テレビ局のエントリーで落ちました。エントリーシートを直接持参し、
30秒の自己PRの後2、3の質問に答える形式です。
服装にも気をつかい、明るくはっきり挨拶したつもりです。質問にはすぐに、
短く答えるようにしました。短く答えすぎて、あっさりと面接は終わってしまいましたが。
面接官の目を見て話しても、面接官二人は始終下を向いていて、目が合
うことはありませんでした。
わずか2分弱の面接で、どこを判断され落とされたのかよく分かりませ
ん。質問にはもっと詳しく答えたほうがいいのでしょうか。
また、スーツの色や髪型も影響あるのでしょうか。テレビ局のエントリーシートは、
写真で9割が決まるって本当でしょうか。
もしその通りなら、なぜわざわざエントリーシートを持参させるのでしょうか。
郵送で済むと思います。足切りの選考だったと分かってはいますが、
自分のどこが悪かったのかさっぱり分からず悩んでいます。
(ハチさん)
エントリーシートでは証明写真も重視されるポイントの一つで、スピード写真では
落ちると聞きました。現在忙しい中、時間とお金を掛けて有名な写真館
まで足を運ぶ気になれないのですが、内容がよくても写真で落とされる
ことなどあるのでしょうか? (sara子さん)
面接官X氏の回答
エントリーシートに貼る写真で悩む人が意外に多いんだよね。正直言っ
て「なんだそれ?!」って感じだけど・・・。
確かに多くのエントリーシートの中から書類選考する場合に、写りの良
い方が目に留まりやすいかもしれない。テレビのアナウンサーといった
ような職種では、どうしてもテレビ映えする顔がウケるのは当然で、そ
の点では写真も選考の一部にはなっているでしょう。
でもね、そのために特別なお金をかけて写真を撮るというのはどうかなぁ。
なぜなら、内定を出すまで一度も会わないなら写真でいくらでもごまか
せるけど、絶対にそんなことはないわけで、必ず面接というハードルが
存在します。
写真がどれだけ素敵でも、実際に会ってみたら実物とあまりに違うとし
たら、それはかえってマイナス印象ですよね。
結論を言えば、「内容がいいけど、写真で落ちる」ということは100%
ありえません。逆はたくさんあるけどね。
人前に出ることの多い職業で、どうしても容姿が採用のポイントのひと
つになる職種ならば、ある程度写真もちゃんと撮らなければならない場合
もあるでしょう。それほど多いとは思いませんが。
ただ、その場合でも、自分の良さを正しく表現するための綺麗な写真ならばGOOD
ですが、現実とかけ離れた修正?は決して良い結果を生みません。
「こんな写真を撮らなければいけない」とか「ここの写真館を使わなけ
ればだめ」というのは、商売に乗せられた迷信にすぎないのです。
結局、大事なことはどんな採用においてもその人物本来の姿。
本質を磨かずして、表面だけを磨いてもそれは見透かされてしまいます。
写真で気をつけることといえば、きちんと貼ることとか、落ちてもいいように裏に
名前を書いておくこととか、白黒よりもカラーの方が明るく見えていい
とか、そういったことであって、費用対効果を考えたら大金をかけても相手は
それほど見ていてくれないという事実を知っておいてください。
ハチさんはそれ以外にもたくさんの疑問をお持ちですが、落ちた理由をあれこれ
考えても仕方ありません。教えてくれませんからね。ましてや、超人気業界のテレビ局なら、
面接までたどり着かない人もたくさんいます。面接時間も対応も、一次ならその程度だと
思ってください。
「明るい挨拶」も「素早く短い返答」も素晴らしい対応です。長すぎて落ちることはありますが、
答えが的確なら短くて落とされることはないです。シャープさを感じさせるプラス評価ですよ。
写真で9割決まるということはありませんが、前述したとおり人前に出る職種(アナウンサ
ー)などであれば、テレビ映りも重要なポイントなので、見た目で最初は判断されることが多いのは
確かです。
とにかく、落ちた理由で悩むとこれからの就活がつらくなります。振り
返ることは大切ですが、必要以上に考えすぎないようにしましょう。
これからお会いする企業に対して、ぜひ気持ちを切り替えて前向きにチャレンジしてください。