いきなりですが、
食用油に何を使っていますか?
今回は日ごろ使っている食用油が、
実は認知症の原因になっているという話。
といっても、
すべての食用油が体に悪いわけではない。
体内でつくれないため、摂取すべき油もある。
ここで問題となるのは、サラダ油!!
日本農林規格(JAS)によると、
サラダ油として、
次の9種類の原材料が決められている。
紅花(サフラワー)、ぶどう(グレープシード)、
大豆、ひまわり、とうもろこし、綿実、
ごま、菜種(キャノーラ)、米を
原材料とした植物油である。
ちなみに、この中の2種類以上を
混合したものを調合サラダ油という。
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このなかで問題となるのは、
ごま油と米油以外の7種類のサラダ油である。
何故ならば、リノール酸の過剰摂取となり、
動脈硬化から心臓病、脳卒中などの
引き金となるだけでなく、
“アルツハイマー型の原因”となるためである。
この説を唱えているのが、
金沢大学大学院医学系研究科で、
脳の神経細胞についての基礎研究を行い、
脳科学専門医として、
金沢大学付属病院で診察も行っていた
山嶋哲盛博士である。
山嶋博士は2015年に発売された著書、
サラダ油をやめることであり、
アルツハイマー型と血管性認知症は、
実は同じ病気ではないかと述べ、
加齢による「血管の老化」が、
原因である可能性が高いという。
それに関わる毒性物質を産み出すのが、
前記7種類のサラダ油であり、
タバコパッケージのような「警告表示」を
つけるべきとまで述べている。
その毒性物質というのが、
「ヒドロキシノネナール」という
発音しにくく覚えづらい名前のもの。
サラダ油の主成分である
リノール酸を200℃前後で加熱すると、
発生する物質である。
加熱せずに使用すればいいのかといえば、
商品によっては製造過程で、
2度の加熱処理をされているので、
ヒドロキシノネナールの発生は、
抑えられないという。
ヒドロキシノネナールは、
体内で分解できず蓄積される続けるため、
脳に取り返しのつかない
ダメージを与えるという。
どういうメカニズムによるものなのか?
山嶋博士は、文科省の基礎研究費による
「虚血性神経細胞死」の研究から、
従来のアミロイドβとタウ蛋白質説とは、
異なったアルツハイマーの原因に辿り着いた。
なぜならばアミロイドβが蓄積しても、
アルツハイマーを発症しない人がおり、
脳の神経細胞死に結びつかないためだった。
(次回に続く)