トラブル修理-アルファロメオ156(932AXA)エアコンが効かない他修理 | フリークのブログ

フリークのブログ

自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

真っ赤なアルファロメオ156です。

エアコンが全然効かない、
温度設定ダイヤルを回しても、設定温度の調整が出来ない、
アーシングの増設をして欲しい、
ブレーキ鳴きが酷いので直して欲しい、
エアコンクリーンフィルターを交換して欲しい、
ETCのスピーカーの場所を移設して欲しい、
電源ソケットを増設して欲しい、

といった内容でお預かりです。






 
真っ赤なアルファロメオ。




 

 
エアコン配管を真空引きしますが、途中から数値が下がりません。
どこかから空気を吸い込んでいます。





 
原因は、コンデンサーに入っている配管。






 
こちら側です。






 
ガスを入れると、漏れているのがよく分かります。
洗剤を付けると泡が・・・








 
取り外してみると、傷が。

長く伸びた線状の傷の途中、少し深めの穴が開いている様です。





 
取り外して、






 
アルミのロウ付け。





 
 
反対側にも、何故か同じ様な傷があったので、
そちらもロウ付け。


配管を元に戻して真空引き。
一晩放置しても真空を保持していたので、
新たにエアコンガスを充填してエンジン始動!

良く冷えだしました(^^)/




続いてエアコンの操作パネル。

向かって左側のダイヤルを回すと、
助手席側のエアコン設定温度調整をできるのですが、

どれだけ回しても、数値はうんともすんとも動きません。

設定温度は20℃になったまま・・・






 
エアコンパネルを取り外します。
故障しているダイヤルはこちら側です。






 
 
裏のカバーを取り外すと、
基盤が現れます。






パネル面の基盤を取り外してめくります。







涼しい所で作業(笑)





 
温度調整のダイヤルを回すと、
この小さな部品の溝の間をギアが通過します。

ギアの歯の部分がこの溝を通過する事によって、
ダイヤルの回転方向と回転距離を読み取るという仕組みです。



 

  
手前側のはんだにクラックが入り、
通電不良を起こしています。

しかし・・・・

見えません(-_-;)

どんなに目を凝らしても、見えません・・・(-_-;)

老眼の進行が、以外にも進んでいるみたい(T_T)


 


 
今乗っているはんだが上手く溶けてくれて、
クラックを繋げれないか何度かチャレンジしましたが、
はんだが結構痩せていてクラックの隙間は広がるばかり・・・

仕方ないのではんだ盛りつけました。






 
そしてパネルを元に戻して、
反応しなかったダイヤルを、



 

 
くるくる・・・・



 

 
くるくる・・・・・・・・・・

ちゃんと、温度設定が出来る様になりました(^^)/



 

 
ブレーキ鳴きが酷いとの事。
原因はフロントブレーキディスクパッドです。

角を丸く削って、鳴き対策をします。 






 
アーシングは、現在の青色ケーブルに合わせて、
同じ様な青色をネットで手配。




 

 
アルファ156ユーザーがネットに載せていたという事で、
それを探して印刷をして持参してくれました。
同じ様に施工して欲しいとの事なので、
お客様から頂いた資料を参考に、ケーブルを這わせていきます。



 

 
あとは、要所要所をタイラップで固定。
ケーブルの引き回しを綺麗に整えて完了です。

 


今回のトラブル修理では、上記内容も含め以下の作業を行っております。


 ・エアコンホース修理&ガス充填
 ・エアコンフィルター交換
 ・エアコンパネル修理
 ・アーシング増設
 ・ブレーキ鳴き対策
 ・ETCスピーカー取り付け位置を変更
 ・電源ソケット設置


今回の修理ご請求額は、 ¥ 54,300- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>




そろそろ、老眼鏡を用意しておきます(T_T)


 
 <参考データ:車両走行距離  103,437km>

 

 

ブログランキングに登録しています。
クリックして頂けるとランキングが上がりますので、お願い致します(^^)

人気ブログランキングへ


★愛媛の社長TVに掲載されました~(^^)




★株式会社フリークのホームページは → こちらです