ハンドルを回すと、物凄い音がするんです!!
という事で早速ご来店頂きましたが、
ハンドルを回すと足回りからゴゴゴゴゴ・・・・・と、物凄い音!!
R50系ミニに非常に多くみられる症状で、
原因はフロントショックサポートベアリング、
いわゆる、アッパーマウントです。
合わせて、エンジン冷間時にエンストするという症状も併せ持っていますので、
そちらも診断を進めて行きます。
まずは症状の確認。
実はストラットの音と動きを動画で撮影したのですが・・・
フロントストラットに刻印された車台番号が思いっきり写り込んでいましたので、
動画アップは却下しました(^^;
ハンドルを据え切りすると、
聞いた事の無い様な、「ゴゴゴゴゴ・・・・・・」という音が鳴ると、
だいたいこのアッパーマウントです。
取り外すとよく分かります。
この部分が抜けてしまっていますので、異音だけならず、
右側の車高が下がる為、ホイールアライメントも狂い、
タイヤの偏摩耗にもつながっていきます。
ハンドルも、右に左に取られやすくなり、危険です!
バックリ割れています。
こちらが新品のアッパーマウントです。
新旧比較。
今回は、左右共に新品に交換させて頂きました。
もう不快な音は止まりました!
続いては、エンジン冷間時にエンストする癖、
これを診ていきます。
一番怪しいのがスロットルボディ。
そしてスパークプラグ。
まずはスロットルボディ。
真っ黒に汚れていて、バタフライとの隙間にカーボンがかなり詰まっています。
これでは、冷間時のアイドル補正も正しく行われにくいでしょう。
取り外します。
裏側は特に酷い!!
カーボンを溶かすスプレーを吹き付けて、歯ブラシでゴシゴシ・・・
こんなに綺麗になりました。
バタフライとの隙間もしっかりと確保。
バタフライシャフトに塗布されたグリースは落とさない様に!
元通り組み付けます。
次に、スパークプラグの点検。
1番と2番のシリンダーに刺さっているプラグコード先端に、
エンジンオイルがベットリと付着。
スパークプラグを取り外せば、1番2番はオイルでベットリ・・・
プラグホール内部を綺麗に掃除して、
新品のスパークプラグに交換です。
エンジンオイル混入の原因となっている、プラグホールガスケットを交換します。
ヘッドカバーガスケットからもオイルが滲んでいましたので、
そちらも同時に交換します。
ヘッドカバーを取り外したエンジン上部。
オイルメンテの良さがうかがい知れます。
綺麗に掃除をして、それぞれ新品のガスケットに交換です。
プラグホールガスケットはカチカチに硬化。
パキパキと割れてしまいます。
桐谷美玲さんもビックリです。
組み付けて行きます。
組み上がったらエンジンオイルを交換。
最後にコンピュータ診断機を接続してチェック。
車両コンピュータに記録しているフォルトメモリーを読み出し、
ひとつひとつチェック。
問題無いものであれば点検をして消去。
エンジンオイル交換も行いましたので、
オイルサービスのインスペクションをリセットして、今回の作業は終了です。
今回のトラブル修理では、上記内容も含め以下の作業を行っております。
・フロントショックサポートベアリング左右交換
・エンジンヘッドカバーガスケット交換
・プラグホールガスケット交換
・スパークプラグ交換
・エンジンオイル交換
・スロットルボディ脱着清掃
今回の修理ご請求額は、 ¥78,600 - となっております。
ご用命、ありがとうございました<(_ _)>
<参考データ:車両走行距離74,040 km>
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