※今日はちょっと長くなります……。
沖縄・宮古島で4/25、大停電が発生した。
午前3時過ぎから8時間半にわたる長時間、
全島で電気が使えなくなった。
原因は「母線の故障」とのことだが、
それがなぜ起きたかは不明だという。
ちなみに母線とは、
発電所内の発電機と送電線を
つなぐ設備のことである。
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3/8の本ブログで総務省が、
大規模な太陽フレアによる
大停電を警告していると書いた。
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国立研究開発法人情報通信研究機構による
「宇宙天気予報」を見ると、
宮古島での全島停電が起こる3日前、
太陽黒点相対数の推定値は260個を上回った。
212個に急減したときに停電が起こった。
ちなみに4月初旬の数は30台~80台だった。
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宮古島では8時間半で復旧したが、
2018年の北海道全道ブラックアウトは、
大地震を機に発生したが最大2日間に及んだ。
なかには3日間停電した高齢者施設もあった。
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介護施設や医療機関等では、
この4月から事業継続計画(BCP)の
策定が完全義務化された。
そのなかには停電を含む災害発生時に、
機能停止に陥ることを防ぐための
計画策定が含まれている。
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https://www.mhlw.go.jp/content/000749543.pdf
だが認知症家族を抱える一般家庭で、
3日間ブラックアウトしたら、
一体どうなってしまうのだろうか?
それが大都市圏だったら……。
もしデイサービスを利用していたら、
施設が停電しているだけでなく、
信号が停止しているので、
送迎車の事故を回避するために、
休みとなってしまうだろう。
だから在宅で介護するしかないが、
夏場の猛暑日なのにエアコンは使えない。
脱水を防ぐための対処が急務となる。
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だがこまめな水分補給を取ろうとしても、
マンション住まいだと、
水道とトイレが使えなくなっている。
そのまま使ってしまうと、
下の階では汚水の逆流が起こり得る。
家のトイレを「非常用トイレ」仕様にするには、
下地袋で便器を覆う必要がある。
非常用トイレ用の凝固剤の準備も欠かせない。
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2日目になると、
いつ通電するのか不安になってくる。
ペットボトルの水など、
災害用ストック品の配分が気になってくる。
認知症の家族の不安も増し、
BPSDへの対処に苦労するかもしれない。
特に照明のない夜は不安が増してくる。
停電してもすぐには消灯しない電球が
2021年から発売されており、
停電後6時間は連続点灯が可能だという。
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3日程度の長時間停電でも大変なのに、
これが1週間以上になると、
日ごろからの準備がないとどうにもならない。
ましてや大地震による長期停電の場合は、
能登を見れば状況がわかるだろう。
震災から35日経っても1800戸が停電していた。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240204/k10014346771000.html
GW期間、半日だけでも、
停電・災害対策用品等のチェックの時間に、
充ててみてはいかがだろうか?
(過去の関連ブログは下記をクリック!)
GW前半、小型バッテリーと充電ラジオライトの充電をした。ラジオライトは手回しでも充電できるが、フル充電するには約100分、1分間に100~200回手回しをする必要がある。そのため、充電コードで事前にフル充電にしておいた方がいざというときにラクだと思った。もうひとつの携帯充電器はスマホ用である。災害に備え購入したままだと、いざというときに使用できないかもしれない。一度、パッケージを開けてチェックしておこう!
衆議院の補欠選挙で、与党候補が3議席すべてを失った一昨日、街角ライブを聴きに行った駅で、衆議院の政倫審審査会長から直接ビラを受け取った。政倫審の概要を説明するビラのほかに、もう1枚ビラがあった。
廃棄物の再資源化をさらに後押しする法案で、
衆議院では可決され、参議院では審議中だという。2050年までに、資源循環社会の構築を全力で推進するものらしい。
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「資源循環の促進のための再資源化事業等の高度化に関する法律案」というものだが、気になって調べてみたら、介護に欠かせない使用済みの紙おむつの再生利用が始まっていることを知った。この法律は、分離・回収技術の高度化を促進するものでもあるようだ。
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ところでkeroぴょんが黙ってビラを受け取るはずがない。でも、上りエスカレーターの列で配っていたので、立ち止まって話している余裕はなかった。そこでビラをもらうとき、ひと言だけお願いをした。
「WHOのパンデミック条約から国家主権を守ってくださいね」
一瞬のことなので聞き流されたようだが、議員さんに苦笑いされたようにも見えた……。