アタッチメント製作秘話も!ATF圧送交換を可能にするアタッチメントの新作を数点開発中です | フリークのブログ

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自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

知り合いの同業者さんから、

 

「アタッチメントって、一体どうやって作ってるの?」

「結構次々出来て来るみたいだけど、何処かから図面とか貰ってるの?」

 

と質問を頂きました。

 

残念ながら、図面とか貰えるようなコネクションはありません。

でも、全国各地で頑張っておられる仲間が、ATFやCVTFの圧送交換に取り組みながら、

「この車種に適合するアタッチメントってある?」

なんて質問と車両情報を頂けるものですから、もしまだ未開発の車両であれば、オイルクーラーを取り寄せて確認しています。

 

 

 

 

基本的には純正オイルクーラーを取り寄せ、そこから土台厚みと必要強度を見てCADを引きます。

 

アタッチメントは付け外しも頻度高めで行いますので、付けたら長期間そのままのオイルクーラーとは違い、脱着に伴う強度低下も計算してある程度の厚みを持たしています。

 

あわせて、1年程前からは更に強度を高める為に、ショットピーニング加工も追加で行っています。

 

 

使用する際に、「強く締め付ける事でしっかり押し付けて漏れないように・・・」なんていう使い方を強要する様であれば、それは次第にアタッチメントの強度低下を招きますので、Oリングの出シロを少しだけ多めに調整して、軽く装着するだけで漏れないタイプのアタッチメントにしています。

 

ホースと接合するアダプターの取り付けに関しても、シールテープを巻かなくても漏れず、何なら指で軽く摘まんで左右に動かせる位の緩さで装着&使用しても漏れて来ない様に、絶妙なテーパー加工を施しています。

※実際に使用の際は、シールテープは巻いて下さい。取り付けの際は強く締め付ける必要はありません。ぜひ、緩めの装着で圧送交換してみて下さい。漏れては来ませんので!

 

 

 

そんな感じですので、弊社には作成の際に見本となったオイルクーラーがゴロゴロ転がっています。

幾つかはアタッチメント作成の為に一部破壊した物もあったりします。

1箇所に収まり切らないので、4箇所に分けてトータル50個程あると思います。

 

 

ちなみに、一番お金がかかったのは・・・、BMWミニ用でしょうか?

 

純正オイルクーラーが3種類あり、1個がだいたい5万円近く。

合う、合わない、ちょっとだけ違う、などあってはいけませんので、その全てを取り寄せて確認。

当然日本国内に在庫は無かったので、それぞれ本国より取り寄せて。

 

日頃から適合ミッションや酷似ミッションなどに付いても勉強しているので、

「もしかしてこっちのミッションにも適合したりして!?」なんて感じで、今度はそのミッションに使われているオイルクーラーも取り寄せたりして、見本となるオイルクーラーにプラス、適合確認の為にもオイルクーラーを取り寄せ、見本を揃えるだけで掛かった総額は20万円程に・・・(^^;

そこから試作品製作→テスト→手直し→試作品製作→テスト→完成→製品化という感じなので、製品化出来るまで幾ら位かかったんだろう・・・(笑)

 

 

 

当然失敗も多く、プロトタイプとして作った物自体が、実は少し修正が必要だったりで結果「ゴミ」となった物は幾つもありましたが、一番つらかったのは、完全に製品化までこぎつけて製造工場に製造依頼をかけたら、出来上がって来た物が裏表逆(^^;

まさか!?でした。

時間もお金もかけて、使い物にならないアタッチメントを100枚ほど作った事があります。

 

 

 

メルセデスベンツやBMWなど輸入車に関しては、配管を使っていることが殆どですので、それぞれオイルクーラーホースをその都度本国より取り寄せて確認しています。

 

 

 

オイルクーラーホースがこれまた高い・・・。

全部で30本以上のホースが、弊社倉庫内には転がっています。

 

 


現在新たに製作中なのは、ホンダ車用の新型アタッチメントと、

 

 

 

ポルシェ911に付いても圧送交換が出来ないかと、オイルクーラーを本国より取り寄せ済み。

しかもここにベースブラケットが付くはずなので、そちらも同時期に注文しましたが、これはドイツにも在庫が無くて・・・

 

現在本国にてバックオーダーかけて貰っています。

 

ポルシェに関して言えば、近々PDK用のアタッチメントも出来上がりそうです。

まだ少し時間かかりますが・・・

 

 

 

ボルボ用も順調に色々と出来上がって来ています。

簡単なタイプのミッション構造もあれば、なかなか一筋縄ではいかないタイプのミッション構造もあり。

 

これも本国より取り寄せたボルボ用のフルードサーモ。

現車があれば一番確実だけど、流石にその為だけに車を買ってくる訳にも行かず・・・

まだまだ試行錯誤は続きそうです。

 

 

ボルボのDCT用は、実はベース情報がありはしましたが色々と気に入らない所もあり、合わせて、その穴って本当に必要なの?という所もあったり、ガスケット溝の深さが浅過ぎ!なんて所もあったりで、色々と煮詰め直して製作し直し中。

 

一先ずはプロトタイプが完成したので、あとは実装着テストです。

使用してみて問題無ければ、ガスケットの溝幅などまだ気になっている所を少しだけ煮詰め直してほぼ完成!?でしょうか。

 

 

 

1つのアタッチメントが製品として完成し、弊社ネットに掲載に至るまで、早い場合で3ヶ月、平均では4~5ヶ月、時間がかかったものでは1年以上色々煮詰めて改良しても、未だ「完成」には及んでおらず・・・なんてのもあります。

 

 

そして昨日、トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー用のアタッチメントはありませんか?との問い合わせを愛知県の同業者様より頂きましたので、早速着手しております。

 

 

こんな感じで、続々と新しいアタッチメントも出来上がりつつありますので、乞うご期待!!

 

そんなこんなで、

2021年5月11日現在で、弊社よりアタッチメントを購入頂いている全国のプロショップさんは173社!!!

日々少しずつ増えて行っていますので、200社到達も近いかも(^^)

 

アタッチメント以外にも、ストレーナーや周辺パーツなど、色々取り揃えています。

詳しくは こちら のサイトでどうぞご確認下さい。

 

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(1) フリークでは、密閉式ミッションの圧送交換が出来る様、様々なアタッチメントを製作・販売しております。商品一覧はこちらです → F-PETシリーズ

 

(2) 弊社より購入頂いたプロショップさんを地域別に掲載した一覧をインターネット上にアップしはじめました。これにより、ユーザー様がお近くのプロショップを検索できるようになります。サイトはこちら → F-PETプロショップ

 

(3) 弊社商品をお使いのプロショップさんの中で、弊社サイトへの掲載ご希望の方はこちらよりご連絡下さい。掲載店へはお客様から直接問い合わせ入ります。問い合わせ件数も増えている様で、掲載プロショップさんから感謝のメールを頂く事も多くなって来ました。他社との差別化を図れる情報発信のひとつとしてご登録下さい。

 

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愛媛新聞社の「マイベストプロ」に掲載されました