最近新卒採用でよく見かけるワーク形式やディスカッション形式での面接ではどこをどうやって見ているのでしょうか?
これらのスタイルも、効率よくふるいにかけていくという面では集団面接と同じですが、面接官とではなく同じ学生とやり取りするという面で状況が大きく違います。
グループディスカッションで面接官が見ているポイントは、
A) 積極的に発言をしているかどうか?
B) 他人との協調性はどうか?
C) リーダーシップはあるか?
D) 誰がどんな役目をしていて、うまくこなしているのは誰か?
E) 言葉遣いやその他マナーはどうか?
F) 意見や考え方の良し悪し
こんなところです。
やはり参加している姿勢に欠ける人は弱いですし、積極的に発言はしていますが、場の流れを読めずに乱している人も印象が悪いです。
先日のグループディスカッションでも、ある学生が非常にしっかりとした意見を持っていたのですが、
司会をかってでた上に自分の意見を押し付けようとしていて、見ているこちらは「嫌なやつだな」って思いましたヨ。
他の学生は彼の顔色を見ながら段々と発言も少なくなり、そうなるとそのテーブル全体が評価ガタ落ちみたいになってしまいます。
こうなるとメンバー構成による運不運もありますね。
ただ、選考が入っているからといって、あまりに採用側の視線を気にするととても違和感があるのでマイナスです。
チラチラこちらを見ながら大きな声になったりする人も多いのですが、変に目立ってダメ。
グループディスカッションのコツとしては、その内容に没頭することです。
心から議論する、ワークを楽しむ。そういう姿勢で挑んでください。
テクニックにおぼれると失敗したときに後悔しますからね。
積極性をアピールするために「司会やまとめ役を買って出ると評価が高い」という噂が良く流れますが、半分本当で半分は間違いです。
その役目が合っている=適性のある人ならいいですが、多くの場合は適性でやっているのではなく、
気合でやるケースがほとんどなので、空回りする人が少なくありません。
そうなるとそのテーブル自体が機能しませんから、他の人の評価にまで影響するのです。
リーダーばっかりが会社に必要なのではなく、いかにみんながまとまるのかとか、どういう方向へ行くのかというのが重要です。
自分のタイプを理解して、できもしないことを無理ししてやらずに、自分の位置を察知して欲しいですね。
こんな人が良い評価につながっています。
①目的からそれそうになった時、うまく修正をかける人
②意見の少ない人に意図的に発言を振っていく人
③時間を気にしながら、話をまとめに持っていこうとする人
④他人を批判せず、でも主張を上手に通していく人
⑤司会者が困っても助け舟を出していく人
⑥意見の違う人同士の間に立って調整できる人
これがすべてできたら「スーパーウルトラ就活生」なので、まあいないと思いますが(過去に1~2人くらいはいたかな?)こういうスキルはとても大切ですヨ。
とにかく、スポーツと同じで、練習でできなかったことが試合でできるなんてことはないので、
自信のない方はぜひ仲間とシュミレーションしたり、セミナーを受けたりしてみてください!