ブランカでソロ | アフィシオナード!

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アフィシオナード・・・それはフラメンコ愛好家のことです。
基本マニアックですがフラメンコ以外のジャンルの音楽も含めて
感じたこと等 色々と見聞きした情報を備忘録代わりにして綴ってます。

すっかり秋が本格化して 朝晩は少し肌寒くなりましたね


フラメンコのパロ(曲種)はだいたいが暗い感じのものが多いのですが


そういう曲は 秋 ~ 冬 にかけて 似合うように思います。


レトラ(歌詞)自体は季節を歌っている訳ではないのでしょうけど


曲が持つ雰囲気というのは かなり大切ですよね




ペペ・アビチュエラ で ソレア です。





ぺぺの愛器は 朱色に塗られたフラメンコそのものという感じの


コンデ・エルマノスの木ペグ(正しくはフリクションペグ)のギターですが


なんとも渋いですね。 



ブランカ(白:横裏板にシープレスを使ったギター)は


一般に伴奏向けと言われてますが このギターのように低音もしっかりと出るものは


ソロでも全然問題なし、むしろ ニーニョ・リカルドやサビーカスなどは


白のギターでソロをガンガン弾いてましたし 一概に 白=伴奏用 と決めつけるのは


あまりにも短絡過ぎるように思います。






むしろ ネグラ(黒:横裏板にローズ、ハカランダを使ったギター)で


フラメンコらしい音が出るものは 私の印象では少ないと思っています。


フラメンコギターと言いながらも出る音は


まるでクラシックそのものってモノすらありますよ・・・・


(以前 所有していたフラメンコギターの黒でまんまクラシックの音のものがありました)






白、黒 と変に区別しないで 弾き手の好み、或いはパロによって


弾き分けるのも 良いかもしれませんね