続・トラブル修理-BMW ミニ(MF16/R56) オイル漏れと冷却水漏れ修理 (笑) | フリークのブログ

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「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

 昨日のR56ミニの修理の続きです(^^;)


実は、Oリングを交換したバキュームポンプに付いて、
当初から、
「本当に取付面のOリングなのか??」
という不安がありまして、

これはお客様にもお伝えしていた事ですが。



バキュームポンプの取付面と、
バキュームポンプ本体にある部品自体にある合わせ面、
漏れるとしたらこのどちらかですが・・・

両者があまりに接近していて、どちらから漏れているのか非常に分かり難い為、
先に取付面のOリングの交換を行いました。

だって、Oリングは 500円 なのに、
もしバキュームポンプ本体が原因となると、
なんと 約6万円 もします!!!
(本体のみしか部品供給がありませんので、本体丸ごと交換以外に方法が無い!)


本体の不良となると、あまりの出費になりますので、
お客様には、先にOリングを交換して様子を診させて下さいとお伝えし、了解を頂いて、
Oリングの交換を行いました。

結果、しばらくの間エンジンをかけておいてもオイルは全く漏れて来ず、
「おっ!!やっぱりOリングが悪かったのかな!?」と思い安心していたのですが、

不安があったので、念の為もう一晩お預かりをして翌朝確認!




 
朝になると、再びオイルが溜まっている(T_T)

どうやら、エンジンが止まっている時に漏れる様です。

くそ~~!!
やっぱり本体からだったか・・・( ゚Д゚)

かといって、6万円の出費は辛すぎる・・・

BMWさんごめんなさい。
勝手に分解してみます(^^;)

 

 
バキュームポンプを再び取り外し。


 

 
バキュームポンプを二分割。

おっ!
中にOリングがあります!
こいつが原因だな!

 


ロータリーポンプなんですね!

ポンプ自体も楕円なので、当然Oリングも楕円。
一応、大きさ&太さ&形状&耐油性能が近似値のOリングを探してみましたが、
どうしても、楕円形状という点で一致するものが無く、

仕方ないので、液状ガスケットを使い、コーキングを行います。



 

 
部品、及びOリングを脱脂し、綺麗に掃除します。





 
Oリング組み付けの溝にコーキング塗布、
Oリングをはめ込んで、
蓋の方の当たり面にもコーキングを塗布。



 

 
使ったのは、ドライブジョイのコーキング剤です。




 
蓋を組み付け。



 

 
再び組み付けて、まずはエンジン始動。
オイルの漏れが無い事を確認し、一先ずは作業完了。

この状態で経過を観察していきます。



このブログを見て頂き、同じ作業を検討される諸兄方々へ。

お問合せ頂きましたら、以後の経過をお伝えいたしますので、
必ず事前にお問合せ下さい。

本来は、アッセン交換する事が基本となっている部品ですので。


 

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