前回 フラメンコギターの王者
サビーカスを紹介しました。
今回も サビーカスについて綴ります。
サビーカスは
本名 アグスティン・カステジョン・カンボスという名前で
ジプシーの家系に生まれたそうです。
幼少の頃から人前で演奏するほど実力があり
若い頃から頭角を現していたようです。 しかし
スペイン内戦の際に国外へ脱出し ニューヨークに
移り住み そこで数多くのレコードで名演、名曲を残しました。
1990年に78歳でお亡くなりになりましたが
サビーカスは後世のギタリストに多大な
影響を与え 死してもまだ 影響を与えているのです。
実際にサビーカスの曲はどれも魅力的で
テクニックもすごいのです。
サビーカスがフラメンコ界で活躍していた頃
影響を受けないフラメンコギタリストは皆無とも
言われたそうです。
今も私はサビーカスをよく聞きます。
ブレリアス、シギリージャ、ファルーカ、
マラゲーニャス、ソレアレス、アレグリアス・・・・
どれも 名曲、名演ばかりなのです。
ギター1本で ここまで引き寄せる演奏が出来る人は
最近のフラメンコギタリストでは少ないです。
今はほとんどが カホン、ベース、ピッコロ、ピアノ、ヴァイオリンと
本来のフラメンコとは違う 構成でやるのが多いのですが
それしか知らない人から見たら サビーカスの
泥臭さと洗練という相反する事が同居しているような
懐の大きさに 驚くのではないでしょうか？
最近のフラメンコギタリストも いいのですが
サビーカスを 一聴 してみる価値は十分あります。