kiの会 ソロコンサート
無事に終演致しました。
ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。
そして今回のコンサートを企画し、
出演者全員に指導をしてくださった
kiの会代表の山下美樹様
本当に本当にありがとうございました。
さて、そんな師匠の無茶振りから約3か月間
クラシック歌手として、泣いたり、笑ったり、大笑いしたり、爆笑したりで
なんとかデビューを果たした昨夜。
決して満足のいくステージにはなれませんでしたが
今では新しい宝箱を発見したようなワクワクした気持ちでいっぱいです。
関係者の皆様、ありがとうございます。
ソプラノ歌手としての初舞台は、なんとも波乱万丈な10分間でした。
高い音は出ない!と思いこんでいた私の声を一瞬で開拓してしまった師匠には
本当に驚きです。
そんな師匠のドレスに身を包み、ド緊張の中、コンサートのスタート。
司会もいなければ、アナウンスもない。
予ベルも本ベルも、
緞帳も、マイクもない。
時間になったら、勝手に登場しお辞儀をする。
私には全く未知の経験。
しかも、トップバッター。
膝はガクガク・・・客席では師匠がひたすら心配そうに見守ってます。
「大丈夫。信じろ!」って顔で見守っていてくれましたが
師匠のハラハラ感が伝わってくる。
「うん。私、大丈夫よ!」と心の中で思いながらも
震える膝・・・やばい~~~
そんな私を終始サポートしてくださったのは
共演者であるピアニストの中野友裕さん 。
普段はステマネとMCとしてのお付き合いですが、
今回は共演者として、同じ板の上に立ちます。
もともと、ステマネとして勝手に信頼しているせいか
共演者としての安心感は
まるで魔法の呪文のようにイタリア歌曲を歌い。
その呪縛から解かれるかのように
2曲目の「浜辺のうた」で客席にやっと視線が送れるようになる。
3曲目は、雰囲気を変えて明るく入りたい。
そう思いながらピアニストとアイコンタクトをとると
良い感じの笑顔が返ってくる。
その素敵な中野君スマイルにつられ笑顔で前を向く。
「同じ楽譜、同じ楽器を使っても、
この曲のこの空間は
中野君とさとみんにしか作れない空間になるんだよ」
稽古中に言っていた師匠の言葉を思い出す。
・・・といっても、彼の素晴らしい演奏に
おんぶに抱っこ状態の空間でしたが・・・。
なんとか3曲目も歌い終わり、「この感覚、面白い」
と思い、曲間にピアニストを見る。
変わらぬ彼の笑顔・・・
お互いアイコンタクトをとって、キラキラとした中野くんの演奏が始まる。
今回の歌った4曲うち一番好きな音色の瞬間・・・
中野くんのピアノに思わず聞き惚れてたその瞬間、事件はおきるのでした・・・・。