一般整備-アルファロメオ147(937BXB)タイミングベルト交換+ウォーターポンプ交換 | フリークのブログ

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「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

アルファロメオ147の、

タイミングベルト交換とウォーターポンプ交換を行います。

 

アルファロメオのタイミングベルトは40,000km毎の交換が推奨です。

 

 

 

 

 

リフトに上げて準備。

 

 

 

 

 

ツインスパークの147です。

 

 

 

 

 

コイルを取り外します。

 

 

 

 

2番シリンダーのコイル先端にオイルが付着。

 

 

 

 

 

ここだけプラグホールに大量のエンジンオイルが混入しています。

 

 

 

 

 

混入したオイルが付着して軟化した部品が、

プラグホールの中に落ち込んでいました。

混入したオイルを吸引機を使って吸い出してから、

 

 

 

 

スパークプラグを取り外します。

プラグもベトベト。

 

 

 

 

 

ヘッドカバーを取り外し。

 

 

 

 

 

 

 

 

1番シリンダーの圧縮上死点を出してSSTを軽く取り付けます。

エキゾースト側を先に微調整して位置合わせしてSSTをロック。

 

インテーク側プーリーは前後に合計3~4コマ程度の大きなレベルで単体調整が可能ですので、タイミングベルトを取り外した後、プーリー部分をフリーにして、カムシャフトを微調整してSSTとのフィッティングを完璧な位置に調整します。

 

 

 

 

 

今回の交換部品一式です。

 

 

 

 

 

取り外したタイミングベルトです。

ヒビなどが入る程ではありませんでしたが、

かなりの使用感が感じ取れる状態です。

 

 

 

 

ウォーターポンプも交換します。

ボルト2本で付いていますが、写真で分かる通り、

ボルトを取り外しただけで冷却水が流れて来ます。

 

この穴はボルトで蓋がされているだけで、

ボルトをのけるとそのまま冷却水通路までつながっています。

 

こんな構造、日本車やドイツ車では見かけませんね(^^;

 

 

 

 

 

ウォーターポンプの新旧比較です。

 

 

 

 

 

ポンプハウジングを、

 

 

 

 

 

綺麗に掃除します。

 

ウォーターポンプ取付の際は、水漏れを防ぐ為液状ガスケットを塗布しておかないといけません。

もちろんボルトにも塗布が必須。

 

ここで手を抜いてしまうと、全てを組み付けてエンジン始動した後に

冷却水がポタポタ漏れてくるというお仕置きを受ける事になります。

 

 

 

 

 

タイミングベルトには位置合わせ用のラインが入っていますので、

その位置をエキゾースト側カムシャフトとクランクプーリーに合う様にマーカー位置を考えてマーキング。

 

 

 

 

 

SSTを使ってタイミングベルトストレッチャープーリーを調整。

鏡を見ながらプレッシャー圧を調整します。

しかもこのプーリー、本体自体が左右に大きくスライドまでするものだから、調整方法に少々頭を悩ますことに(^^;

 

 

 

 

 

2周させて再び圧縮上死点を出します。

再びSSTを載せて、カム山とぴったりフィットしているかを確認。

 

 

 

 

 

ドライブベルトのストレッチャーも、

ベアリングから音が出始めていたので交換です。

クランクプーリーも取り付けて、

 

 

 

 

 

ドライブベルトを装着してエンジン始動。

 

水漏れ、オイル漏れも無く、

エンジンフィーリングが絶好調な事を確認。

 

 

 

 

 

 

追加でご依頼頂いた作業です。

エアコンの効きがかなり悪いので、ガス量チェック。

合計500グラムのエアコンガスを充填して、ようやく効き始めました。

 

配管系統、各接続部、コンプレッサー本体をチェックするもガス漏れらしき跡は無く・・・

もしかするとエバポレータから漏れているかも!?

 

念の為蛍光剤を追加充填しておきましたので、

再び効きが悪くなった際はご相談下さい。

 

 

 

 

終わってみると、あっという間に過ぎてしまったお盆休み。

16日から営業を開始しましたが、

お盆休みも終わりかけた14日頃から、

めったに病気をしないのに夏風邪を引いてしまった様で。

くしゃみは止まらないし、鼻水はダクダクだし・・・

しかも、喘息持ちなので、

風邪は引いてしまうとゼーゼー、ピーピー(^^;

 

しかも、病院に行ってみると16日までお盆休みとの貼り紙が。

 

暑さばかりが気になって油断してしまった様です。

手洗いうがいは大切ですね!

皆様もお気を付け下さい。

 

 

 

 

16日から営業を開始したのですが、

朝から電話が鳴り止みません・・・(^^;

 

新規のお客様から沢山お電話頂きました。

そして、その内の数台は実際に運ばれて来ました。

 

今日入庫した車たちをちょっとだけ紹介。

 

 

 

 

 

宇和島の方からレッカー搬送にてW221が入庫。

症状はAT不良。

シフトが固定して上下せず、バックギアに入れるとドンッ!!と変速ショック。

 

診断機を接続してチェック。

スピードセンサーも怪しいけど、ソレノイドも無反応。

周辺パーツの準備が整い次第、バルブボディを降ろします。

 

 

 

 

 

 

 

関東から広島に帰省中の方からエンジン不調の連絡。

実家近辺で対応工場を探すも、何処もお盆休みとの事で、

わざわざ海を渡った愛媛県に連絡を頂きました。

 

単純にコイル不良でしょうが、

「片道70km位なので走って行きます」と言われたのですが、

せっかく自動車保険にレッカーサービスが付いているのに利用しない手はない。

それに、この状態で無理して走ると、O2センサーを壊したり、その他にもトラブル箇所が伝播していく可能性が高過ぎます。

 

部品の入荷待ち。

 

 

 

 

 

こちらもAT不良。

時々バックしなくなる。

この方はフリークの既存ユーザーなので、

一先ず代車を出してお預かり。

今日は症状出ず・・・

 

少し時間を頂く事になりそうです。

 

 

 

 

 

業者さんよりレクサスのATF圧送交換で入庫。

部品もお持ち込み頂いていますので、明日朝から取り掛かります。

 

 

 

 

 

続いて、八幡浜の方から。

バックギアに入らなくなった993。

最後の空冷、しかもミッション車!

 

 

 

 

 

シフトギアボックスを支持出来ていません。

見る人が見れば分かるレベルの酷い写真ですが、

詳しくはまたブログにアップします。

 

原因は分かったけど、部品屋さんはどこもかしこも16日まで休みの為、

見積もりも出来なければ納期も分からない状態。

 

まずは見積もりをして、連絡させて頂きます。

 

 

 

入庫が明日になった車たちも数台あり。

故障修理専門店みたいになって来ました(笑)

 

自動車整備の腕を磨きたい方、募集中です(しつこい!?笑)

 

 

 

 

 

今回のタイミングベルトでは、

上記内容も含め以下の作業を行っております。


 ・タイミングベルト交換

 ・タイミングベルトストレッチャー交換

 ・タイミングベルトアイドルプーリー交換

 ・ウォーターポンプ交換

 ・ドライブベルト交換

 ・ドライブベルトストレッチャー交換

 ・ドライブベルトアイドルプーリー交換

 ・ロングライフクーラント(アルファロメオ専用)充填

 ・エアコンガス充填


今回の修理ご請求額は、 ¥ 133,800- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  119,900km>

 

※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はご遠慮下さい。

 

 

 

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★愛媛新聞社の「マイベストプロ」に掲載されました

 

 

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