高脂血症薬がウイルス抑制 C型肝炎で厚労省研究班

 高脂血症薬として広く使われているスタチン類に、C型肝炎ウイルスに対する強い抑制効果があることを、厚生労働省研究班が4日までに細胞実験で突き止めた。14日から札幌市で開かれる日本癌(がん)学会で発表する。
 インターフェロンとともに使うと、現在主流のインターフェロンと抗ウイルス薬リバビリンの併用療法を大きく上回る効果が期待できるとして、研究班の加藤宣之岡山大教授らのグループは人での臨床研究を始める方針。
 グループの池田正徳岡山大助教授らは、開発したC型肝炎ウイルスの全遺伝子を効率よく増やすことのできる培養細胞を使って、既存薬の中から抗ウイルス作用があるものを探索。フルバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン、ローバスタチンの4つのスタチン類の効果を確認した。
(共同通信) - 9月4日15時12分更新

思いもかけずに、この薬が他の病気にも効くことがわかった、というのは実は結構珍しい話ではありません。
抗がん剤の一種であるイレッサが、がん以外にも効くことが分かった、というニュースも最近ありました。
(ただ、イレッサ自体ががんに対して効果がない、ということのほうが最近ニュースでよく取り上げられていましたが。)

ただ、これはしっかりと研究で証明されるからこそ効果があるとされるわけで、薬を本来使用されるべき内容と違ったことに使用することはもちろんいけないことなんです。このように思いがけずに良い効果が出る場合もありますが、それは圧倒的に少数で、むしろ悪い効果が出てしまうことがほとんどです。

薬は本来用途が決まっていますから、それ以外には絶対に使用しない、ということが、薬をうまく利用するための秘訣です。薬に関して分からないことがあれば、ぜひ薬剤師さんに聞いてみましょう。
<食生活>満腹はがん招く? 緑茶・キャベツはよい効果

 満腹するまで食べる習慣のある男性は、がん化を抑える遺伝子の働きが弱まっている率が高く、逆に、キャベツやブロッコリーなどを多く食べたり緑茶を多く飲む男性ではこの率が低いことが、東京医科歯科大(東京都文京区)の湯浅保仁教授(分子腫瘍(しゅよう)医学)らの研究で分かった。14日から札幌市で開かれる日本癌(がん)学会で発表する。がんに関連した遺伝子の働きが食生活で変化することが分かったのは初めてという。
 湯浅教授らは、同大病院などで手術を受けた男性の胃がん患者58人にアンケートし、がんになる以前の食事の量や内容などを聞いた。一方で患者ごとに、手術で切り取ったがん細胞を多数分析し、がん化を抑えると考えられている遺伝子「CDX2」の働きを調べた。 
 湯浅教授は「研究が進めば、食生活の改善でメチル化を抑えたり、がん抑制遺伝子の働きを強めてがんを予防したりできるのではないか」と話している。【高木昭午】
(毎日新聞) - 9月4日3時10分更新

国立がんセンターが「科学的根拠に基づくがん予防」と題して、がんの予防を行うために気をつけなければならない8つの要因を発表しています。その中には、体重の維持を心がけ、太りすぎやせすぎは良くない、という旨の内容を載せています。

ただ、これは遺伝子の動きというものを負っているわけではなかったので、実際に食べすぎががんに良くない、というエビデンスを遺伝子の動きを見ることで判明した、というのは画期的な内容といってよいと思います。

がんのために気をつけなければならないこと、というと世間ではいろいろといわれていますが、「科学的根拠に基づくがん予防」の8つの項目はぜひ気をつけてみることもおすすめです。

がんの予防8ヶ条はこちらから!

県立7病院の赤字30億7576万円
監査委、経営努力促す


 県監査委員(太田守胤代表監査委員)は二十六日、嘉数昇明副知事に二〇〇四年度の病院・水道・工業用水道の三地方公営企業会計の決算審査意見書を提出した。審査の結果、「決算諸表は適正に表示されている」と報告したが、病院事業の赤字は七病院すべてで約三十億七千五百七十六万円となったことから「病院事業の経営状況は厳しい」と指摘。一層の地域医療連携を図り、経営改善に取り組むよう促した。

 病院事業では、入院と外来を合わせた患者数は約百七十五万人で目標を5・4%下回った。赤字は前年度に比べ約六億八千万円増えた。病院別では、南部(約七億七千万円)、中部(約六億一千万円)、宮古(約五億一千万円)の順に赤字幅が大きかった。

(沖縄タイムス)-8月27日

公立病院が赤字、だそうです。
もちろんこれは今に始まったことではないですし、沖縄に限った話でもありません。

さて、ここで赤字は30億円だと書かれていますが、本来もっと赤字は多いはずなんです。
赤字に本来含めるべき何が除外されているか分かりますか?

それは、病院の建物や土地の費用です。

今回発表されている赤字は、診察代などの収入と、人件費や医薬品・機器の購入費の支出を単純に引き算しただけです。でも、本当はこれだけじゃないですよね。

国公立の病院が建っている土地や、その建物は、そのほとんどが国や都道府県からの無償貸与という形がとられています。これは、国公立大学病院も同様です(この場合は、貸し出している元がちょっと違いますが)。なので、本来であれば払わなければならない土地代金や、建物の改装費などが含まれていません。
これを含めてしまうと、赤字がとんでもない金額になることは間違いないですよね。土地代が高い東京都内の病院などは、ひとつの病院で年間何百億円の赤字になってしまうか分からないくらいではないでしょうか。しかもこれが何年も継続していくと、天文学的といっていい赤字になってしまいます。

ただ、これを責めることもできない現状があります。

なぜなら、国公立の病院は、インターンを一人前に教育する教育病院的な意味合いもあったり、採算を度外視した先進的な医療に取り組んでいたり、地域の医療の向上に寄与するため、現在多額の支出を厭わないといったことがあるからです。

ただ、今後は意味のある投資に変えていくなり、経営的な観点も重視していかなければ、事業の継続性が危ういのも事実です。国公立病院も変わっていかなければならない時期に来ているようです。
症状をあらわす言葉の意味 って、正確な意味が分かりにくいことはありませんか?

例えば、「微熱」と「高熱」の違いはどこにあるのかご存知でしょうか。
これは、もちろん年齢などによっても違いますが、大体38度を境にして、それより上の場合を高熱と呼びます。乳幼児の場合は38.5度が境のこともあります。

発熱に関してはなじみがある方も多いと思いますが、では「びらん」と「潰瘍」の違いはご存知でしょうか。
そもそもこれらの語の意味もそんなにメジャーではないかもしれませんね。

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アレルギーの脇役、実は真犯人?=少数細胞の関与を解明-東京医科歯科大

 アトピー性皮膚炎やぜんそくなどのアレルギー性疾患の発症に、ごく少数しか存在しない「好塩基球」と呼ばれる細胞が深くかかわっていることが、24日までに東京医科歯科大烏山一教授らの研究で分かった。米国の免疫学専門誌8月号に発表した。
 アレルギーを起こす細胞としてはマスト細胞やT細胞が知られているが、白血球中に0.5%しかない好塩基球の関与は不明で、「脇役」とみられていた。同教授は、新たなメカニズムが分かったことで、新薬の開発が期待されるとしている。 
(時事通信) - 8月24日3時0分更新

アレルギーに対して、根本的な治療を行うことは現在難しいのですが、原因細胞を特定できるならば、将来的には治療方法が大きく変わることは間違いありません。

アレルギーに関係する病気も多くありますから、こういったアレルギーに関する研究が早期に実を結ぶことが望まれますね。このニュースは扱いが大きくありませんでしたが、大きな一歩だと思います。
人間ドック受診者88%に「異常」…背景に技術向上も

昨年の人間ドック受診者の9割近くに、肝機能の低下や肥満など、生活習慣病やそれにつながる何らかの異常が認められたことが19日、日本人間ドック学会(奈良昌治理事長)の調査で分かった。

 同学会は、食生活をはじめとした生活習慣の欧米化に加え、検査技術の向上で異変の早期発見が可能になっていることが背景にあると見ている。

 調査は、昨年の人間ドック受診者のうち約294万人を対象に行った。その結果、「異常なし」と判定された人は全体の12・3%で、前年よりも1・0ポイント減少。20年前の1984年(29・8%)と比較すると17・5ポイントも減っていた。男10・7%、女15・0%で、男性の方が健康な人の比率が低かった。

 項目別では、肝機能異常が25・2%と最も多く、次いで高コレステロール、肥満、腎・ぼうこう疾患、高血圧などが続いた。女性だけで見ると、高コレステロールが24・2%で最も多かった。

 調査を実施した同学会の笹森典雄・副理事長は「食生活以外にも、生活習慣病にはストレスもかかわっているとみられる。受けているストレスの強さを測る問診票を作製中で、来年から、人間ドックの際の生活指導に活用できるようにしたい」話している。
(読売新聞) - 8月19日21時45分更新


ほぼ9割に異常が出ている、というのはかなりショッキングですね。
ただ、異常がある、という結果を、そのまま何かしらの病気など、問題を持っている、というように受け取ることは難しいといえます。つまり、人間ドックで異常があるという判定がされたことと、問題がある、ということがイコールではありません。

人間ドックは、異常を発見するというよりも、異常があると疑われる人を早めに検査へと導く、という意味合いが強いのです。なので、ここで数値の異常が発見されたあと、正式に検査をすることで、本当に異常かどうかを調べることになります。そこではじめて本当に問題があるかどうかが判明するのです。なので、人間ドックで異常が発見された場合は、早めに検査することが薦められます。

今回の記事の中では、検査精度が上がった結果だとしていますが、閾値(しきいち)の問題だ、ということもできます。どの数値以上(もしくは以下)で異常とするか、というのは、実は結構難しい問題なんです。
8月もあと10日ほどですが、夏ばてがまだまだ心配な陽気ですね。
夏ばてをしないように、普段の食事や栄養食品などで気をつけている方もいらっしゃるのではないでしょうか。もしくは、栄養ドリンクで元気を補給することも良くありますよね。

栄養ドリンクといえば、タウリンが何mg配合!というのを良く見かけます。
タウリンってなんなんでしょうか?

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コメでコエンザイムQ10 農業生物研の研究チーム

 酸化防止や疲労回復効果がある栄養補助食品(サプリメント)として人気が高いコエンザイムQ10(CoQ10)を含むイネの開発に、農業生物資源研究所(茨城県つくば市)の門脇光一チーム長らが成功し、21日から筑波大で開催される日本育種学会で発表する。
 化学合成などをせず、植物の中でCoQ10を作り出したのは世界で初めてという。栽培許可が下りれば、米を食べるだけでCoQ10が摂取できるようになる。
 CoQ10は、植物由来の成分から合成する方法と、微生物を培養し化学原料を加えて作る方法が一般的だが、いずれも手間がかかる。イネの中で作ることで、化学合成に使う薬品や電力が不要になるメリットもある。
 
(共同通信) - 8月18日6時31分更新

コエンザイムQ10に関してはこちら!

以前お伝えした、コエンザイムQ10のお米がついに完成したようです。
コエンザイムQ10は、生活に必要不可欠な栄養素が無理なく補給できるものですから、健康に大変良いお米であることは間違いありません。ただ、ちょっと最近人気は下降気味かな…という気もしますが。でもこのニュースでもう一度脚光を浴びる機会になるかもしれませんね。
あくびは、欠伸と漢字で書くこともありますね。医療では漢字のほうが用いられますが、もちろん通常使用する言葉としては漢字でもひらがなでもかまいません。

さて、あくびです。あくびはあまり良い印象がないかもしれませんね。眠かったり、退屈だったりするときに起こる現象として有名だから、でしょうか。そもそもあくびとはどうして起きるのでしょうか?

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虫よけ剤に注意事項明記へ 厚労省が業界指導

 蚊などに刺されないよう皮膚にスプレーしたり塗ったりする虫よけ剤について厚生労働省は15日、専門家らによる検討会を開き、主成分のジエチルトルアミド(ディート)の濃度や使用上限量の注意事項を添付文書に明記するよう、業界を指導することを決めた。
 ディートの毒性は低いとされ副作用の報告もないが、海外では神経障害を起こしたとする動物実験もあり、消費者などから安全性を心配する声が出ていたため。
 「6カ月未満の子供には使用しない」などとしているカナダのガイドラインなどを参考に、具体的な記載内容を決める。また、動物実験による安全性評価や、副作用の報告を求めるシステムづくりも検討する。
(共同通信) - 8月15日20時45分更新


薬剤添付文書、というものがあります。
処方される薬剤にも、市販されている薬剤にもついているもので、つまりは薬剤の説明書のことです。
その中には、効能や服用の方法、禁止事項などがかいてあります。重要なのは禁止事項で、それを守らなければ体にダメージがある場合も少なくありません。
虫除け剤の注意事項は、側面などに記載されているのでしょうが、薬剤に関しても側面の注意事項や、添付文書にも注意を払ってみることをおすすめします。