CVTF交換-スバル WRX(VAG)トルコン太郎での圧送交換+ストレーナー交換他 | フリークのブログ

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「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

岡山県からスバルWRXのCVTフルード圧送交換のご依頼です。

 

 

 

 

早速リフトに設置。

 

 

 

 

今入っているフルードがどの程度汚れているのか、比較用の瓶に採取します。

 

 

 

 

スバルは比較的、多くのフルードを抜き取る事が出来ます。

 

 

 

 

オイルパンを取り外します。

取付は液状ガスケットの為、ボルトを外しただけではすんなりと外れてはくれません。

オイルパンカッターを叩き込みながら剥がして行くという作業が必要になります。

 

 

 

 

ATFストレーナーを取り外し。

 

 

 

 

抜けたフルード(結局、合計7リットル近く抜けました)と、

取り外したオイルパン&ストレーナーです。

 

 

 

 

ストレーナーのメッシュフィルターには、細かな異物が散見します。

 

 

 

 

ストレーナー自体もグレー色に変わっています。

これは表面に付着した汚れがその様に見せているのであって、本来は明るいシルバーです。

 

 

 

 

 

鉄粉吸着用磁石です。

かなりの鉄粉が付着!!

 

 

 

 

バルブボディ下部をしっかりと清掃して、

オイルパンとの当たり面を磨いてガスケットの残骸を全て取り除きます。

 

 

 

 

ストレーナーを取り付け。

 

 

 

 

オイルパンは新品に交換します。

 

液状ガスケットが使われている場合、先にも書きました通り「オイルパンカッター」を叩き込んで剥がす作業が必要になるのですが、その際にオイルパンが多少傷ついたり、固着が強固な場合は一部湾曲する事もあります。

 

それに、もしも「再利用」となった場合は、オイルパン側に付着した液状ガスケットを剥離する作業は本当に大変で、ワイヤーブラシやガスケットスクレーパーを手に、延々と擦り続けるという作業が必要になります(工賃も3,000~5,000円かかります)。

 

フリークでは、液状ガスケット使用の場合はオイルパンの交換をお勧めしております。

オイルパンの価格が高い場合は、出来るだけ傷付かない様に丁寧に剥がして行きますが、工賃とオイルパン代との差から総合的に判断し、どちらを選択するかはこちらに任せて頂いています。

 

 

ちなみに、

このWRXのトランスミッションオイルパンは何と2,500円なんです。

(もちろんスバル純正!)

当然、新品を選択しました。

 

 

 

 

使用するCVTフルードは純正の「ハイトルクCVTフルード」です。

スバルのペール缶は非常にシンプル。

派手なカラーリングなども殆ど無く、一部に「ハイトルクCVTフルード」と書かれているだけです。

 

 

 

 

最初に抜けた量に少し加算した7リットルを充填。

 

 

 

 

エンジンを始動して、圧送交換を開始します。

 

 

 

 

 

 

 

かなり綺麗になりましたので、油量調整に移っていきます。

 

このWRXでは、

・TR580

・TR690

の、2種類のCVTがファイネスでは出て来ます。

 

 

 

一番簡単な判別方法は、車両のコーションプレートを確認。

ミッション型式まで明記してくれています。

 

 

 

 

現在のフルード温度は48℃です。

油量調整温度は35~45℃ですので、少しオーバーしていますから、

一旦エンジンを切って、油量調整温度の範囲内に入ってくるまでスポットクーラーで冷やします。

 

 

 

 

TR690ミッションはここにオーバーフロープラグがあります。

ちなみにTR580ミッションは、油量調整温度は同じ範囲ですが、オーバーフロープラグは違った場所にあります。

 

 

 

 

オーバーフローして来たフルードを採取して、最初に抜き取ったフルードと比較します。

ここまで綺麗になりました。
フィーリングもきっと変わっているはずです。

 

 

 

今回のCVTフルード圧送交換では、

 ・トランスミッションオイルパンASSY交換

   (ドレンプラグ&ドレンプラグガスケットも付属)

 ・オイルパンガスケット(液状ガスケット)

 ・CVTフルードストレーナー交換

 ・CVTフルード(スバル純正:ハイトルクCVTフルード)

以上の作業を行っております。

今回の修理ご請求額は、 ¥ 83,930- となっております。

ご用命、ありがとうございました<(_ _)>

 
 <参考データ:車両走行距離  45,000km>



■作業メカニック - 野間雄司
■写真撮影 - 野間雄司
■文 - 野間雄司




※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はお控え下さい。


 

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愛媛新聞社の「マイベストプロ」に掲載されました