久しぶりにATF圧送交換の記事を書きます。
最近この手の記事が少なかっただけで、圧送交換自体はそれなりの件数を毎月行っています。
それに、
アタッチメントの新作開発自体も順調に行っていまして、
今まで圧送交換が不可能だった車種などでも、弊社のアタッチメントを使用する事で圧送交換が比較的簡単に施工出来るようになる事、
そして、
それでも尚、作業が少し複雑なモデルに関しては、「圧送交換要領書」を作成して販売しております。
※圧送交換要領書について
元々は、アタッチメントをお買い上げ頂いた方に無料でお渡ししていました。
ところが、私の作ったこの圧送交換要領書を転売してお金儲けに使う方が現れ始め、しかも、それなりの価格で販売している上、不明な点やその他フォローに関しては全てこちらに丸投げしてくるという事案が発生し始めました。
圧送交換要領書を持っているという、お取引実績の全く無い方達から何度か連絡が入る様になり(もしくはアタッチメントを持っている会社のスタッフだと偽ったり)、元よりフリークの固定電話はタイミングによってはパンク状態なのに、こんな事で会社電話が長時間塞がれる事も出始めました。
それでもお困りの様子なので対応をしていましたが、流石に埒が明かない・質問の内容が基礎基本から全て聞いて来るなどが多くなって来ましたので、現在はアタッチメントを購入頂いた方にのみ「購入特典割引」を付けた上で販売させて頂いています。納品も出来る限り紙ベースで納めさせて頂いております。
以前より正しくお付き合い頂いていた方には申し訳ありませんが、どうかご了承下さい。

今回圧送交換をさせて頂くのは200系のランドクルーザーです。

大きなオイルパンです。
そして、この手の質問も何故か沢山入るので記しておきますが、
オイルパンからのドレンアウト時は2.1リットル充填、
バルブボディ脱着まで入れると4.7リットル充填、
トルクコンバータ交換の場合は6.1リットル充填、
トランスミッション交換時は11.1リットル充填、
です。
そして、油量調整温度は35~44℃です。
全部、ファイネスに載っています。
このレベルの事を、プロとして整備士をしているのであれば調べられる術を持っておくのは当然の事です(お金は多少かかりますが、得られる情報量に対する対価としては、ファイネスは激安です!)。
基本情報を持たず、調べる術も持っていない状態でお客様から対価を戴いて自動車整備をしているという事は、とても怖い事だと知って頂きたいです。
フリークにはこの手の質問(量・温度など)がとにかく多く寄せられますので、最近ATF圧送交換記事を書く事を辞めていた理由のひとつにもなっていました。
※輸入車の情報はなかなか手に入らないというのは理解しております。どうしても分からない場合はお問い合わせ下さい。

抜けたATF量は3リットルちょっと。
走って来られたお車なので温まっているという事もありますが、「基準値より多く抜けたんですが」とかいう質問も多いです。
こんなレベルのイレギュラーに対して個々人である程度の対応と調べを出来る様になりましょう。
それにしても、真っ黒!!!ですね。
これ、元々は透き通るような透明感のある赤色だったんです。

ATFクーラーは車体右側です。
この大きな丸い円柱形のものがオイルクーラーです。

取り外します。

間にセパレーターも付いています。
これに付いての質問も多いです。
「アタッチメントが付きません」
「なんか、変な物がミッションに付いています」
など・・・
この事に付いては私作の「ATF圧送交換要領書」にも記載していますが、
そもそもファイネスにも、

非常に丁寧に記載してくれていますので、調べてみて下さい。
ちなみに、
「うちはファイネス加入していません」
という整備工場さんは問題外です。
普段、一体なにを元に、どんな基準を持って自動車の修理をしているのでしょうか。
それとも、疑問点はそのままやり過ごすか、もしくはその都度何処かに問い合わせしているのでしょうか。
あと、
「ファイネスに加入しているけど、調べていない」
というパターンも多いです。
せっかく加入されているのですから、調べましょうよ!!
思わぬ発見や、痒い所に手が届く情報などもあったりしますから。
※私はファイネスの回し者ではありません。

フリークでは、プロトタイプ(試作品)として何作か作った内のひとつを使っています。
ですので、アルミ削り出しの素地そのままのプレートです。
これを元に製品化(青色のアルマイト処理プレート)をしていますので、適合レベルは完璧です。

エンジンスタート直後。
真ん中のクリーナーモニターには真っ黒いATFが流れて来ています。
ここから圧送交換を開始します。
今回の撮影は私のスマホです。
まだ露出調整に慣れていないので写真の出来栄えは低めです。
ご了承下さい。








透明度が上がって来て、赤みも増して来ています。




スマホのレンズを通してではちょっと分かりにくいのですが、新品ATFにかなり近い透明度と赤みになりました。
実際はもう一押しやってみたい所ですが・・・
これ以上圧送交換を続けても顕著な変化は期待出来ない可能性もあります。
そこで今回は、お客様からのご希望もあった事もあり、SOD-1プラスを添加させて貰いました。
その効果に付いては多々あり過ぎますので、こちらのリンクよりご確認下さい → SOD-1プラス
お客様は愛媛県の南予からお越しになられていました。
片道100kmを超える距離を走って帰られたお客様からの感想は、
「とてもスムーズ!!変速ショックも無くなったし、何だかパワーが上がった様な力強さ!」
と、とても嬉しい感想を頂きました。
でも、ただそれは、元々この車が持っていたもので、使っている内にだんだんと経年劣化などで気付かぬ内にフィーリングが悪くなって来ていたものが、元通り近くまで戻ったという事なんです。
でも、実はそれ以外にもとても重要なのは、
「ミッションの寿命が延びた」という事です。
これは、気付く事も無く、何かに表示される訳でも無く、空論と言われればそれまでかも知れませんが、、、
汚れたモノを排出して、中身を新しいモノに交換する事で、寿命が延びると考える事は自明の理。
エンジンオイル交換などと同じ意味合いです。
※エンジンオイルの劣化過程とは少し違う経緯を辿りますが。
今回のブログ、圧送交換について書かせて貰いましたが、その中で私達に必要な「調べる力」というものにも触れさせて貰いました(わざわざこんな事に触れる必要も無いレベルのものではありますが)。
少し強めの言葉も使わせて貰いましたが、私の思いはそれに近い所にあります。
調べる・学ぶ・そしてトライする。
日々それの繰り返しですが、今や多くの整備士が、
調べる・学ぶを人任せにして飛び越え、いきなりトライする。
その先に想定外が起こると、今度はそれを人のせいにするという事を多く見受けます。
(実際フリークにはその手のクレーム?質問?が届きます)
新しい事へのトライは、最初は怖いと思います。
でも、この業界には素晴らしい先人達が沢山居ます。
私自身もその多くの方々と繋がっていますし、交流を持っています。
学びを捨てた人達の未来悲観な意見になんて耳を貸さず、もっと知るべき人・出逢うべき人達と出逢い、この業界の明るい未来を一緒に見据えましょう!
マイナス思考はあなたをマイナスにします。
プラス思考はあなたをプラスにします。
どちらを選ぶのかはあなた次第です。
あれ?
何だか、信じるか信じないかは・・・的なトークになってしまった。
ちなみにこのアタッチメント「TOYOTA-No4」は、
同じミッションを使っているタンドラにも適合しますよ。

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