今回のATF交換は、レクサス RC-F です(^^)
同時にTVDオイル交換のご依頼も頂きました。
TVDってなに??という方はご参照下さい。
(サイトからのコピーですが)
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FR車としては世界初採用となったのが、TVD(Torque Vectoring Differential)だ。左右の後輪の駆動力を電子制御することによって、理想的な車両挙動を実現するシステムである。
ターンイン時にはステアリング操作に合わせて旋回方向にヨーモーメントを発生させ、旋回時には適切な車両姿勢をコントロールする。コーナーを立ち上がるときには、高いトラクションを与えて素早く直線加速に移るのを支援する。運転スキルにかかわらず、RC Fのポテンシャルを引き出せるようにするための機能である。
TVDには制御モードが3種類用意されており、システムの介入度合いの高い順にSLALOM、STANDARD、CIRCUITとなっている。
ABS、TRC、TRCを統合制御するVDIMも、TVDと連動して車両性能を高める。ドライブモードセレクトのモードに連動してNORMALモードとSPORTモードが設定されるほか、最低限のスピン回避機能のみを働かせるEXPERTモードが新設された。
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ん・・・
ん~~ん・・・・
賢い人が考えた複雑なシステムな様です!!
現時点の走行距離は19,770kmですが、
デフオイルはある程度の劣化が予想されますので、
そちらも合わせて交換を行っていきます。
リフトで上げて、トルコン太郎を接続。
RC FのATFは低粘度指定となっています。
WAKO'Sのセフティースペックが、適合確認取れています。
トルコン太郎接続時に流れ出たATFを瓶に受けて比較用に。
エンジンを始動してクリーニングをしばらく行った後、
圧送交換を開始。
汚れたATFを抜き取って、
新しいATFを充填していきます。
最終的には、新品と比べても遜色ないレベルまで綺麗に出来ました。
新旧比較すると、どれ程綺麗になったのか分かります。
続いてはデフオイルの交換。
ドレンプラグを抜いてデフオイルを排出。
ドレンプラグの磁石部分には、もの凄い量の鉄粉が付着!!!
毎度の事ながら、
低走行でもデフからの鉄粉発生は凄いものがあります。
綺麗に掃除をしてガスケットを交換。
排出されたデフオイルはこちら。
受け皿の底にもまだまだ鉄粉が沈んでいます。
ドレンプラグ先端の磁石では吸着し切れなかった様です。
WAKO'SのRG7590LSDを充填
続いて、TVDオイルの交換。
こちらにも鉄粉吸着用の磁石が内蔵されていますが、
磁石も小さく、吸着量も微々たるものです。
排出されたTVDオイルです。
黒ずみは進んでいますが、比較的綺麗です。
デフやTVDオイルの交換を行っている間にATF油温がある程度下がっているので、ATFの油温をデータモニターで管理。
調整温度になったところで、
オーバーフローさせて量を調整。
完成です。
その後高速を使って約50kmを走行され、
結果を報告して頂けました。
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フィーリングなどは特に変化は無かったが、
今回ATF交換を行ったのは、悪化してしまう前の
予防整備として行ったので、
特にその点に拘っている訳ではない。
ただ、今まで高速走行で平均燃費が10kmを超えた事は無かったが、
このATF交換後は、平均燃費が10kmを超えたので、
色味などだけでなく、性能面においても劣化していた事が分かった。
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燃費面での変化があった様で良かったです。
デフオイルの交換時期を迎えましたら、
またお願い致します。
今回の修理ご請求額は、 ¥50,000- となっております。
ご用命、ありがとうございました<(_ _)>
<参考データ:車両走行距離 19,770km>
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★愛媛新聞社の「マイベストプロ」に掲載されました