アメトピ掲載記事
その影響なのか、
その日の夜は、
部屋に戻ると泣いていたので、
授乳室と部屋を行ったり来たりしていました。
ナースさんのアドバイスで、
横抱きにして、
母乳あげてもいいと言われ、
やってみました。
たしかに、
安心したのか静かになっていたので、
私も少しウトウトしてしまいました。
でも、その間に、
ナースさんが子供の様子を見に来てくれているし、
体温を測ってもくれて大丈夫だったようです。
しかし起きてみると
子供の様子が変でした。
「えっ⁉️まさか⁉️…いや、そんなことないか。
寝てるよね⁉️
…でももしかしたら…。」と思い、
どうしたらいいのかわかりませんでした。
「でも、もし何かあったら…
違ったら違ったでいいか。」と思い、
ナースコールをして見てもらおうと思いました。
ナースさんが来て、
「どうしまし…ちょっと‼️‼️顔色おかしいわよ‼️‼️」
とあっという間に我が子が連れて行かれました。
そこから部屋に取り残されて呆然としていると、
別のナースさんが来て説明してくれました。
この時、
私はすぐ元気になる‼️と思っていました。
本当に大丈夫だと思っていました。本当に。
その後、先生に呼ばれ、説明を受けました。
家族を呼んでくださいと。
その日、
夜勤中だった夫に電話をして、
シフト調整して、
タクシーで向かってくれました。
ただ、
1時間はかかるので、
私の両親にも連絡をして、
飛んできてくれました。
治療中
ずっと「助けて。助けて。」
と先生にお願いしていました。
しかし先生が私に
「もうずっと心臓マッサージをしているけど、
厳しい状態。
楽にしてあげてもいいのかなと・・・。」
言ってきました。
私は、
「今パパが向かっているから、
パパが来てからにして」
とお願いしました。
先生たちはずっと
心臓マッサージをしてくれました。
何とか、
夫が到着し、
先生が改めて説明しました。
夫は泣きながら、
私の傍に居てくれました。
そのすぐ後に、
夫の両親も飛んで来てくれて、
みんなで、
子供の死亡確認に立ち会いました。
その後、
新生児科の医師から、
解剖の話がありました。
また、頭の解剖までやるかどうか。
小さい子供だから、
解剖をしない方もいるということ。
もしくは、頭の解剖はしない方もいるということ。
どうするか少し時間をもらい、
夫婦で話し合った結果、
頭まで、解剖をお願いしました。
何か原因がわかるかもしれないし、後で、
やっておけばよかったと後悔したくなかったので・・・。
その後、
亡くなった我が子の沐浴をしました。
最初で最後の沐浴です。
夫婦で泣きながら沐浴をしてあげました。
「可愛いね」と言いながら・・・。
別室で待機している間に、
医師から、
これといった原因がないと言われました。
数日後に行った解剖後の話でも、
解剖所見は特に問題なし。
だから、死因は乳幼児突然死症候群ということでした。
その後、
カルテの開示請求もして、
自宅に保管しています。
小さい子供なので、
すごく丁寧に縫って下さり、
傷が目立たないようにして下さいました。
皆さん、
子供は当たり前に産まれて
大きくなると思っていませんか？
私は思っていました。
自分には関係のないことって。
別世界の話だと。
でも、
誰かの身には起きていることです。
今目の前にいる幸せを大事にしてほしいです。
おしまい