CVTフルード交換-ホンダ N-WGN(JH1)トルコン太郎での圧送交換他 | フリークのブログ

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「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

ホンダ NシリーズのCVTフルード圧送交換です。

 

弊社で製造・販売しているアタッチメント(F-PETシリーズ)を使うと、

N-ワゴン、N-BOX、N-ONE でCVTフルードの圧送交換が可能になります。

 

スポーツ走行をされる方は、CVTフルードの油温を下げる為のオイルクーラーを付ける際、弊社のアタッチメントを装着する事でフルードを外に取り出す事が出来るだけでなく、CVTフルードの量を多くする事にも繋がりますので、フルードの耐性が上がり、劣化速度を遅くする事が出来ます。

 

 

 

 

今回施工するのはN-WGN です。

 

 

 

 

左前タイヤを取り外し、カバーを取り外します。

 

 

 

 

 

まずは、現在のフルード量確認を行います。

レベルゲージはここ。

 

 

 

 

 

レベルゲージの脱着時に砂や小石、汚れなどがミッション内部に混入する事を防ぐ為、事前にしっかりとエアブローをして汚れを飛ばしておきます。

 

 

フルード量確認はちょっと特殊です。

 

電動ファンが2回回るまで暖機し、

エンジンをOFFにしてから60秒から90秒の間でフルード量を計測

します。

 

 

つまりこのミッションは、エンジンを切ったあと、オイルパンに戻って来るフルード+オイルパン内フルード量の合算量を時間軸で確認する必要があります。

 

 

 

 

 

テストです。

エンジンOFF後、30秒がこのレベル。

フルードHOT状態でのFULLとLOWのレベル位置で、

ほぼLOWレベル寄りに位置しています。

 

 

 

 

 

そしてこれが、フルード量確認時間に入った、60秒経過後のレベル。

FULLとLOWの、ちょうど真ん中に位置しています。

量は問題無いですね!

 

 

 

 

そして、エンジン停止後180秒経過のフルード量です。

FULLレベルを1mm程上回りました。

 

この後、300秒経過後のフルード量も計測しました。

写真を撮ったはずが残っていませんでした・・・

 

その時のフルード量はFULLレベルの3mm上でした。

 

時間経過とともに戻って来るフルード分がどんどん増えますので、

正確な計測が出来なくなりますから注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

CVTフルードを排出します。

アンダーカバーを取り外し、

 

 

 

 

 

オイルパン脱着の際邪魔になるアームを取り外します。

 

 

 

 

 

フルードを排出。

 

 

 

 

 

HMMFは透明に近いオレンジ色なので、

そんなに黒ずみは無いと思っていましたが、

 

 

 

 

 

想像していたよりも真っ黒に汚れていました。

 

 

 

 

 

 

オイルパンを取り外して、

 

 

 

 

 

CVTフルードストレーナーを取り外します。

 

 

 

 

 

ソレノイドの左側を掃除すると、

綺麗な光沢のあるシルバーになりました。

 

写真右側は掃除前。

黒ずんだグレーです。

 

 

 

 

 

全体を綺麗に掃除すると、各所の黒ずみは全て綺麗になりました。

 

 

 

 

 

交換部品。

 

 

 

 

 

新品のストレーナーのフィルター部は綺麗な黄色ですが、

 

 

 

 

 

装着されていたフィルターは真っ黒に汚れていました。

 

 

 

 

 

オイルパンに取り付けられている磁石には、鉄粉が大量に付着。

 

 

 

 

 

外したオイルパンを、

 

 

 

 

 

綺麗に掃除して、

 

 

 

 

 

ストレーナーを装着し、オイルパンを取り付け。

指定トルクにて締め付けます。

 

 

 

 

 

いよいよ、CVTフルードの圧送交換です。

 

 

なお、ホンダNシリーズのCVTフルード圧送交換時の注意点などの情報は、 こちら のサイトに掲載しております。

 

フェイスブックの、承認式コミュニティサイトになります。

 

弊社とお付き合いのある企業様か、

弊社よりF-PETシリーズを購入して頂いたプロショップ様のみに公開しているサイトとなっております。

 

興味のある方は、上記サイトにアクセスし「承認請求」して下さい。

 

 

 

 

 

 

ホンダ純正 HMMF を準備。

 

 

 

 

 

 

圧送交換を開始します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

向かって左が新品のフルードで、

真ん中が元々入っていたフルードで、

向かって右が、現在車の中に流れているフルードです。

 

新品と変わらないレベルまで綺麗になりました。

 

 

フルード量調整を行う前に、

VSAメンテナンスモードにし、リフトに上げたまま、

ミッション内のエア抜き作業を行います。

 

VSAメンテナンスモードへの移行は、

ネットで検索すると沢山出て来ますので割愛します。

 

 

以下、ファイネスより。

 

 

1) メンテナンスモード移行後、Dポジションでゆっくりとアクセルを踏み込み、10秒以上かけて時速60km以上に加速する。

 

2) アクセルペダルを戻して、クリープの速度になるまで待機。ブレーキは踏まない事

 

3) 上記1~2を5回繰り返し行う。

 

以上でエア抜き作業は終了です。

 

 

 

 

 

最終のフルード量調整を行い、HOTレベルの上限に合わせます。

 

 

 

 

 

添加剤を充填する場合は、

インタークーラーを取り外した下の、

 

 

 

 

このプラグから充填して下さい。

 

 

 

 

 

 

比較用瓶にて新旧比較です。

全く違う状態になった事がよく分かります。

 

 

 

 

今回のCVTフルード圧送交換作業では、

上記内容も含め以下の作業を行っております。


 ・CVTフルードストレーナー交換

 ・CVTフルードパンガスケット交換

 ・CVTウォーマーOリング×2個交換

 ・純正CVTフルード HMMF 交換

 ・プラスチックリベット交換


今回の修理ご請求額は、 ¥60,200- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  106,300km>


■作業メカニック - 野間雄司
■写真撮影 - 野間雄司
■文 - 野間雄司

 

 

 

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フリークでは、密閉式ミッションの圧送交換が出来る様、

 

 

様々なアタッチメントを製作・販売しております。

 

 

弊社より購入頂いたプロショップさんを地域別に掲載した一覧もインターネット上にアップしはじめました。

これにより、ユーザー様がお近くのプロショップを検索できるようになります。

サイトはこちら → F-PETプロショップ

 

合わせまして、プロショップさん同士の情報交換の場として、ネット上に登録式コミュニティを設ける準備をしております(すでに完成はしておりますが、まだオープンにはしておりません)。

そちらも合わせて近く案内させて頂きますので、興味のあるプロショップさんは是非お問い合わせ下さい。

 

商品一覧はこちらです → F-PETシリーズ

 

 

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