エアコンが効かないF355。
ブロアモーターは中古で程度の良い物が見つかり、
動作も問題無くなりましたが、
エアコンのメインヒューズである30Aを、ヒューズホルダーごと溶かす原因はコンプレッサー本体でした。
リフトで上げて下からアクセスします。
コンプレッサーはまだ取り外しが容易そうです。
目視で分かる通り、マグネットクラッチの周辺からガス漏れしています。
コンプレッサー内の抵抗も基準値から外れていて、
コンプレッサーが不具合の原因になっている事も判明。
リビルトのコンプレッサーに交換します。
新旧比較。
取付完了。
同時に修理に出していたエアコンのECUも返ってきました。
修理屋さんからは「ECUの修理をしますよ!」と聞いていましたが、内容はコンデンサーの打ち変えなんですね。
ま、でも、
コンデンサーの液漏れによって他の部分に被害が及ぶことを考えると、この作業は必要かと思います。
風量の強さが不安定なのはファンレジスターが原因。
当然部品は製廃&国際欠品。
でも、付け直したり掃除をしたりしてたら正常に動き出しました。
イタリアでランチアに装着されていた中古は見つかりましたので、
取り寄せるかどうか悩み中です。
ガスを規定量入れて、オイルも充填しエアコンシステム稼働!!
少しすると、フロントガラス内側が結露し始めました。
F355でここまで冷えたら文句なしですね!
続いては、夏場になると革が縮んで地肌が顔を出すという現象。
場所はメーターパネルのフードですが、
この部分はフロントガラス越しに見えて、非常に目立ちます。
※写真はメーター周辺を分解して取り外している途中のものです
外してみるとよく分かる、製造時の雑な加工精度。
カットの仕方からも、確実に「人の手」ですね。
手作り感満載です。
フード固定用の金具のスペースを確保する為にカットしたのでしょうが、結構適当な感じです。
フェラーリやランボはだいたいこんな感じだとか・・・
いいんです。
フェラーリは、エンジンとデザインなんです。
気に入らない所は補修すれば良い!
同じ質感の革を継いで、同色に塗装しなおしています。
言われなければ気付かないレベルです。
綺麗に洗車もして完成です。
・エアコンコンプレッサー交換
・エアコンECU修理
・ファンレジスター点検他
・メーターフード補修
以上の作業を行っております。
ご用命、ありがとうございました<(_ _)>
■作業メカニック - 橘朋秀・野間雄司
■写真撮影 - 野間雄司
■文 - 野間雄司
※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はお控え下さい。
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愛媛新聞社の「マイベストプロ」に掲載されました