トラブル修理-メルセデスベンツE320(W124)エンジンオイル漏れ | フリークのブログ

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フリークのホームページに掲載していた整備記録です。

作業自体は結構古い物です。
整理の為、こちらのアメブロに引っ越しさせました。
  
説明文なども簡素で、写真も充実していませんが、
ブログの様な事を始めたばかりだった為、
不慣れな点はご愛嬌という事でお願いいたします(^^)


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  掲載日時 : 2008年 5月 7日



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エンジンオイル漏れが酷いとの事でお預かりいたしました。
ちょっと斜めになっている所に駐車して戻ってくると、大人の手のひら2つ分位の量のオイルが漏れているそうです。
悪評高い『コの字シール』は1年位前に作業されているとの事で、今回はいよいよヘッドガスケットが疑わしいです。
リフトアップして確認してみますと、アンダーカバーにはもの凄い量のエンジンオイルが・・・。
そして、やはり原因はヘッドガスケットの劣化によるエンジンオイル漏れでした。
ヘッドオーバーホールと同時に、
 ・エンジンマウント&ミッションマウントの交換
 ・フロントの車高を上げて欲しい
 ・ATF滲み修理&フィルター交換
 ・ラジエータ交換
なども依頼頂きました。



 
まずはATF量のチェックをしました。
規定量よりかなり多めに入っています(ーー;)
冷間時での計測なのに、高温時での規定量を5センチ程上回っています。



 
カムカバーを取り外しました。




 
プラグホール内にも大量にエンジンオイルが混入しています。




 
カムシャフトを取り外しました。




 
カムシャフトとバルブリフタです。




 
今回交換する部品たちです。ちょっとしか写っていませんが、ラジエータも届いています。






 
ヘッドを下ろしました。カーボンがびっしりです。




 
エンジンブロック上面です。所々、オイルが漏れた痕跡が見られます。





 
専用の洗浄液に浸し、ゴシゴシとカーボンやスラッジを落としました。





 
こちらは裏面です。






 
IN側・EX側バルブです。





 
EXバルブを洗浄しました。こんな所にもスリーポイントマークとパーツナンバーが刻印されています。





 
洗浄前と洗浄後の比較です。





 
こちらはIN側バルブです。






 
IN側にも勿論スリーポイントマークあります。





 
バルブの組付け完了です。もちろん擦り合わせも行っています。
ステムシールも当然新品です。





エンジンマウントの新旧比較です。結構潰れていました。




 
ヘッドに入っていたヒーターパイプの0リングから冷却水漏れがありました。
この部分も124型の弱点です。




 
掃除して、専用液状ガスケットを薄く塗布、そして0リングも新品です。





 
ヘッドボルトも新品を使用します。






 
バルブリフターも載りました。
青く見えるのは、WAKO'Sのエンジン組付ペーストです。
エンジンオイルが回るまでの初期カジリを防いでくれます。





 
EXマニホールド合わせ面も研磨して綺麗にします。




 
防錆塗装は勝手にしました。





 
綺麗でしょ! でも、この上にカバーが付きますからあまり見えません。自己満足です。






やはり、被覆の経年劣化はありました。
オーナー様が絶縁テープで補修は加えてくれていましたが、所々剥がれかけています。




 
劣化した被覆を取り除き、それぞれの配線を分離して上から下まできっちり巻きます。






 
3本の配線を1本にまとめます。





 
更に隣の配線とまとめ、それを蛇腹ホースで保護します。
本来ならば交換か配線引き直したい所ですが、短距離ですので今回はこの処置で完了とします。






 
コの字シールの当り面も綺麗に掃除します。





 
ATFフィルターも交換しました。





 
オイルパンも綺麗に清掃しました。






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