビジョン)」が分からないので、ひたすら数字を

追い求めていくエンドレスな経営です。  

こういった会社で働く社員のモチベーションはとても低いし、

離職率も高くなります。  

そして、キャリアビジョンがない人は、目先の同じ仕事を何も

考えずに9時から5時までやってしまっています。  

何も考えなくてもいいので、とても楽ですが、  
これでは、いつまで経っても定年後も人や社会が必要と  
するキャリアを構築することはできません。  

気がつくと「キャリア難民」になってしまうので、即刻、改善が必要です。  

キャリアビジョンがはっきりすると、すべきこととしなくても

良いことが明確になり、意思決定や行動がとても早くなります。

 

また、定年後も活躍するために、今の会社でどのような専門

知識・スキル・経験を習得できるかを考えて、仕事をするようになります。

私の多くのクライエントを見ていても、キャリアビジョン策定後に、考え方や働き方が劇的に変わっていくのが分かります。  

何故なら、目先の次元ではなく、もっと先の次元で考えて、

ビジョンの方向性に合った戦略を練り、意思決定して行動していくからです。  

 

「キャリア構築の本質」は、目先の就社ではなく、長期的なスタンスでキャリアビジョンを策定し、それを実現するための戦略と行動計画を作り実行することです。

 

このサービスが、私がクライエントと取り組んでいる

唯一無二の「ライフキャリアの核と構造化」プログラムです。

 

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今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。