私のグループに入ってくれている、輸入車得意の整備工場さんからのヘルプ。
レンジローバー(3rd)がエンジン不調との事。
「チェックランプ点灯、エンジン不調」
との事ですが、診断結果は、
あらら・・・
これは私の出番かも
一先ずお預かりさせて頂く事になりました。
エンジンの調子がかなり悪い為、積載車での搬入です。
聞けばこの車のオーナー様は、
この車を購入して、まだたったの2ヶ月・・・
そんなタイミングで不調に見舞われてしまったものの、ランドローバーのディーラーさんには「エンジンがBMWだから診れません」とお断りされ、BMWディーラーさんには「車がBMWじゃないから診れません」と断れたそうです。
こうなると、結局この車を診てくれる所って一体どこにあるの??
今回はたまたま私の知り合いの工場さんが引き受けてくれたから良かったものの、こんな感じで何処も診てくれる所が無いという最悪の状況に陥った方は日本中あちこちにあるのではないでしょうか。
エンジンかけてみると、おっしゃる通り、かなりの絶不調です!
診断を始めます。
先日入手したばっかりのインジェクションアナライザーがさっそく役に立ちそうな案件です。
エラーのあるシリンダー「1番シリンダー」はこんな感じ。
駆動波形が検出されません。
エラーの無いシリンダー「2番シリンダー」は正常動作しています。
続いて診断機を接続し、故障コードの数と種類を元に診断を進め、ある程度絞り込めたので後は、電源電圧・駆動信号・線間抵抗などから、今回の症状の元凶はエンジンコンピュータ(以後:ECU)で確定しました。
ECUの収納の仕方も、まるでBMWです。
同型ECUを探しましたが、日本国内には存在せず。
結局海外から取り寄せました。
ただ、問題はここからで・・・
このECU、結構古いモデルなので、データ読み書きに対応しているツールは幾つか持っているけれど、各ツールのサイトから確認するも、基本的にクローンは不可。
フラッシュデータをクローンして、後は車両側との整合性を取る必要があり、そこには純正機が必要だからディーラーに依頼する必要があるとか、まぁ色々と書いている訳ですが・・・
いやいや、、、
既にオーナー様がディーラーさんに断られてるし!
それに、
「ECU内のフラッシュはコピー下ので、後は車両との整合性を・・・」なんて話しをディーラーさんにして、一体どこのディーラーさんが「あっ!はいはい!!どうぞこちらへ!」なんて言ってくれるのよ!
こりゃ、どうにかしてうちでワンストップ解決しなきゃいけない案件ですやん。
で、色々調べていると、
なんだ!なんだ!!
所有しているエイリアンテックでクローンまで行けるんじゃないか!!
で、意気揚々と繋いでみる!!
・・・・エラー。
・・・・・エラー。
・・・・・・エラー。
・・・・・・・エラー。
なんだよ~、全然繋がらんやん!!
仕方ない。
接続自体はサクセス経験のあるFLEXでBOOT接続。
ここで抜けた情報を元に、ちょいとあれこれ操作して、
最終的にはECU単体にてクローン成功!!
車両に取り付けてチェック。
エンジン絶好調!!!
その後試運転をし、試運転中及び試運転後の再診断でも問題が無い事、DTCが入らない事を確認して、完成とさせて頂きました。
ご依頼頂いた工場さんも、そしてその先におられるオーナー様も、大変お待たせしました。
これから、レンジローバーとの楽しい思い出が沢山出来ますように。
さぁ、それでは、
これから MAGARIGAWA CLUBに向けて出発です。
お昼頃には到着するかなぁ~
また報告しますね!!
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