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自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

フリークでは、毎日色んな国の車が運ばれて来ます。

 

そんなフリークに遊びに来てくれたお客様は、

「ここに来ると楽しいねぇ」と言ってくれます。

 

今回のブログは、先日6月5日金曜日時点でのフリークの入庫状況です。

遠方に住んでいてなかなか遊びになんて行けないよ!という方や、

近所とはいえ、忙しくて遊びには行けないよ!という方まで、

フリークに入庫している楽しい車達を、ちょっと一緒に覗けます。

 

 

しかも、金曜日にはケンメリも入って来ました。

内容は単純なものですが、

お客様にも了解を頂いたのでちょっとご紹介を。

 

お預かりの全ての車両を撮っている訳ではありませんが、

ちょっと楽しいですよ。

 

暑い中、多国籍な上、難解な故障に日々一生懸命取り組んでくれている修理のスペシャリストスタッフには本当に感謝です!!

 

 

 

 

L28ケンメリです。

購入されたばっかりのぴっかぴかケンメリ!

 

 

 

美しいエンジンルーム。

 

誕生からもうすぐ50年経とうとする、私と同世代のスカイラインが、

日本国内の様々な人の手を経て、こんな形で愛され続けているという事を、ケンとメリーにも教えてあげたい!

 

弊社での作業はシンプルなものですが、

とは言えとっても重要でもある「エンジンオイル交換」です。

 

 

 

 

オイルパンはドレンプラグまで綺麗に塗られています。

ここに、何も考えず工具をかけれる勇気があるメカニックは全国にどれだけいるのでしょう(笑)

 

フリークには高性能のエンジンオイル交換機があります。

オイルレベルゲージのレイアウトから追っていくと、

交換機を使えば、ドレンプラグからオイルを抜くよりも、

更に多くの古いオイルを根こそぎ抜く事が出来そう!

 

メカニック丸山君のその判断は大正解でした。

 

そのまますぐに抜き取ってしまうメカニックが多いですが、

そこはさすが!

まずはオイルの量を計測すると同時に、オイル臭を確認。

オイルの量は少し増えている事、ガソリン臭が含まれる事を確認し、

エンジンの健康状態を把握しながら作業を進めて行きます。

 

 

使用するエンジンオイルは、お客様からのご要望もあり、

ASHのPSE 15W-50の鉱物油です。

そこに、最近フリークでも何かと話題の「丸山モリブデン(斎藤商会)」を添加。

オイルエレメントは日産部品から取り寄せ済。

 

 

 

 

追加のご要望はエアコンのチェック。

 

このケンメリ、エアコンが効きません。

昨今の夏の暑さは殺人的ですので、直す必要があります。

 

販売をした車屋さんは、

「エアコンはパワーロスになるから、前のオーナーはガスを入れずに走っていた」と言われていたそうです。

 

この手の言い回し、実は今まで何度か聞いた事があります。

何故どの車屋さんも、異口同音にこれを言うのでしょうね。

 

20年程前にL28改S30をメンテしていた時も、

サニトラの時も(吊り下げ)、117の時も、

何故か出どころの車屋さんはみんなこの言い回し。

 

そして、ガスを入れてエアコンが効いたためしがありません(^^;

 

 

本当にパワーロスというなら、軽量化の為にエアコンシステム全取り外しするでしょう。

実際に、私は20年以上前ですが自分のミニ(1000ccSUツインキャブ→のちにWEBERに換装)で、効きもしないエアコンなんて要らないと、全システム取り外しました。

その年の夏、本当の灼熱地獄を味わう事になるとも知らずに・・・

 

ま、ついでに言いますと、

キャブ音を楽しむ為にオーディオも取り外しました。

 

結果、家族は誰も乗ってくれなくなりました・・・

 

男のロマンとは、孤独なものです。

 

 

 

 

ケンメリのコンプレッサー、まずはムシゴムがダメです。

いきなりスタートでつまづきました。

一先ずガスを入れて効くのかを確認する必要がありますから、ゴムの適合云々よりも、ガスが漏れない事を優先して、新しいムシゴムを装着します。

 

前のオーナーは、命の危険よりも、本気でパワーを優先した「漢」なのかも知れません。

その可能性は、ゼロではありませんから!

 

 

 

 

フリークにはR12ガスの在庫もありますし、ゲージマニホールドもあります。

 

 

 

真空にして、しばらく放置します。

大気圧に近付いていく事はありません。

 

おっ!?

もしかして、漏れてないかも!!

 

まさか、本気で「漢」が乗ってたの!?

 

続いてガスを充填!!

 

しかし、

・・・入りはするものの、低圧・高圧が正常にリンクしない。

何処か詰まっている・・・

 

コンプレッサー、ドライヤー、エキパンらは交換しないとダメそうです。

無念。

今回も「漢」には巡り合えませんでした。

 

コンプレッサーの型番を控えさせて頂きましたので、そこからパーツを追ってみます。

 

 

 

 

カイエンはミスファイア。

 

 

 

作業をしているのはメカニックの橘君。

IGコイルのクラックを発見。

8本全てのIGコイルがこの状態。

 

 

 

 

スパークプラグもあまり良い状態ではありません。

8本全て交換です。

 

 

 

 

こちらもエンジン不調。

 

 

 

 

BMW純正診断機ISTAを接続。

ハイプレッシャーポンプが怪しいと丸山君。

凄いのは、ISTAではなく丸山君の様です。

 

 

 

 

BMWのFはエアコンが効かないという事で入庫。

診てくれているのは、これまた丸山君。

効かないというより、ブロアモーターが回っていない。

 

 

 

 

取り外して手で回わそうとしても、固着して動きにくい。

どうにか回る様にして駆動させてみると、何とも奇怪な音と共にヘロヘロ回るだけ。

 

 

 

 

新品はすぐに届いたので組み付け。

無事完治です!

 

ブロアモーターコントローラーは問題無かった事で、念の為見積もりに入れていたそれよりも安く済みましたから、

気になっていた「バッテリーが良くないよ」と、別の車屋さんで言われた事を思い出されて。

 

このBMW、105AHというとんでもなく大きなバッテリーが使われています。

数社に見積もりをして、価格と性能とのバランスからBOSCHのブラックをチョイス。

 

交換後は診断機を接続してちょっとした作業が必要です。

 

 

 

 

 

メルセデスはオイル漏れ。

お客様が危惧されていた箇所、まさにそこでした・・・

ちょっと費用が掛かりそうです。

見積もりをして連絡いたします。

 

 

 

 

シフトダウン時のショック改善が出来ないかと、前々から色々チャレンジしているE60。

光明が見えた気がしましたが、まぁ、そう簡単に事が運ばないのが車の修理というもの。

 

 

 

 

今後の学びの為にも、ISTAを繋いでみんなでゴニョゴニョ。

 

 

 

色々不調のシボレーエクスプレス。

ECUは交換済み。

あとはコーディングが必要ですが、これまたなかなか上手く行かない。

主に橘君が奮闘してくれています。

 

 

 

 

お付き合いのある整備工場さんから運ばれて来たメルセデス。

エンジン始動不良です。

 

 

 

 

アルファードは冷間時のエンジン不調。

V6なので、プラグ交換だけでも高額工賃になります。

見積もりをしてお客様に連絡します。

トヨタ車整備はスペシャリスト丸山君が。

 

 

 

 

お付き合いのある業者さんより車検で入庫のストリーム。

ヘッドライトの曇りも気になりますので、一緒にコーティングします。

 

 

 

 

こちらもお付き合いのある整備工場さんより入庫のエスティマ。

先日ブログにもちょっと出て来ましたが、CVTベルト破断しています。

リビルトミッションに載せ替えします。

 

 

 

 

1600ccのポロGTIはオーバーヒートで、お付き合いのある整備工場さんより入庫。

サーモスタット、バラバラになっていました。

橘君が作業してくれています。

破損状況がサーモだけに留まっていなかった為、追加で部品を手配中。

 

 

 

パワステの動きがおかしいV70。

原因はラックピニオン。

原因は分かったものの、メーカーリビルトは見つかったが、

VOLVO&ポルシェは自社ディーラーにしか部品を供給しません。

海外ルートはあるものの、昨今の諸事情により余りに時間が掛かりすぎるし・・・、何よりもメチャクチャ高い!!

 

色々探していると、とても状態の良い中古が見付かりました。

古味君が交換してくれて、修理完了。

 

 

 

 

W124は、足回りの異音は直りましたが、

引き続いてお預かりをし、ナビとバックカメラ、ETCとドラレコを取り付けます。

今時1DINナビはもう無いので、特殊ステーを使用してゴリラを取り付ける予定です。

 

その隣にVWゴルフの35thもあります。

見積もりはもうすぐ出来ます。

お待たせして申し訳ありません!!

 

 

 

こちらのメルセデスはAT故障。

原因はやっぱりスピードセンサー。

バルブボディASSYリビルトにて対応。

フリークではこの手の作業が多い為、橘君に作業して貰い、その一連を覚えて貰います。

トルクコンバーターからもATFを抜いた事で、少しのATFですごく綺麗になりました。

以後試運転&エラーチェックするも好調です。

 

 

 

 

車検でお預かりのBMW。

 

 

 

エンジン始動不良と、色々用品取付のハマーH3。

橘君が奮闘してくれています。

 

 

 

 

エンジン焼き付きのエクスプレスと、あとはATを残すのみとなった430。

 

エクスプレスのエンジン、なかなか出て来ません。

福岡で整備工場をしている知り合いのPSAスペシャリストに捜索依頼中。

近場でも探してみましたが見つからず、輸入車専門の中古パーツ屋さんにも捜索登録済み。

ネットでは車体丸ごとが本当に時々だけ出て来ますが・・・

どれもこれもちょっと高過ぎます。

 

 

 

 

物凄くけたたましい異音が鳴り響くフリードは、古味君が原因探索中。

 

CVTから??

いえいえ。

 

 

 

キャタライザー??

いえいえ。

 

 

 

エンジンの後ろ周りから聞こえてくるので、あれもこれも取り外して消去法で原因を。

 

分かってしまえば何のことは無かったけど、まさかそこからとは・・・

 

でも、思い返せば、いくつもの伏線がありました。

まるでコナンの映画みたいに(笑)

 

 

余談ですが、コナンの作者「青山剛昌」さんのご実家も整備工場ですね。

鳥取の国産ディーラーに勤めている友人が、実家の工場まで案内してくれました。

外から見ただけですが(笑)

 

 

この前の金曜日はこんな感じですが、

次の金曜日にはガラリと車が入れ替わっています。

 

そんな天国??地獄??の様な所で働いてくれているスタッフには本当に感謝です。

 

 

気温はこれからどんどん上がって行きますが、

お互い体調に気を付けて頑張りましょうね!!

 

 

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フリークでは、密閉式ミッションの圧送交換が出来る様、

様々なアタッチメントを製作・販売しております。

 

 

弊社より購入頂いたプロショップさんを地域別に掲載した一覧もインターネット上にアップしはじめました。

これにより、ユーザー様がお近くのプロショップを検索できるようになります。

サイトはこちら → F-PETプロショップ

 

合わせまして、プロショップさん同士の情報交換の場として、ネット上に承認式コミュニティを設けています。

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