すっかり忘れていたが解禁日である。
もう20年近く日本の自然渓流には入っていない。
そもそも淡水系の釣りは滅多にやらなくなった。

仕事中にたまたま令和3年度の遊魚券販売の看板を発見し、そこで今日が解禁日だと言う事を思い出した。リバーシーバスにはまだ早いがこの際今日年券を買って夕方少し昔通った川へ行ってみる事にした。

こんな時、何でも使えるショートロッドが活躍する。思いたって時にさっと取り出して釣りが出来るのだ。

このタックル仕立てだと、渓流、中流河川、バスやコイ等のウォームウォーター、アジ、メバル、フッコ、カマス等のライトソルトウォーターと応用範囲がとても広くて助かる。

夕方現場に着いて先ず思った事は、圧倒的に暖かいと感じた事だ。では実際は如何なのだろうと思い20年前の気温を調べてみた。

結果驚く事に最低気温も最高気温も20年前から比べて6度アップしていた。20年前から徐々に気温が上がり続けている事もデータは示しており、この川周辺では温暖化が進んでいるようだ。

肝心の釣りの方だが、コレがさっぱりダメだった。先ず魚がいない。ハッチがあってもライズ無し、淵を覗き込んでも小魚1匹すら見えなかった。おまけに釣り人もかなり少なく、解禁日にも関わらず3名しか見かけなかった。

過去の実績ポイントを三箇所だけ巡ったが結局ノーバイト。ライズも無ければ魚影も見つける事が出来なかった。日本の河川の悪い所を正に見せつけれれた感がした。

ここの漁業組合は圧倒的にアユの土器壇上で、ヤマメ、アマゴは蔑ろにされている。理由はアユを食べるからである。それに加えて狭い渓流から根こそぎ魚を持って帰る日本人?アジア人特有の習性も加わり、何処かの団体がプロテクトしない限り日本の渓流は速攻で壊滅するのだ。

かつてこの地位域はとあるプロショップがプロテクトしていて放流量もそれなりにあった。解禁日には有名プロや有名人が訪れ、雑誌にも取り上げられる事が多かった。

そこのオーナーは既にお亡くなりになり、ショップのチームはなくなり、殆どの方は釣りから離れていってしまったのだろう。

最近ではその河川の情報は消え去り、噂も全く聴かなくなった。そうなると魚が消えるのは速攻である。かつては当たり前だった景色はあっという間に無くなったのである。

恐らく何処かには放流しているであろう。そこの場所をいち早く嗅ぎつけるか、漁協の人間に聴いて釣りに行かなくては釣れない状況だと思う。しかしその場所も今月以内に殆ど釣り切られ今年の渓流シーズンは終わりである。

河川の壊滅は海の比較にならないぐらい早い。世界中できっと同じ事が起きているのだろう。自然保護に力を入れている地域は辛うじて魚が息づいているはずであるが、それも本来在るべき姿の自然では無くなっているのが実情だ。それこそが私が自然渓流から足を遠のけている原因の一つである。

今年の3月はまだ渓流に行ける時間がありそうなので、後数回は渓流を徘徊してみようと思う。