今回のお客様、なんと鳥取県からお越しいただきました。
ATFのメンテナンスを定期的にされておられたそうで、
過去、4万キロ時点、6万キロ時点、8.7万キロ時点での交換歴ありです。
ただ、12万キロ時点でディーラーさんに交換依頼を持ち掛けたところ、
走行距離の関係か、お断りされてしまったそうです。
(ちなみに、現時点の走行距離は13.7万キロ)
それでネットを検索して、ATF交換可能な工場を探したところ、
フリークに辿り着いたそうですが・・・
メチャクチャ遠いのにすみません(^^;
鳥取といえば、もう2年近く前になりますが、
スズキディーラーのフリーク担当営業マンが転勤で鳥取に移動、
すごく仲が良かったので、会いに行きました。
春ちゃん元気かなぁ。
よしっ!今日連絡しよう!
ブログも残っていました(笑)
さて、
お預かりのアリスト、ATFは比較的綺麗と予想されますが、
今回のATF交換をお断りされたという経緯から、
オイルパン脱着やストレーナーの交換は過去にも行っていないのでは??
事前に車検証写真を送って頂き、
圧送交換可能である事や、ストレーナー交換までの見積もりをしてお客様に連絡。
作業内容に快諾頂けたので、早速部品を手配。
初年度登録は平成10年。
もう少しで成人式を迎えようかというアリストですが、
日頃の手入れが行き届いているのでしょう。
非常に綺麗です。
多少潮風の影響もあるのでしょうか。
マフラーを固定しているボルトナットは錆びて外れそうにありません。
ですが、このボルト&ナットを外さないと、
ATのオイルパンが取り外せないという形状なんです(^^;
工場長、即座にカットを決断。
この辺りの覚悟のスピードは、やはり「経験」ですね!
無事ATオイルパンが取り外せました。
ストレーナーは結構汚れています。
新品と比較するとこんな感じ。
上の古いストレーナーは、手で触れた箇所の汚れが落ちて、
そこだけ綺麗なシルバーが顔をのぞかせています。
表面の汚れ、全て鉄粉です。
オイルパンの方も、鉄粉の量がすごい!!
少し動かしただけで、磁石にギリギリ吸着されていたであろう鉄粉が、
ヘドロの様に流れ出しました。
オイルパンを取り外さずに行うATF交換は、
これら鉄粉を巻き上げてしまう為、
リスクがある程度高くなってしまうんですね。
ピカピカに掃除します。
ATオイルパンを元に戻してトルコン太郎を接続。
まずは一度ATF量を基準値に合わせてから、
いよいよ圧送交換の開始です。
交換前のATFを比較用の瓶に取っていますが、
少し赤みが残っていて、比較的綺麗な方ではありましたが、
今回の交換で、新品と遜色ないレベルまで綺麗にする事が出来ました。
油量調整をして作業終了です。
カットした個所はボルト&ナットでしっかりと再固定しております。
今回のATF交換作業では、上記内容も含め以下の作業を行っております。
・ATFオイルパン脱着清掃
・ATFストレーナー交換
・ATFオイルパンガスケット交換
・ATF(トヨタオートフルードタイプT-Ⅳ適合確認済)18リットル交換
今回の修理ご請求額は、 ¥ 48,700- となっております。
ご用命、ありがとうございました<(_ _)>
<参考データ:車両走行距離 137,670km>
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★愛媛新聞社の「マイベストプロ」に掲載されました