たくさん面接していると、どの職種でも大切なことがいくつか
あります。
そのひとつが「コミュニケーション能力」。
選考もどんどん進化していて、非常に効率的になってきた
会社もありますし、
実直で慎重な会社はじっくり時間をかけた
選考を続けていたりもします。
ただ、絶対になくならないだろうし、方法としてはあまり
変化もしていかないだろう選考に
「面接」があります。
ネットの時代なので、遠隔地を結んでのTV電話やネット
をつないだ面接はすでに行われて
いますし、これから増えて
くるかとは思いますが、それでも面接という手法自体は
なくならない
気がします。
面接では、どちらかが一方的に何かをするということはなく、
言葉のキャッチボールから相手を
深く知るということになります。
一般的には理系はおとなしく内向的、文系はよくしゃべり
外交的というイメージがありますが、
これは半分当たりで半分ハズレ。
理系の方はやはり文系よりも専門的な研究で時間を取られる
ことが多く、アルバイトとか
いろいろな外での活動に割ける
時間が少ないという背景があります。
そうなると、社会との接点は文系よりも少なくなり、
自分の専門分野以外は知らないことも多い
という状況は
少なからずありますね。
とはいえ、理系対象の職種が、コミュニケーションスキルを
必要としないかというと最近はそうで
もなくて、結構重要視
されてます。
だからこそ、これからはコミュニケーション能力の巧拙が
いろいろと影響してくるのは当然の
ことですね。
でも、ただベラベラ話せるのがいいというわけではありません。
1)ポイントがわかりやすくまとめられている
2)質問や話題に対して的確に答えている(的外れでない)
3)レスポンスが良い(早い)
4)聞き上手である
5)聞いたり話したりするときのマナーが良い(しぐさ、視線、姿勢など)
6)変な癖がない
7)視線や話し方に落ち着きがある
8)話が長すぎない
9)トーンが低すぎない。暗くない
話の内容も大切ですが、相手に自分を受け入れやすくすることは
もっと大切で、
身だしなみやマナー、声の大きさやトーン
などの外的な要素も非常に影響してきます。
最近は、メールでのやりとりが多いせいか、メールでは
饒舌なのに実際に会うと話せないという
人も少なくありません。
このあたりは何度か書いていますが、とにかく多くの方と
お話をすることでスキルは磨かれます。
特に年上との会話を
してみてくださいね。
昔、宮沢さんという首相がいましたが、「言語明瞭意味不明瞭」と言われていました。
面接でもこういった方には良く出会います。
なれない面接官だと良い評価を下すかもしれませんが、
一般的には落とされます。
ちょっと変えるととても良くなる人はたくさんいます。
もったいないなと思う毎日です。