『代表をやっていても、リーダーシップがあるとは限らない』
おはようございます。橋谷です。
昨日は、メールでのキャリアカウンセリングのお返事を書いていて、書き終わってホッとして、そのまま寝ちゃいました。
それは、転職相談の裏メニューです。どこにも書いていません。秘密のメニューです。
さて、全快の記事の続きで、テレビの話です。内容は、大学生のきびしい就職事情について。
競争率の激しい就職に打ち勝つために、内定塾なるものが、最近どんどん出てきているのですが、その内定塾主催者のコメント。
「論理に飛躍のある学生が多い」
わたしも同感です。大学生に限らず、中途の転職でも、まったく同じです。
でも、おそらく、この記事を読んでくれている方の、ほとんどが、「?」だと思います。論理に飛躍があるって、どういうこと?って、思っているはず。
なので、せっかくの機会なので、ココで説明。
たとえば、自己PRの中に、よく見られる一文。
「学生時代に、スキーサークルの代表をしていました。だからリーダーシップには、自信があります。」
「学生時代に、テニスサークルで、会計を担当していました。だから、コツコツやる作業が、得意です。」
「前職では、営業をやっていました。だからコミュニケーション能力があります。」
読んでみると、よさそうな自己PRだと思うでしょう。
でも、これ、全部「論理に飛躍のある」ダメな自己PRの例です。
「え~~~っ!」と、びっくりした声が聞こえてきそうです。
でも、やっぱりダメなんですよ。自己PRになっていない。
では、解説。
「学生時代にスキーサークルの代表をしていました。」ここまではいい。
でも、「サークルの代表」=「リーダーシップがある」には、ならないのです。
サークルの代表って、選ばれれば誰でもなれますし、じゃんけんでもアミダクジで、当たってしまったから代表になった人もいます。
確かにサークルの代表は、団体をまとめる人ですが、そのまとめ方にも、いろいろあります。確かにリーダーシップがある人もいます。でも、リーダーシップがなくても、上手にまとめられている人もいます。
例えば、
・自分が表に出るのではなくてメンバーを後ろから支えることで、まとめている代表
・みんなの話を聞いて、うまくまとめている代表
こんな代表もいますよね。
だから、「サークルの代表」イコール「リーダーシップがある」には」、ならないのです。
ココが論理の飛躍のあるところで、サークルの代表として、「どんなことをしてきたから」リーダーシップがあると伝えるのか。なのです。
読み手にとっては、「どんな部分」があって、「どこにリーダーシップがあるのか」を、知りたいのです。
それが、ぜんぜんわからないんですね。だから、ダメな自己PRになってしまうのです。
次の解説は、長くなったし、もうすぐ出かけるので、また書きますね。