今日は予定していた帝王切開の日。
だけど実は一昨日の夜(前回のブログを書いた日)
急に出血して止まらず、出血量も多くて
深夜に緊急手術になってもう生みました!
赤ちゃんは2400g越えてたけど
自力呼吸が難しいのと36週前だからNICUに☆
私は出血も少なくて
(手術自体は死ぬかと思うぐらいつらかったけど)
手術から1日たってなかったけど昨日の午後には尿管抜いて自力歩行できて
NICUも車椅子で行けたし、食欲もあるし、回復早いみたい(* ´ ▽ ` *)ノ
出産するまで聞かなかったから楽しみにしていた性別は女の子♡
夫も私も一姫二太郎が結婚前の理想だったし
今回はお腹の出方とかでなんとなく男の子かなと思っていたけど
女の子と男の子もどちらもいいねって話してたし
マンションで収納の狭い我が家には同性ありがたい(笑)
NICUの保育器ごしに撮った写真。
スマホは持ち込み不可だから
ミラーレスで撮ってWi-Fiでスマホにデータうつして(^ー^)
28日の深夜に生まれて
夫は私が落ち着くまで&NICUの説明聞くのに3時ぐらいまで病院にいて
一時帰宅して仮眠して朝この命名書を作って
29日の午前中にこの写真を撮ってきてくれました(* >ω<)
長くなるけど、このタイミングを逃したらたぶん私は書かないので
ここで簡単な出産レポと母子の様子を記録しておきます。
5/28、朝からなんとなく腹痛。
でもそんなに張ってなかったし、便秘だと思いそこまで気にせず。
午後に個室へ部屋移動。
荷物まとめるのと片付けに40分以上かかったし疲れた。
夕方、母と娘が来てくれて娘と病棟内を1周歩き
しゃがんでハグして娘との時間を過ごす。
(もしや部屋移動や娘と歩いたりしゃがんだりが出血の原因だったのかなとも思うけど
何もしてなくても出血するのが前置胎盤だから
この日が赤ちゃんにとって出てきたい時だったんだと思う。)
20時過ぎ、軽い腹痛と張り。
看護師さんを呼ぶか迷ったけどそろそろ心音を聞きにくると思い横になって待機。
20:15頃 心音を聞いてもらうと同時に出血。
ほんの数分で昼用のナプキンいっぱいに広がる潜血。
トイレでも止まらない出血。
塊も3回ぐらい出て焦る。
NSTして、車椅子で診察へ。
内診のエコーはまだいいけど、クスコ?が痛い。
たぶん古いたまってた出血が出たんだろうけど
お腹が張るとか出血止まらなければ夜中手術。
落ち着いたら予定通り30日か29日に早まるかもと言われる。
ウテメリンの点滴はもともと30だったのが
20:30に35→21:30に40→22:00に45→22:30に50にどんどんあがる。
NSTではちょこちょこ張ってたけど
点滴あげて一旦寝ましょうとなったところでトイレへ。
落ち着いてた出血がまた大量に。
今までで一番の量でナースコール。
緊急手術になるかもしれないからとスマホを持って診察室へ車椅子で移動。
手術着に着替え、22:46夫に電話。
出血したから緊急手術もあり得ることを
夫と(月曜から泊まりでヘルプに来てくれてた)母にトークルームで連絡してたんだけど
私も一旦寝ることになってたから
電話した時はちょうど夫が寝ようとしてたタイミングだった。
前は緊急になったときの娘をどうするかが心配だったけど
ちょうど母が来てくれてたタイミングだったから
母に娘を任せ、22:55夫は病院へ出発。
その間も全く止まらない私の出血。
診察してもらいつつ、点滴は55に。
予定帝王切開なら前日手術部位の毛を剃られ、
当日手術室で麻酔してからつけるはずの尿管。
緊急だから内診台で剃られ、麻酔なし状態で尿管も内診台でつけられる。
予定帝王切開なら前日の夜下剤を飲んで、絶飲食で
(19:30か20時頃にはごはん食べ終わって、緊急になるかもって言われてからは水も飲んでない)
朝に浣腸して胃の中すっからかんでやるけど
緊急だからそれもできず、大丈夫なのか不安になる。
先生も看護師さんもバタバタ。
私も不安いっぱいだったけど、その反面冷静で
手術や輸血の同意書をすでに出してあること、
手術で使うものや術後に着る服の場所を看護師さんに説明。
同時に手術用の点滴ルートを取られ管だらけになる私。
23:15、夫到着。
先生から夫と私に手術説明。
血栓予防の医療用靴下を履かせてもらう。
この頃ウテメリンの点滴終了。
オペ準備が整い、夫に手術室の入り口まで付き添ってもらい
顔馴染みの看護師さんからオペ室の看護師さんへ車椅子でバトンタッチ。
この間もずっと止まらない出血。
予定帝王切開なら赤ちゃんは確実に無事に生まれてくる自信があったし
辺縁~部分前置胎盤で癒着もあんまりなさそうだったから私自身も無事に終わると思ってた。
でも出血&深夜の緊急帝王切開。
出血止まらなくて多くて赤ちゃんが無事に生まれてくるかも不安だったし
先生や看護師さんも平日昼と比べると万全なメンバーじゃないわけだろうから
自分の命も心配になる。
自己血取ってないんだよね?って手術前に聞かれたし
手術はじまってからも切り方を先生がもう1人の先生に説明してて不安になる。
予定帝王切開なら笑顔で手術にむかえたと思うけど
緊急で不安いっぱいで笑顔になれるわけもなくはじまった手術。
脊椎麻酔は2回失敗され3回目でやっと入る。
ここでまた不安を感じる。
麻酔がきいてきたかの確認。
きいてるけど、徐々に吐き気。
気持ち悪すぎて死ぬかと思った&全身麻酔にしてくれと思った(1回目)。
気持ち悪い、吐きそうと何回か訴え
吐き気止めを入れてくれたのか落ち着く。
自分の頭の近くにいたおそらく麻酔担当の女医さんに
手術の状況を説明してくれるよう頼み
お腹を切られたタイミングとか教えてもらう。
お腹が痛い。
お腹の上に何か重いものをのせられてる感覚。
聞いても何ものってないと言われる。
たぶんお腹やお腹の筋肉を広げてただろうからその痛み(と思われる)。
お腹痛い、苦しい、痛みと戦っていたら
赤ちゃん出てきた!
最初に陽水を吐くようなごぽっとした音が聞こえ
泣き声が聞こえて安堵のあまり涙が頬をつたう。
早産だからすぐには泣かない子もいるって聞いてて
無事に泣き声が聞こえてきたことで赤ちゃんの無事を確認して本当にほっとした。
「23:54、女の子です」みたいなオペナースさんの声が聞こえる。
無事に生まれた安心感とわぁ女の子かぁと言う気持ちで感動。
すぐに赤ちゃんは新生児科の先生と保育器のもとへ。
裸眼で視力0.005みたいな世界の私には取り上げられた時の赤ちゃんのシルエットしかわからない。
眼鏡をかけてくれたけど、その時はすでに保育器で見えず。
うっかり天井のライトを見てしまい
切られて真っ赤な自分のお腹の術野を見てつらくなる。
麻酔かけられた頃もつらかったけど
ここからが第2の試練。
お腹痛い、気持ち悪い、
本当にこれがひどすぎてつらすぎて
死ぬかと思った&全身麻酔にしてくれと思った(2回目)。
お腹痛い、気持ち悪い、と何度も何度も訴え
たぶん軽く眠れるような薬を入れてくれたのか吸入してくれたのか
ここからは記憶がない。
次の記憶は手術が終わったところで
手術室で手術着からパジャマに着替えさせられてたのはぼんやり覚えてる。
用意して看護師さんに持ってきてもらったパジャマじゃなくて
手術前まで着てたパジャマを着せられ「あれ?」と思ったけど
もうそんなの指摘する余裕ない。
そこからまた記憶が曖昧で、ベッドごと運ばれ病室へ。
見慣れた産科の看護師さん達や、左奥に夫が見えたけど声を出す気力もない。
病室でモニターやら血栓予防の機械やらいろいろつけられ看護師さん達は退出。
夫に「おつかれさま」と声をかけられる。
しばらくは話す気力もなく、だいぶ落ち着いてから
女の子だったよって話して
今の時間を夫に聞く。
1時前で、あとから聞いたら私の手術終了は0:45ぐらい。
赤ちゃん出てから1時間たってないし
手術全体でも1時間半かかってない。
心配していた出血量は560ぐらいで輸血不要。
長女の時は普通分娩で1000越えたから
帝王切開なのにすごく出血少ない。
手術前にだいぶたくさん出血したけどね。
翌朝の採血でも貧血どころか
毎日していた鉄剤注射のおかげで数値も良く貧血の心配もなし。
こうして結果だけ見ると、手術自体はとても安全で無事に終わった感じだけど
体感的にはものすごくつらかった。
長女の時がスピード出産の安産だったのもあるけど
その10倍はつらい。
本当に死ぬと思った。
なんで全身麻酔にしてくれないんだと思ったけど
体へのダメージや術後の副作用、回復を考えたら
脊椎麻酔でよかったんだろうな。
でも本当にお腹痛かったし気持ち悪かった。
麻酔してるのに。
術後部屋に戻ってきてからも傷と後陣痛でお腹の痛みと戦う。
手術中に入れてもらった痛み止めの点滴、
部屋に戻ってきてからも痛み止めの点滴2種類、
4時ぐらいに痛み止めの座薬。
時々意識を飛ばしつつ夫と会話。
夫はNICUへ説明を聞きに。
夫が聞いてきてくれた話。
(深夜に聞いた話と、一時帰宅して午前中に聞いてきてもらった話が混ざってます。)
取り上げられた時は泣いたけど
そのあと呼吸が苦しそうで顔色が悪くなったから呼吸のチューブをつけている。
栄養を入れるために手の甲から点滴をして
針金みたいなものを使って肩まで点滴を通している。
おそらく2~3週間は入院。
3時過ぎに夫は帰宅し、10時過ぎに母と2人で病院へ。
私は痛み止めを使いつつ、ちょこちょこ起きつつも3時半~9時ぐらいまで寝る。
午前中は夫だけNICUへ。
そこで撮ってきてもらった写真ではじめて赤ちゃんを見る。
夫と母の帰宅後、昼寝してお昼ごはん。
重湯、コーンスープ、かき玉汁、りんごジュース、お茶。
お腹は空いてるけど食べてると気持ち悪くなり
半分ぐらいで終了。
それでもけっこう食べられた方らしい。
お昼のあともう一度昼寝して
午後はトイレまで歩くことにチャレンジ!
私の場合、28日ギリギリに出産し、手術終了は29日だから微妙なところだけど
28日を手術当日と数え、29日は手術1日目。
歩くか翌日にするか聞かれたけど
出血も少なくて輸血もしてないし
お腹は痛くても早く動いた方が回復も早いからがんばって歩くことに。
起き上がるのは事前に予習して練習もしておいたベッドのリクライニングを使って。
ベッドから歩き出したらやっぱり痛いけど点滴の棒を持ってトイレまで歩き
便座に座る、立ち上がる動作をしてから
ベッドで尿管を抜いてもらう。
そのあとは車椅子でNICUへ。
はじめて赤ちゃんと対面。
口には呼吸のチューブ、胸とお腹と足にモニター、
手の甲には点滴をつけてるけど
やっぱり我が子はかわいい♡
小さくても早く生まれてもがんばってる。
夕方には夫、娘、母がまた来てくれて夫と私はNICUへ。
娘にも赤ちゃんの写真を見せて妹だよ~って説明したけど興味なし(笑)
夜ごはんは食欲もあり、わりと量食べられる。
トイレ2回目からは点滴の棒を使わずすんなり歩けた。
28日、帝王切開が5件あったらしく
私が一番最後だったけど、私が一番元気らしい。
手術自体はものすごくつらかったけど、術後の経過は良い方でそれは救い(^^;
赤ちゃんはNICUに入って退院遅くなっちゃうけど
私は夜や午前中、搾乳以外は好きに過ごせるし
長女はずっとパパと2人暮らしだったから
いきなり赤ちゃんも一緒に4人暮らしになるより
一旦私が先にもどって3人暮らししてから赤ちゃんをむかえるのでちょうどよかったのかも(*^^*)
今日行ったら赤ちゃんは呼吸のチューブ取れてすっきりしてた☆
術後2日目、今日の赤ちゃんと私のことも書きたかったけど
ごはん食べると気持ち悪くなってつらいから今日はこのへんで。
緊急帝王切開は想定外で不安いっぱいだったし
痛い思いもつらい思いもたくさんしたけど
個室にうつっていたこと、母が滞在していたタイミングだったこと、
何より術後の出血が少なく母子ともに無事に出産を終えられたことが本当によかったです(^ー^)
もしこれが最初の出産だったら、私は2人目は考えられなかったと思う。
手術自体はそんなにトラブルもなく終わったんだと思うけど
妊娠中に感じた死への恐怖
エンディングノートを書くことを考えたし
自分のお葬式を想像してしまったし
(娘は「ママー」って泣くのかな?
姪っ子は「○○ちゃんー(私の呼び名)」って泣くだろうな、とか)
手術にむかう前に「私に何があっても○○ちゃん(長女)が赤ちゃんを嫌いにならないようにしてね」って夫と母に言うつもりだったし
(緊急だったから言うタイミング逃したけど)
自宅安静中や入院初期にしょっちゅう泣いてた。
子宮全摘出や大量出血のリスク、調べれば調べるほど怖くなった時期もある。
「出産は命懸け」
どこか他人事でドラマの世界だけだと思ってたけど
緊急だったから余計にそう思って手術台に登った。
出血~手術までの流れは本当にドラマみたいだった。
一番はこの恐怖と手術中(&術後)の痛みだけど
自宅安静や入院もつらかったし、
仮に次を妊娠した場合、
前置胎盤で帝王切開したら次も帝王切開だし
また前置胎盤になるかもしれない、
帝王切開の傷痕に癒着するかもしれない、
前置胎盤だったらまた入院やいつ出血するかわからない気持ちと隣り合わせで過ごさなきゃいけない、
という恐怖を抱えながらの妊娠や出産に耐えられる気がしない。
だから3人目は絶対に考えられない。
女の子2人だと、親戚や知らない人に
「次は男の子を生まないとね」とか言われるかもしれないけど絶対無理。
もともと子どもは2人の予定だったし
こんな思いや体験はもうしたくない。
次女はかわいいし生まれてきてくれて嬉しいし
長女のときと全く異なる今回のことはいい経験になったとは思う。
母は強しっていうけど、強くなったと思う。
でももう1回は精神的にも肉体的にもきっと耐えられない。
「帝王切開は陣痛なくていいわね」とか言われたら発狂する。
母には入院中にちょこちょこ話したから私の方の親戚は言わないだろうけど
夫側の親戚に余計なこと言われないように
義母とのLINEで次女の写真と様子を報告しつつ
自分の手術や術後のつらさも訴えておいた!
実際毎年亡くなってる人がいることや
私もその覚悟をしていたことは知らないかもしれないけど
もし親戚とかでそういう話になったら超アピールする←小賢しいw
もっと痛い思いやつらい思い、怖い思いをした人はいるだろうし
結果だけ見れば、母子ともに無事で出血も少なく子宮も残り術後の経過も良好で何も問題なく見えるけど
それでも私はここに至るまでがつらくて怖くて
そんな弱気な気持ちをここに記録させてもらいました。
不快な思いをさせたらごめんなさい。
こんな長いレポを読んでくれた方がいたらありがとうございます!
入院中にLINEに付き合ってくれた友達やママ友、
ブログで応援してくれたブロ友さん達、
手術が今日予定だったから激励LINEをくれた友達やママ友、
何より育児と家事と仕事と出産関係のもろもの雑用をこなし私を支えてくれたスーパーワーパパの夫、
不自由させてしまったけど2人暮らしと保育園を楽しんでくれてたっぽい娘、
たくさんサポートしてくれた母と義両親に
心からの感謝を込めて。
こうやって出産を振り返るだけでだらだら泣けてきちゃう。
いつかちゃんと夫や家族にも面と向かってお礼を言えたらいいな。
大好きなかけがえのない2人の娘と夫を大切に
これからの日々を楽しく過ごせますように。