「なぜこの会社・仕事を選んだのですか?」
この答えが志望動機です。
必ず面接で聞かれることなのに、何となくとしか思えない理由が多いの
が気になります。
採用する側は、皆さんを助けるためにとか、チャンスを与えるためにと
いう理由で
採用をしているのではありません。
ごくシンプルに言えば、「会社の成長にプラスとなる(と思われる)人材」だけが欲しいのです。
転職する理由はいろいろあります。前向きな理由から止むを得ない理由まで人それぞれですよね。
ポジティブな理由ならいいですが、ネガティブな理由で辞めた場合に、
次の仕事選びの志望動機
が志の低いものになったりします。
わかりやすく言うと「現状よりも良くなればいい」程度の気持ち。
本人にとっては切実な理由ですが、採用する側にとっては「もっと前向き
に頑張ってくれる人
じゃないと困る。」と思ってしまいます。
現状よりも良くなることで羽ばたく人もいますが、多くはその時点で
のんびりしてしまうのです。
面接官が期待する志望動機は、
①本当にこの仕事がしたいという気持ちがストレートに伝わる
②会社や仕事内容に対して正しく理解している志望動機である
③過去の経歴(職歴や大学での実績等)から強くつながっている
④給料や勤務時間、休みといった待遇が志望動機のメインではない
過去との決別!みたいなものを引きずってくるのは、あまりおすすめ
できません。
それは心の中に秘めておいて、とにかく前向きな理由で
勝負してくださいね。
面接官が「ナゼ?」と思うケースは、
*業種や職種を変えてのチャレンジ(新卒理系の場合は専攻外の仕事を志望した場合)
*同業他社の上位企業⇒ランク下企業への転職希望
*その他、一般的に業界ランキング上位企業や大手・老舗からの転職希望
*前職での業績・待遇が良い場合の転職希望
*一般的に不人気業界といわれる業種への就職・転職希望
こういった場合には、その「ナゼ?」にしっかりと答えられるよう、準備
しておく必要があります。
そこがあいまいだと、非常に不安(特に転職者)を覚えます。
「そんなに良かったのに、辞めなくてもいいじゃない。」とかね。
もしかすると言いたくない何かがあるのではないかと、勝手に勘ぐったり
するので、
納得のいく答えを用意してください。
もし皆さんが社長だったら、どういう人を採用したいですか?
そのあたりを深く考えると、自分の気持ちが本当に相手に伝わるのか
どうかが見えてきますよ。