真っ赤なアルファロメオ156です。
エアコンが全然効かない、
温度設定ダイヤルを回しても、設定温度の調整が出来ない、
アーシングの増設をして欲しい、
ブレーキ鳴きが酷いので直して欲しい、
エアコンクリーンフィルターを交換して欲しい、
ETCのスピーカーの場所を移設して欲しい、
電源ソケットを増設して欲しい、
といった内容でお預かりです。
真っ赤なアルファロメオ。
エアコン配管を真空引きしますが、途中から数値が下がりません。
どこかから空気を吸い込んでいます。
原因は、コンデンサーに入っている配管。
こちら側です。
ガスを入れると、漏れているのがよく分かります。
洗剤を付けると泡が・・・
取り外してみると、傷が。
長く伸びた線状の傷の途中、少し深めの穴が開いている様です。
取り外して、
アルミのロウ付け。
反対側にも、何故か同じ様な傷があったので、
そちらもロウ付け。
配管を元に戻して真空引き。
一晩放置しても真空を保持していたので、
新たにエアコンガスを充填してエンジン始動!
良く冷えだしました(^^)/
続いてエアコンの操作パネル。
向かって左側のダイヤルを回すと、
助手席側のエアコン設定温度調整をできるのですが、
どれだけ回しても、数値はうんともすんとも動きません。
設定温度は20℃になったまま・・・
エアコンパネルを取り外します。
故障しているダイヤルはこちら側です。
裏のカバーを取り外すと、
基盤が現れます。
パネル面の基盤を取り外してめくります。
涼しい所で作業(笑)
温度調整のダイヤルを回すと、
この小さな部品の溝の間をギアが通過します。
ギアの歯の部分がこの溝を通過する事によって、
ダイヤルの回転方向と回転距離を読み取るという仕組みです。
手前側のはんだにクラックが入り、
通電不良を起こしています。
しかし・・・・
見えません(-_-;)
どんなに目を凝らしても、見えません・・・(-_-;)
老眼の進行が、以外にも進んでいるみたい(T_T)
今乗っているはんだが上手く溶けてくれて、
クラックを繋げれないか何度かチャレンジしましたが、
はんだが結構痩せていてクラックの隙間は広がるばかり・・・
仕方ないのではんだ盛りつけました。
そしてパネルを元に戻して、
反応しなかったダイヤルを、
くるくる・・・・
くるくる・・・・・・・・・・
ちゃんと、温度設定が出来る様になりました(^^)/
ブレーキ鳴きが酷いとの事。
原因はフロントブレーキディスクパッドです。
角を丸く削って、鳴き対策をします。
アーシングは、現在の青色ケーブルに合わせて、
同じ様な青色をネットで手配。
アルファ156ユーザーがネットに載せていたという事で、
それを探して印刷をして持参してくれました。
同じ様に施工して欲しいとの事なので、
お客様から頂いた資料を参考に、ケーブルを這わせていきます。
あとは、要所要所をタイラップで固定。
ケーブルの引き回しを綺麗に整えて完了です。
今回のトラブル修理では、上記内容も含め以下の作業を行っております。
・エアコンホース修理&ガス充填
・エアコンフィルター交換
・エアコンパネル修理
・アーシング増設
・ブレーキ鳴き対策
・ETCスピーカー取り付け位置を変更
・電源ソケット設置
今回の修理ご請求額は、 ¥ 54,300- となっております。
ご用命、ありがとうございました<(_ _)>
そろそろ、老眼鏡を用意しておきます(T_T)
<参考データ:車両走行距離 103,437km>
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