面接において、自分の趣味について聞かれることは多くあるそうですが、私の場合、自分の趣味
について話すと、ヒンシュクをかうことがあります。
自分ではそんなひどい趣味だとは思いませんし、ただ好きだからのめりこんでいるだけなのですが、
客観的にみると、あまり良い趣味ではないようです。
だからといって、実際の面接において、趣味について聞かれたとき、特にありません、と答えることは、
印象が薄いと思われます。
しかし、正直にマニアックな話をしても、ヒンシュクをかうことは目に
見えています。
そこで、今ある趣味を捨て、好きでもないけれど一般受けのよい実用性のある趣味に変えよう
と思うのですが、やはりどうしても抵抗があります。
自分の趣味について、どう考えたらいいのでしょうか。(ジガジさん)
質問されたときに、そのことに具体例も加えて一気に話してしまったほうが良いのか、
それとも一度答えてから、それに対して聞かれてから答えた方が良いのか迷っています。
例えば、尊敬する人はだれですか?とか聞かれて、「-です。 なぜならーだからです」の方
が良いのか「-です。」と答えて、何故かを聞かれてから答えるべきなのか迷っています。
いっきに話そうとすると、焦ってしまいます。 でもいっきに話さないで、理由を聞かれなかった
らと思うと悩んでしまいます。 ご意見お願いいたします。(カエル顔さん)
【ディーンの回答】
ジガジさんの趣味は何なのかとても興味はあるけど、犯罪行為でなければ人それぞれ趣味は
違って結構だし、とやかく言われるものでもないでしょう。
ただ、人に話してヒンシュクを買うときがあるということは、あまり一般的ではなく非常にマニアック
かつちょっと違和感のある趣味なのかもしれませんね。
企業はなぜ趣味とかを聞いたりするのかと言うと、その人のことを短時間に多方面から知りたい
のと、趣味のことを語らせることによるリラックス効果⇒本当の自分を出させるという側面があります。
また、面接官と趣味がたまたま合った時には予想外に盛り上がったりもしますが、
でも合否とはあまり関係ないことでもあるのです。
ですから、趣味の内容そのものによって評価が変わるということはほとんどなく、それを語らせる
ことでの内面性とか行動力とかコミュニケーションスキルを見るわけですね。
業種・職種によってはその趣味がとても活かせる場合もあるので、絶対に関係ないとは言えませんが、
とにかく評価のメインでないことは確かです。
ジカジさんの場合は、趣味の部分については一般受けしないということなので、もう少しわかりやすい趣味、
例えば読書あたりにしておいて、これを機会にためになるビジネス書でも読んでみてはいかがでしょうか?
趣味を変えるのではなく、増やすということです。
「最近凝っているのは~」という形で、新しい趣味をアピールするならウソにはならないでしょ?
カエル顔さんの質問についてですが、答えは明確で「不安なら一気に答えてしまいましょう」ですね。
趣味の件でもそうですが、面接官はその内容を知りたいのではなく、「なぜ?」とか「どのように?」
といったようなアナタの内面を知りたいのです。
ですから、なぜその人を尊敬しているのかという考え方やきっかけ、背景を伝えることでアナタ
のことがよりわかってくるわけです。
まあ、たいていの場合は尊敬する人の名前を答えると「それはなぜですか?」とほぼ100%
聞かれるはずですから、そんなに悩む必要もないのですが・・・。
相手に失礼なく、そして必ず自己主張できるスタイルとしては、「○○さんです。理由もお話して
よろしいでしょうか?」とお聞きしてから話せばいいでしょう。
とにかく面接での質問は多種多様。
予測していたことからしていなかったことまでたくさんあります。
大切なことは「いかにわかりやすく
的確にそして端的に伝えるか」ということなのです。
先日も「話せば長くなるのですが~」と始まっていろいろと話してくれた学生がいましたが、
その長さは内容のない無駄な長さでした。たとえ内容があったとしても、こちらの予想以上に長い話
はあまり心に響かないものです。
ひとつの質問に対してどれだけ長くても1分でしょうね。1分って結構長いですよ。
内容でウケを狙っても、その人の本質からかけ離れていればどうにもなりません。
皆さんの良さをわかりやすく伝えられるネタは何なのか?
そういうことをしっかりと考えていただきたいですね。