お世話になっていたプルデンシャル生命の担当者が定年退職で辞めてしまったので、後任の方が挨拶にいらっしゃいました。

プルデンシャルで加入している保険(主契約)は終身保険と米国ドル建リタイアメント・インカム 【米国ドル建年金支払型特殊養老保険】の2つです。

今回は後者の見直しに就いて新担当の方に相談しました。

リタイアメントインカムは基本的に養老保険なので、月332$の保険料を65歳まで払って17.2万$を一時金で受け取るか、毎月1,000$を終身年金でもらうことになります。

15年前は予定利率もよく個人が外国株を買うのが難しい時代でしたが、最近は気軽に外国株を買える様になったので保険からnisaへ資産形成の軸を変更しようと考えています。

ポートフォリオの一部として、現金の代わりに2千万円程度の保険を加えておくと言う考えです。

さて50歳払い済みにした場合、65歳時点養老保険としての満期金は10万$になります。

年金でもらう場合は10年保証付きで毎月581$が終身です。

一見すると年金でもらう方がお得になりそうですが10年保証を超えて死亡した場合、受け取った年金額か養老保険の満期金のどちらか多い額を受け取って終了になります。

まあ自分の生活費用の保険ですね。

奥さんや子供のことを考えるともう少し残しておきたいと考えて、満期金の10万$FIRE4%ルールで運用したらどうなるのだろうか?と計算してみました。
税引前で年45万円弱を受け取れそうです。
岸田首相の増税を加味して25%課税を引くと年34万円弱ですが配当控除を使うともう少し増えるかな?

同様に65歳払い済みになる終身保険70歳で解約すると約1千万円が返戻金になるので、こちらも同じ運用とすると併せて年87万円ぐらいです。
これに401k(退職一時金扱い)とリタイアメントインカムの掛け金分を積立nisaで運用した分など、すべての収入から社保と税金を引いた手残りは月40万円ぐらいに(公的年金を除いた分)なりそうです。

リタイアメントインカム終身保険年金として受け取ると死亡時に無くなってしまいますが、この方法だと自分で資金運用をする代わりに、定期的に配当を貰いつつ元本分はあまり毀損せずに残せそうです。

問題は60〜65歳の間です。

勤務先は現在のところ60歳定年65歳まで雇用延長、70歳までご自由にどうぞです。

ただし、雇用延長の時のお給料は現役時代の4割になるので約400〜450万円の見込みです。

子供が順調に大学を卒業するのが63歳の時なので、この金額だと少し心許ないですね。

そこで401K1,500万円NISA500万円60歳で一旦受け取り、FIRE4%ルールで運用するシミュレーションをしてみました。

※株の配当は、岸田ショックで買い付けの複利効果が落ちるのを折り込んで少し下げています。

400(嘱託給与)+200(配当等)=600万円(年収)とすると手取りで500万円弱になるので、月40万円だと少し残業すれば何とか乗り切れそうですね。

先日、会社のFPさんにこのシミュレーションを見せたところ、まあ妥当な線とのことでしたので、当面はこれで行こうと思います。

誰かに煽られて漠然と老後の心配をして無駄に溜め込んでも勿体ないので、キチンとFPさんと相談しながら準備をする方がいいですね。